月曜日, 7月 06, 2020

トランプも観るべし!キーン大統領の決断!!

 先週、Netflixで最近配信されるようになった「HOMELAND」のシーズン7を一気見しました。主役のCIAの女性エージェント・キャリーの双極性障害による、事象の極端化、深刻化は相変わらずのですが、時期が時期だけに注目したストーリーとテーマがあったように思い、書き留めておきたいと思います。
 それは、このシリーズ中では大統領になっている女性のキーン大統領が、シリーズ後半のエピソードで一旦は閣僚たちよる弾劾にあい、失脚しますが、キャリーとソールたちの特殊工作チームが敵地ロシアで作戦を実施し、証人を奪還し、アメリカに連れ帰って公聴会でロシアがアメリカ政権、特にホワイトハウスを混乱に導き、政権の弱体化を工作した事実を明らかにすることで、大統領は弾劾の窮地から復活し、再度大統領に返り咲きます。注目したのは、その後のことです。
 一旦は大統領職に復帰しますが、復帰直後のアメリカ国民へのテレビ放送で、スピーチ・ライターの用意した原稿ではなく、自ら、自分の考えを滔々と訴え始めるのです。その内容とは、「政権の歪みに付け込んで、政権弱体化を狙ったロシアの企みは排除した。しかし、政権内、議会との関係や国民の間に亀裂と分断を作り出した責任は私の政権運営にあり、責任は自分にある。したがって、自ら職を辞し、副大統領に大統領職を禅譲する」と、一方的に発表するのです。注目点は、分断とアメリカの国是である民主主義の基本理念を無視した政権運営を反省し、潔く、自ら退く点なのです。
 さて、トランプ大統領はこのドラマ見ていないとは思いますが、イメージ戦略を担当するバッアップ部隊は当然モニターしているはずですし、このプロットを用意した製作陣の根性を凄いと思うのです。
 その意味では、「the good fight」の中でのエピソードに、同じような製作者の根性を感じたエピソードがありました。「the good wife」のスピンオフ作品で、弁護士事務所の女性社長を中心に話は進みますが、盛んに現政権のエピソードが盛り込まれています。企業買収に伴うホワイトハウスの介入や政権に敵対すると思われる会社や個人への盗聴、そして警察をはじめ、CIAやNSAをはじめとするあらゆる国家機関による妨害工作が、次から次へと盛り込まれています。明らかに反トランプなのです。
 そんなエピソードの中でも一番強烈なのは、トランプがかつてロシアのホテルで女性たちを部屋に連れ込み、ベッドでの放尿シーンを撮影されていたと言う事案でしょう。このエピソードを見たとき、アメリカはジャーナリズムだけじゃなくて、エンターテイメント作家、製作陣も、本気になっているなと感じました。この事実を証明する写真の存在があり、それを巡って、民主党側との取引に出ていくのですが、その結末も、現アメリカを象徴していたように思います。結局、強権的、独裁的な政権のやり方に恐れをなしている民主党側が手を引くのです。あまりにも危険極まりないとして。今、アメリカには、トランプをヒトラーに擬える人々が、実は大勢いるんですね。

アマゾン・プライム・オリジナル作品「しろときいろ」

 アマゾン・プライム・オリジナル作品で、日本のドラマ「しろときいろ」を観ました。ドラマも、いろいろありますが、最近の傾向として、刑事物であれ、弁護士物であれ、青春物であれ、なんかストーリーとその折々のイベントを描くにあたって、パターン化していると、常々思っています。だから視聴者は、ある予定調和をイメージしながら視聴しているのではないでしょうか。そこには製作者側の、こうすれば視聴者は一定の評価と反応を示してくれるはずだと言う、一種の経験則を忠実に履行しているように思われるのです。
 ところが、この「しろときいろ」については、制作姿勢と演出法に、何か新鮮なモノを感じました。実話があり、その制約もあるのでしょうが、丁寧に、誠実にドラマ作りをしている姿勢が感じられて、とても好感を持ちました。オープニング・タイトルで主演の川口春奈さんが街中を疾走するシーンがありますが、その姿、爽やかで、フレッシュ感に溢れており、それだけ見ても、わたしは充分に楽しめたのです。連続テレビ小説の「あまちゃん」や「なつぞら」を視聴していた感覚に近いものを感じており、お勧めです!
 ただ、一つ惜しいな~と思うことは、ハワイ独特の自然の環境の美しさや南国の街角の風情などがもう少しシーンの中に登場してもしかった。その意味では、アメリカドラマの「HAWAII50」は、凄かった印象が強いですね!

土曜日, 6月 08, 2019

「智」を共有したねぇちゃんとまこっちゃん  〜葬儀に参列して知る仏縁の意味〜




  叔父の葬儀へ向かう車中の暇つぶしに、叔父の思い出を手繰りよせよう。この叔父は、母方の三男坊、母とは、「ねぇちゃん、まこっちゃん」の間柄だった。女三人男三人の六人兄弟。我が母は長女であり一番若い叔父を、なにかと気遣っていた。叔父も、ねぇちゃんのことを大事に考えてくれていたことは、子供ながらにもよく理解できていた。ある意味、母の助言は、叔父にとって絶対だった。時には、有無を言わせない命令だったかもしれない。昭和45年の春、私は東京教育大学農学部を受験した。合格し、高校の担任からは知らせが来たのだが、肝心の大学からの通知が遅れている事に業を煮やした母は、叔父に命じて、合格者掲示板を観に行かせた。叔父は忙しい銀行マンだったはずなのだが、間も無く電話してきて、確かに私の番号があること、記念に写真を撮影したから、焼き付けて送ってくれるとの事。ようやく母が納得したのを観て、親父もわたしも、やれやれ、これでよしこれでよし、ようやく家内平穏がやってくると、安堵したものだ。大学時代も、たぶん、我が母との示し合わせがあったかどうか、いまや確かめようがないのだが、何の前触れもなくキャンバスにあらわれて「よぉ、哲夫!どうだ調子は?」といった感じで、驚かされたものである。その都度、東京の美味いものを奢ってもらった。帰り際に、ぼろりと、「家に電話しておけよ!」の一言! 重荷にならぬようにと軽くいうのだが、ずしりと響いたものだ。このように始まった私の大学生活だが、気がつけば、叔父は東京生活のオアシスになっていた。寮食や学食に飽きた頃に食べさせてもらった江戸前の寿司や天丼の味は、格別だった。野球の長嶋選手より、たしか4歳年上の叔父は、大学が同門であり、構内で長嶋を見かけた時の話を、さも誇らしげによく話していた。実に颯爽としていて、惚れ惚れと眺めていたらしい。巨人ファンだったかは知らない。今日はそのことを、喪主の長男に聞いてみようか。
  実は昨年の夏、叔父は連れ合いに先立たれている。私にとっては、いつも穏やかで優しい叔母だった。この夫婦の仏前結婚式に出た幼い頃の記憶がある。幼少の私は、昂揚した二人の恥ずかしげな表情をよく覚えている。叔父にとって生家であり、地域の中心的なお寺での仏前結婚式だった。私にとっては人生初の結婚式への出席だった。すべてが新鮮で、興味津々だった。お寺に着いてすぐに、驚かされたことを覚えている。新郎の叔父が鍬とスコップを持って、お客さんがお御堂へあがる参道の一部の泥沼化した窪地の整備をしていたのだ。あるいはお御堂でのお式の後、夫婦揃って退室する通り道だったかもしれない。でもその時は、「え、どうして新郎がそんなことをお式の当日にやっているの?」と、幼心にも不思議に思ったものだ。そしてこの日から、新婦の叔母ちゃんに会うたびに、必ず優しく声をかけてくださるようになった。会えば必ず優しく、声を掛け続けてくださったのだ。その正代おばちゃんが、昨年の7月になくなった。それ以来、叔父は寂しげに元気がなくなり、日に日に精気を無くしていったらしい。
  叔父に想いを馳せる時、欠かすことができないエピソードがある。高度経済成長期の東京で銀行の営業マンとして、まさにモウレツに働き60歳で定年となった叔父は、そこから寺に育った息子としての本領を発揮しだすのだ。築地の本願寺の研修施設で得度し、浄土真宗の僧侶資格を取ったのである。爾来、叔父は地元の市川を中心に、必要とあれば市川を出て、遠くは都内23区へも駆けつけての布教活動を始めた。しかし、往往にして人生の希望的な転進の時節には、大きな試練が付きまとうものだ。布教活動を始めて1年ちょっと経った頃のことだ。多分、銀行時代のストレスが起因となっていたのであろうが、胃がんを発症し、胃の全摘手術を受けることになった。入院生活は約半年にも及び、当時就職していた私は、例のごとく母に命令され、何度か都内は赤坂の近くにあった入院先へお見舞いに行くとこになる。入院は長引いたが回復し、食事上の不便は残ったが、見事ガンからの生還を果たしたのだ。外へ出かけられるまでに回復すると、各ご家庭の法事や葬儀に、再度猛然と立ち向かい、同時に檀家をじわりじわりと増やしていった。さらに、自宅を生家の寺院の分院として、お寺にしてしまったのだ。
  ところがここで、生家の小松と我が母のいる福井で、大騒動が持ち上がってしまったのだ。当時、生家のお寺は、この六人兄弟の長男が住職を務めていた。その長男住職が、「ワシに詳しい相談もなく分院を建てるなど持っての他だ」と言い出したのだ。それに対して、幼少の頃から擁護し続けている我が母は、まこっちゃんの決断と行動を絶対支持して、「にいちゃん!なんてことを言うの!私はすごく良いことだ思うし、絶対に最後まで応援するから、にいちゃんも認めてやって!」と、大論争が勃発したのだ。他の兄弟たちも、微妙に立場は違えど、ほぼ我が母と同じ気持ちだったように思う。
  今回、市川の地に降り立ち、その当時の叔父はどうだったのだろうと、自然とその頃の叔父の意識に、私の想念は向かっていった。北陸は小松と福井の間で繰り広げられている長男と長女の言い争いを、どのような心境で捉えていたのか、すごく気になりだしたのだ。しかし、これは感覚的な言い方しかできないのだが、これこそほぼ正解だとも直感が言っているのだが、「ねぇちゃんとにいちゃんの私についての言い争いなど、ありがたいことではあるが、どうでも良いじゃないか! 目の前に僧侶を必要としている状況がある限り、私はその方々のお世話を誠心誠意するだけだ」。空間的距離感は、時に人を客観的にしてくれるものだ。叔父にとって、長男vs長女の北陸戦争など、「我関せず!どうぞお互い好きにやりあってくれ! 私は仏縁を大事にお参りに行くだけだ」との、明鏡止水のような心境だったのではなかったかと、確信した。
  この思いは、通夜会場に入り、長男である喪主に会い、通夜の読経を体感し、通夜振る舞いを他の従兄弟や縁者たちと共にして、さらに確信の度合いを深めていく。従兄弟にあたる喪主の長男は、親を見習い、また自身も信念を持って、叔父と同じように築地本願寺で31歳の時に得度している。近年は叔父を手伝ってもいた。昼は日本有数の広告代理店、それも過労死問題で話題になるくらいの超有名広告会社の社員として働き、家にあっては叔父を手伝い、分院の運営と維持に努めてきていた。この長男の葬儀当たっての立ち居振る舞いを観ていて、確信を深めていったのだ。
  いくつもエピソードがあるのだが、その最たるエピソードを最後に書き留めたい。葬儀には戒名を入れた位牌がいる。その戒名を喪主である長男は、本家筋、この場合小松の生家筋になるのだが、どうしたら良いか、相談したらしい。本家筋の回答は、「あなたも僧侶なのだから、自ら決めれば良いのでは」と言うもので、何の助言もなかったという。そこで、彼は通夜の前日、様々な仏書を見たりして考えたそうだ。深夜約5時間以上、考え抜いた。そして本家の境内で営んでいる幼稚園の名称に着目し、そこから一文字いただくことにした。その文字は「智」。出来上がった戒名は、「智明院釋了實」。「智」を入れたことで、本人も得心の戒名が出来上がったそうである。本人の表現を借りれば、「スゥーと、胸の内に落ちていった」。
  さて、この「智」は、六人兄弟で最初に仏様になった我が母の戒名にも使われている。我が母の戒名は、「智道院釋尼浄華」である。この戒名は私が本家の住職で、我が母の兄に頼んで考えていただいたものだ。戦後、母は祖父と一緒に、寺の境内で幼稚園を始めた。その名称が、「智光幼稚園」である。この幼稚園は、今や従兄弟の息子が園長先生を務める時代になっている。喪主の貴雄は、このような経緯で「智」が既に使われていたとは知る由もなかった。しかし図らずしも、同じような思考回路から、自らの親の戒名を本家筋から拝借し、堂々と僧侶らしく戒名を作り上げたのだ。
  喪主の長男が、感覚思考と感性飛翔の末にたどり着いた叔父の戒名を観て、驚き、嬉しさが込み上げてきた。「ねぇちゃんとまこっちゃん」は、同じ「智」の文字で始まる戒名を共有した。それも、次世代の主人たちの目の見えぬ糸を手繰り寄せるような感覚思考の末に、導き出されていた。そして、何かを共に共有するシンボルの「智」となった。喪主の長男に、我が母の戒名の由来と作成の経緯を告げた時、彼は「これこそ仏縁ですね」と言った。私もそう思う。

金曜日, 4月 05, 2019

内田裕也さんのロックンロール葬に想いを馳せて


先日、内田裕也さんのロックンロール葬が東京は青山葬儀場で営まれたそうです。スポーツ紙系のサイトには、喪主を務めた内田也哉子さんの弔辞が全文掲載されていました。昨年亡くなった母であり裕也さんの奥さんだった樹木希林さんの葬儀の際にも弔辞を述べ、その際もその内容が詳細に報道されていましたが、その時から、この方の文学性とでも言えそうな、いや、私は相当に感じ入っているのですが、思想力(イデオロギーとしてではなく、想い、想いはせる力という意味で)とでも言える、言葉の魔術とでも言えそうな特殊なリテラシーに注目するようになりました。考える力を振り絞って出てきたのか、あるいは自然に溢れ出てきたものかはわかりませんが、多分、ご両親のDNAを引き継いでいるには違いないのですが、とにかく、思想力が凄いのです。
内田也哉子さんというお名前に初めて出会ったのは、アニメのDVDのライナーノーが初めてでした。ジブリと共同して出した「レッドタートル」の監督であるマイケル・デユドク・ドウ・ヴェッットさんのアニメ作家としてのデビュー作品と言って良い「岸辺のふたり(FATHER AND DUAGHTER)」という8分間の短編アニメがあります。教員時代、アニメを志望する学生たちに必ず鑑賞させていた作品ですが、このアニメを収めたDVDで、内田也哉子さんが原作の絵本の翻訳者になっていたことを後に知りました。ですから改めて内田也哉子さんというキャラクターに注目してみたい気持ちになりました。そしてこの記事は、裕也さん希林さんへの弔意の表現としてみたいと思います。


木曜日, 4月 04, 2019

やはり天ぷらは揚げ立てがいいね!

春の山菜のえぐみを求めて、こごみ、タラの芽、行者ニンニクの替わりにエシャロット、そしてマイタケにインドネシア沖からやってきたブラックタイガーのエビ天。我ながら、美味しい出来に、大満足!今回の大発見は、エシャロット!これが、実に甘くて、他の苦味を中和していました。実は天ぷら、なかなか作りたくても煩わしさが先に立ち、これまで手が出なかったのですが、退職中の風来坊、焦らず、端正に調理できました。揚げたてを、天つゆバージョン、ゆず塩、抹茶塩、梅塩バージョンも試し、次回にイメージを膨らませています。


金曜日, 2月 15, 2019

凄いな、立派だな、日本の女性アスリートたち!


先週末から今週にかけて、女性アスリートの話題が次々と飛び込んできました。フィギュアスケートの紀平梨花さんの四大陸選手権での逆転優勝、テニスは大坂なおみ選手のサーシャ・コーチとの契約解消の件、そして、天性のスイマーと期待されている池江璃花子選手の白血病の告白と闘病への流れです。それぞれ凄いと思うのですが、中でも池江さんがSNSへ投稿した闘病宣言を読んで、10代でも厳しい環境で鍛えられた人は聖人のごとく、人間性が昇華するのだと感じ入っています。大阪なおみ選手が全米オープンで勝利した時のスピーチ「私は観客の皆さんが何を期待していたかをわかっています・・・」とコメントしたのと同じくらい、胸を打たれました。御代がわり春、これからも日本の女性アスリートたちから目が離せませんね。今週末の競馬のG1では、Dr.コバさんの持ち馬コパノキッキングでG1に初挑戦する藤田菜七子ジョッキーの動向も、気になりますね!事前にDr.コバさんは彼女の名前にちなんで、7枠が欲しいと言っていたそうですが、その通りの7枠11番を引いたそうです。何かが起きるかもしれないです。

木曜日, 2月 07, 2019

研究室を断捨離!


80パーセントの安堵感、20パーセントの疲労感、その20パーセントの中の5パーセントほどは寂寥感もあるかもしれません。21年間に渡り世話になった大学の研究室を大掃除して、書籍や講義資料に埋もれていた部屋をすっからかんにしました。4日、5日と、2日かけて、5日には学生有志2名の応援も受け、断捨離決行。写真のように、綺麗になりました。5日の夕刻には手伝ってくれた学生たちを焼肉デナーにご招待し、思い切り散財しましたが、実に楽しかった。てな訳で、これからはブログを地味に復活してまいります。


水曜日, 10月 17, 2018

七輪がやってきた


数日前に届いた石川県珠洲産の珪藻土を切り出して作られた四角い七輪と岩手からやってきやなら炭。ようやく試せる段取りがつきました。幸いにも、福井市にはいまだに炭を扱っている燃料店があり、なら炭5キロ・2千円で分けてもらいました。このお店の顧客は焼き鳥屋や居酒屋さんがほとんどで、店主さん曰く、「福井は焼き鳥王国でたくさん焼き鳥屋さんがあるので、うちも生きながらえています。さもなくば、とうの昔に廃業ですよ!カッカッカカァ」とのことでした。うちは約30年前からIHを使っており、生火で調理することがありませんでしたが、夏にミニストーブ+固形燃料でご飯を炊いてから、実は、生火で調理をしたくてしたくて、ムズムズしていました。そこで、思い切って、七輪を手に入れて見ました。実験は屋内で行いますが、行くゆくは野外へ持ち出して、BBQや、それこそサンマやお魚の干物を、遠赤外線たっぷりの炭火で調理したいと思っています。今晩は、予告編です。明日以降に、本編をご紹介できるかも、です!


土曜日, 10月 13, 2018

私の定番、サッポロ一番塩らーめん

GoogleもFBも、会員情報が何十万という単位で流失しているとか。これは、多分自分のデータも含まれているかもしれない、と疑っておいたほうが今日的かもしれないですね。そういえば、ここ2週間ほどの間に、AppleIDを語ったフィシング・メールが届いています。iOSでもMacOSでも使用したことのないアプリの年間使用料の請求だとかなんとか.......!!!全て、無視していますが、本当に請求されたらどうしようか、などという心配をしていたのは約10年前頃まででしょうか。もう、無視、無視! 
さて、今日の晩飯は、大好きな「サッポロ一番塩らーめん」なのでございます。湯どうしされた野菜、チャーシューの切り落としをあしらって、豪華に行きました。推奨のお水の量は500ccなのですが、そうすると塩味がきつくて、今日は600ccで調理。野菜の効果もあって、素敵な塩味に仕上がりました。スーパーのお惣菜のポテトサラダに梅のおにぎり1個。誠に適量の晩飯となりました。次に、このブログの右側に広告が出るようになっていますが、AdSenseを復活させてみました。多分、ここに出てくる広告は、私が通販サイトを物色しているその傾向が反映されてくるのではないかと想像しています。これも、メディアウォッチングの一環ですので、大目にみてくださいませ。

木曜日, 10月 11, 2018

Youtubeに嵌っています


このところYoutubeに嵌っています。もう、既成放送局の番組はほとんど見なくなりました。でも、ニュースやBSの品質の高いドラマなどは、たまに見ているかぁ~。楽しみとして(エンターティメントとして)、また積極的に知りたい商品のレビュー・コーナーとして、今やYoutubeは、私の生活に欠かせない存在になってきました。今日は、チャンネル登録している二つの番組に焦点を当てて紹介して見たいと思っています。
まず、最初に紹介するのは、私流に無理やり日本語読みすると、「アルマザン・キッチン」というチャンネルです。セルビア人シェフが、セルビアの森に入って、野外で焚き火をし、独自の調理道具を駆使して様々な調理を紹介しています。この番組の特徴は、まず、主人公のセルビア人シェフが、一切、説明的なことは語らず、ただただ仕込みから最終的な仕上がりまでを、4K映像で丹念に紹介している点です。日本人ユーチューバーのように、説明過多、タレントばりのくさい演技でネタ披露に終始するような品の悪さが全くなくて、とにかく4K映像の迫力と、野外ゆえの困難さを独自の調理哲学で解決していくスリリングな展開も魅力です。私にとっては、「絵をみれば、全てが理解できる」という映像の本質を徹底的にチャンネル・ポリシーにしているところが、新しいメディアの使い方として新鮮で、とても興味深いのです。川の流れる森の中の土手に、ポイと板切れをおいたかと思うと、そこに「Kitchen」とテロップが打たれ、あ、あそこで調理を始めるのだと分かるのですが、時にはそれが雪の上だったりしますから、とにかく面白いのです。明らかに中華包丁からヒントを得て特注した大型のナイフを使用しており、シェフも中華の修行をしたことがあるはずで、時には中華鍋も出てきます。このあたりに今という時代感覚、調理の世界のグローバル化が透けて見えきて、その意味でも興味が惹かれますね。とにかく、グダグダとした説明、解説が一切ないことが、一番心地よいのです。また、4K映像の色彩豊かな映像美に、毎回、お腹がグゥーグゥー鳴っちゃうのです。登録者総数160万人。リンクを下に出しておきますね。

さて、もう一つの番組は、最近見つけてこのところ毎晩過去にアップされた動画をできるだけ時系列に沿って追いかけているチャンネルです。
このチャンネルはShawn Jamesさんという50代一歩手前のカナダ人の男性の記録的なチャンネルですが、最近、事業に失敗して、その昔、21歳の時に小さなキャビンを1人で作った経験に立ち戻り、オンタリオ湖畔の原始林の中に入り込み、1人でログハウスを2年がかりで作り上げるというストーリーなのです。チャンネル名は「My Self Reliance」となっていて、無理やり日本語化すると、独立独行、あるいは自尊独立と言った感じの世界になるはずです。事業に失敗し、資産を整理しながら、自由に、自分の感性の赴くままに森の生活を始める物語です。このチャンネルでは、season1~season3までに進んでいますが、途中からはYoutube側のプロモーションであろうと想像していますが、「THE LOG CABIN」シリーズとして売り出し中のようです。この方の場合は、時折、説明が入ります。それを聞いていると、自然の中で、自由に暮らすことの大事さがよく伝わってくるのです。時々饒舌になる場合もありますが、コンパニオン・ドッグの「Cali」(メスのゴールデン・リトレバー)との自然な交流には癒されます。さて、このチャンネルの凄いところは、圧倒的な原始林の中で、最小の道具から立派なログハウスが出来上がるまでの感動的とも言えるストーリーが、ほぼ演出なしで、全て追いかけられるところです。私も経験がありますが、家屋や建物を考えるという行為は、日頃使わないところの脳細胞をフル稼動させて考えるものですが、そのプロセスが実に面白くて、例えば、ある作業をしている映像が流れ、視聴者は何になるのか想像つかないのですが、でも、出来上がりを見て、納得し、仕込みの巧妙さや慎重さが後々理解できる構成になっている点です。とにかく、丹念にドキュメントして、適切な尺で編集し、アップしてを繰り返すうちに、こちら側にも独自の世界が作り上げちゃっている訳です。この意味、映像的な独自世界という意味ですので、お間違いなく。こんな番組は、既成メディアの通常番組では作りようもなく、特別番組仕様で追いかけない限り完成しません。例えば、NHKスペシャルのようにお金と時間と人材を投入して作る特別番組のような。そんな特別も特別な映像を、視聴者は思う存分楽しめちゃうのです。これは、実に素敵なことですよね。現在は、サブチャネル化した「THE FOREST KITCHEN」もシリーズ化して、森の恵みを生かした料理も紹介するようになっています。こちらも、「アルマザン・キッチン」同様に野性味溢れるお料理の数々を堪能できて、私には、嫉妬したくなるくらいに、素敵なのです。チャンネル登録者数56万人。
素敵なイズムの映像化というドキュメンタリーの世界のようなメディアですが、この世界、明らかに新しい文化、新しい価値観を創り出し、商業化されたメディア世界へ、本質的な問題提起をしているように感じられて、当分、目が離せないという今日この頃です。さらに、できれば、自分の後半生を使って、この世界に挑戦して見たいという意欲も生まれているのです。
https://www.youtube.com/channel/UCIMXKin1fXXCeq2UJePJEog


金曜日, 9月 28, 2018

結構、難しい!

夏休み中の宿題の続きをやっています。いざという場合に持ち出し可能な防災グッズや食料を2つのカゴにとりあえず入れて見ました。結果的に言って、大不満!「これじゃ、ダメだ!」てな感じです。台風24号が今週末から月曜日にかけて、またもや日本列島を直撃しそうなニュースが伝わる中、この福井では国体が開催されており、それに伴い、天皇陛下の来福があり、市中の道路の要所要所には、近県からのお巡りさんも動員しての大警備網が敷かれている中、喧騒から離れて、この作業をやっていますと、少し、焦りを感じちゃいますよ。確かに登山用のアルファ米とかフリーズドドライの野菜なども適量のパッケージに仕立てて用意されてはいますが、総じて割高感があり、その方向での準備はしないと思います。では、コスパで身近なもので効率的にと考えると、非常に難しいものですね。同じく、電池やロウソクなども、新品を揃えていたんじゃ、単にコストがかかり、物が増えていくだけですよね!身の回りにあるもので代用活用がポリシーですから、もっともっと工夫が必要な感じです!

土曜日, 9月 22, 2018

新しいgearの仕込み中!

新しいgearの仕込み中! 慣れないメーカーのプロダクトは面白くて、色々解明するだけで楽しいのですが・・・・!来週からは四日市通いが始まるので、ほぼ時間切れ状態。しかし、ゆっくり、じっくり、確実にの路線は守りたい。まぁ、掲載した写真の写りを確かめましょうか!


木曜日, 9月 13, 2018

伽藍坊流サバイバル術探索:その2〜この環境から考えだそう〜


野外で食事をとったり、避難した場所での最低限の足場として、以下の写真の設定をスタート点として考慮していこうかと思っています。レジャー用の折りたたみのベンチに、折りたたみのテーブル。まぁ、ビニールバケツ(釣り用です)は付け足しですが、これだって使いようはあるはずだと!
この折りたたみのテーブルは駐在時代ニュージャージーで2個買ったものですが、アメリカ人のサイズに合わせているのでしょう少し高く感じてきましたが、私には十分すぎる作業台になります。高さは60センチあり、日本の標準的なオフィス机の70センチよりかは低いのですが、ベンチとの取り合わせで考慮すると、丁度良い感じです。






















火曜日, 9月 11, 2018

今日は大失敗!メステイーンがかなり高温になってしまった


本日のテーマは、BELLE MAISONから届いた「30分で色々パンミックス」を使い、メスティーンでパンを焼いてみたい衝動に駆られて実験してみました。また、BELLE MAISONをのぞいた時に一緒にす称されたシリコン製のパウダーをこねるちょっとした道具も使ってみました。結果は、見事失敗。はい、原因は私のミスです。まず、カエンの固形燃料を2個使ったこと。さらに熱を逃がさないようにと、ストーブごとお鍋に入れてしまったことです。中敷に敷いたクッキング・シートまで焦げていました。カエンは1個にすべきでした。メスティーンの持ち手部分を保護していたビニールまで、溶けて上蓋に焦げ付いていました。明日、削って修復します。
しかし、同時にオーブンで焼いたものは、それなりに完成し、なかなか感動的な美味しさを味わいました。私にとっては、人生初となるパン作りだったのですが、半分失敗です。再挑戦、もちろんやってみますよ!今日は、カロリー計算は、ご勘弁を。このような自由に時間を使えるのも後10日間ほどしかありません。その間に、徐々に体制をとって参ります。明日にはGoProもきますし、ブログから動画へと移って行く予定です。

#BELLEMAISON
#30分で色々パンミックス


この写真は載せたくなかった!でも、結果ですから!
オーブンで焼いたものは、見てくれは悪くても、美味しかったです。干しぶどうを載せたのは、やりすぎですけどね!


メスティーンでアヒージョ、本格的にできるでしょうか?


メスティーンでアヒージョ料理に挑戦しようかと考えましたが、美味しく食べたくなったことと、ネットのキャンパー達が紹介しているアヒージョやアクアパッアがもう一つピンとこなくて、普通に作ることにしました。アヒージョはスペイン料理で、ココットにオリーブオイルとニンニクを生かし、魚介やマッシュルームなどをオーブンで調理されたお料理と心得ます。オリーブオイルが沸騰して、バジバジと弾け飛ぶくらいの高温で調理するものという本来の姿から、日本で紹介されている玄人並みの変型素人料理では、どうも、オリーブオイルでソティした料理になっちっているような印象なのですよ。メスティーンでパスタを作られる達人のアヒージョも、そんな感じでした。素晴らしきかな、ジャパニゼーション!別に否定しているわけじゃないですよ。要は、私にはオリーブオイルをチンチンに沸騰させるだけの火力がメスティーンからもらえそうにないのではないかというイメージが強かった、だから、オーブンを使ってしっかり作り、しっかり食べたいと思いました。もう少し噛み砕いて説明すると、ご飯を炊いた際のおこげのつき方から想像して、火力のまわりに、熱のまわり方に癖があり、オーブンのような均一な火力は期待できそうになかったからです。
出来上がりは写真の通りです。

さて、カロリー計算。エビ5匹で25kcal、ホタテ4個で52kcal、アスパラ2本で8kcal、マッシュルーム5個60gとして7kcal、オリーブオイルは100gで920kcalだそうなので、実際に体の中に摂取した量を20g相当だと判断して124kcal、計216kcal。皿に大量に残ったオリーブオイルは明日以降のお料理で2~3日かけて消費する予定。(アンチョビソースも使っていますがカロリーは不明、同じくニンニクも不確か)それに、ピクルス5本で23kcal、朝も食べたイングリッシュ・マフィンが1個148kcal。3点の合計は、387kcalでした。まぁ、アバウトには400kcalというとこでしょうか。そうそう、写真のピクルス、私の大好物で、中でも成城石井のこのサイズのキュウリを仕込んだピクルスは、私の知る限り、日本で一番美味しいのではないかと思っています。この瓶詰めを店頭で見つけた時はほとんど手が出ちゃいますね。漬け込んであるお酢まで美味しくて、必ず全部平らげていますよ。

追記:私のイメージするアヒージョとは、以下の写真のようなイメージなんですよ!どうでしょう?


月曜日, 9月 10, 2018

今朝はマフィンと目玉焼きでした

今日の朝食は、ライ麦入りのイングリッシュマフィン1個=148Kcal、ロースハム3枚を敷いた目玉焼き1個。ロースハム3枚で1パック140Kcal、そしてコーヒー1杯にステックシュガー2本で6g、24Kcal。コーヒー1杯は約6Kca。計318Kcalでした。念のため、マフィンにバターはつけていません。
次に紹介するYoutubeビデオ、ブッシュクラフトの動画ですが、極め付きの、それもとても優れたドキュメンタリーです。イギリスの原野で一から始めて、2年半がかりで野営地を築くまでを、ナレーションなしで淡々と紹介しています。こういうのを見て、ブッシュ・クラフターを目指す人々がたくさん出てくるのも理解できます。最後に総評的にコメントを喋っていますが、ロンドンへの人口集中をスエーデンの総人口数をあげて比較している点などに、この方の意識や感性が感じられて、その意味でも勉強になりました。

日曜日, 9月 09, 2018

帆立とエリンギ

今日のトライアルは、7の「帆立とエリンギ」をフュチャーしようかと思います。お米は100gを使用。さらに、冷蔵庫の余り物のナスとピーマンをそれぞれ1個足してみます。まず、カロリー計算、ご飯は100g=356Kcal、「帆立とエリンギ」は53Kcal、ピーマン=10Kcal、ナス=21Kcalで、計440Kcal。さらに、一番搾りのレギュラー缶を1本。100ml/40Kcalなので350mlに換算すると3.5倍の140Kcal(やはり高カロリーですね)最後に、デザートとして中サイズの梨を1個で、これが129Kcal、総計で709Kcalでした。やはりといおうか、理屈だなと思うのですが、積み上げていくと、一気に1000Kcalなんて数字はいとも簡単に出ちゃいますね。  
失敗点は、「帆立とエリンギ」が和風の味付けで、コンソメ顆粒を小さじの1/4くらい足したのですが、これは本だしにするべきでしたね。また塩気が少々弱かったですが、まぁ、これは減塩志向でということで、ヨシにします。今回は原価計算できないのですが、ご飯と「帆立とエリンギ」だけだったら、約428円。「帆立とエリンギ」、結構なお値段ですよね!美味しいから好きだけど、なぜか7の自社ブランド商品、あまり好きになれないです!何でもかんでも7じゃ、食傷気味になります!





伽藍坊流サバイバル術探索

昨日のブログで書残せなかったことをメモしておきたい。まず、カロリー計算について。ご飯1合のカロリー数は、534Kcalで、100gの場合は、356Kcalだそうだ。次に、焼き鳥缶は表示から、174Kcalだった。追加で入れた野菜のカロリー計算ができないので、正確には弾き出せないが、おおよそ、708Kcalだった。一日1300Kcalに持ち込むには、残り592Kcalしかない。もし、昨日のメスティーン飯を晩御飯とするならば、朝食か、昼飯に約600Kcalで、出来れば野菜か果物中心のメニューを考えれば良いことになる。この数値は大きなリンゴだとすると、3個分となる。昨日の一食の原価は、ご飯が約80円、焼き鳥缶が税込で207円、彩り野菜が半分で94円、合計381円となった。
次に、この実験シリーズのコンセプトを書き出しておこう。
伽藍坊流サバイバル術探索・アウトドア・リテラシー開発のコンセプト:
1. 出来るだけブランド物は使わず、日常的に家内で使用しているものをアウトドア用に改良して、使い込む。
2. 出来るだけ、自分流を追求する。出来れば、「和テースト」を追求してみたい。
3. 徐々に動画化する。家内での準備状況も、少しずつ映像化しておく。
4. のんびり。効率ではなく、質的な完成度を求める。やり直し、OK、再挑戦、ありで行く。何よりも、準備過程、実験過程が面白くて、楽しくなるようにヤル!

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土曜日, 9月 08, 2018

メスティーンを極める!


メスティーン料理を極める前に、どのように非常時に備えるかを熟慮していく必要がある。災害時、よく言われていることだが、一番問題になるのが生活水の問題だ。とりわけ、人間お体に摂取するべきお水の確保が大事とされている。また、飲料水があったとしても、煮炊きに使えるお水はふんだんにはないはずだ。そこで、無洗米を選択してみようと思う。お米を研ぐ必要がないから、節水になるはずだ。

そこで、スーパーで福井県産コシヒカリの無洗米3Kgを用意し、Sサイズのジップロックに、あらかじめ1食の分量で分けておく作戦を取ることにした。その際、一合約150gだということを念頭に、24食分を用意することにした。ここで工夫をした。一合まるまるだと私のお腹には少々重いのだ。そこで、100gのパックを12食分=1.2Kg、150gのパックを12食分=1.8Kg作ることにしたい。どうも、栄養やバランスを考えると、混ぜご飯タイプで、一気に食事を済ませられるのが良いのではないかと考えると、具材を多めにお米少なめにというバリエーションがいいのではないかと考えた。実際に分量通りに小分けしてみると、約31gのあまりが出た。3Kgより少し多めに袋詰めされているようだ。計量していくうちに、目分量で100g、150gが感覚的に掴めてきた。こういう実感的な感性を養えるのが嬉しい。

さて、実際のメスティーン飯のトライアルは、コンビニに出ていたおつまみ用の焼き鳥缶と洗わずそのまま食べられる彩り大根ミックスの混ぜご飯。お米は、一合を使ってみることにした。また、焼き鳥缶の中に残っているジェラチン状の煮汁も全て使い、その上に大根ミックスを半分乗せて、火にかけることにした。燃料は昨日と同じ、カエンの25gー20分燃焼タイプを使ってみた。

まず、一合プラス具材があっても、見事に炊き上がる。お味もちょうど良いだ。難点は、塩味が薄く感じたことだが、私の日頃の食事が多分に塩分過多気味なので、世間のみなさまにはちょうど良い感じではないかと思う。野菜が少しでも入っていると、栄養上の、あるいはダイエット指向的にも安心を得ることができそうで、私はなんとか野菜入りの混ぜご飯を開発し、自己レシピ化したいと考えている。




月曜日, 2月 08, 2016

ケーブル・テレビをいつ捨てるのか?

このところ、動画配信サービスのhuluやNETFLIX、そしてNHK  Ondemandを頻繁に使っている。メディア・ウォッチャーとしてのリサーチの側面もあるが、一般的な自宅での余暇の過ごし方として、果たしてこれらがケーブルテレビの多チャンネル視聴に変わりうるものなのかを見極めたいという願望もあってのことだ。私も、そろそろ結論を出したいと思うようになった。
ケーブルテレビで一番気がかりなチャネルはCNN。だが、ひとたび世界的な大事件が起きると、CNNもBBC Worldも、ネットでの同時中継を開始して、その画像は本放送と変わらない質で、タイムラグもほとんどなく視聴者に届けている。これはNHKも同じ体制になってきている。だから、CNNはネットで十分だと言える。
問題は、BSプレミアムのようなBS系の番組だ。一部はオンデマンドで見逃し視聴が可能だが、中にはオンデマンドのラインアップに上がってこない番組もあり、BSと地デジは残したい。BSの場合、以前は小型パラボラ型のアンテナ+チューナーで視聴していた時代もあったが、ケーブルテレビを外す場合、このスタイルに戻ることを想定すると、実は少々不安だ。なぜなら、アンテナからの視聴には天候条件にかなり左右されてしまうことを経験しているからだ。特に、冬の時期、曇天で雨や雪の時は、受像が乱れ気味になる。これはかなりストレスになる。となると、ケーブルは残すべきという結論になるが、ネットの進展を考えると、各ケーブル・チャネルの行く末はネットと合体するしかなさそうに思えるのだ。
各ケーブル・チャネルのネット上のプロモーション・サイトでは、時にネット同時中継をやったりしているし、huluのようにFoxチャネルをすでにライブで流しているスタイルも出てきている。となると、どこかの時点で視聴するメディア・インフラを選択する時代が確実にやってくることになりそうだ。
私は昨年12月に新しいMacBookProを使い出した。画質としては2880ピクセルまで表示可能な機種で、大型モニターへの出力にはHDMI端子が付いている。だから、現行のフルHD品質で映画やドラマを見ることが出来る。この1ヶ月半、huluやNETFLIXの視聴は、すべてこのスタイルで楽しんできた。Wi-Fiルーターと居間は約8メートルほど離れているが、全く問題なくMacBookPro>大型液晶テレビで視聴できる。写真データなどを映し出して、少し離れた位置からの画質や構図の確認も行ってみたが、なかなか使い勝手がある。グーグルTVやアップルTVなどの企画も出揃っているが、要は、私のようにどこで切り分けて視聴スタイルを決めていくかの問題のように思える。
さて、話題は変わって4Kテレビの件だが、昨年12月初旬に大学の研究室で、4Kモニターを導入した。その時思わぬ情報に出会って、世間は私が考えている以上に前進してしまっているのだと、驚愕したことがあった。それは、各メーカーからの液晶テレビ、55インチ以上の大型モニターは、全メーカー、すべて4Kを映し出すことができるようになっているというのだ。55インチ以上の大型モニターはすべて4K対応済みなのだ。
確かに、YoutubeもVIMEOも、4K作品に対応しており、適切なモニターさえあれば、4K作品は視聴可能になっている。また、ストック映像を制作している写真家や映像作家さんたち、最近は4Kで制作することに主軸を移そうとしているらしい。となると、4K時代は以外と早くやってきそうなのだ。その時、旧来のインフラを持つ放送局やケーブルテレビのインフラが即応できるのかという疑問が浮かぶ。
新技術や新しいスペックはできる領域から始めてしまえという発想で進んできたネットの世界の方が、素早く対応できそうに思えてならない。映画でさえ、劇場公開とネット公開をシンクロさせる作品が出始めている。ネットでの公開を先行させ、モニターし、劇場公開版への修正案を求める動きだったありそうだ。
より安く、より確実に、高品質で視聴できる自己環境を整えることは、仕事への応用、仕事上の情報収集の面でも求められること。だからと言って、すべてのインフラを自己環境に置くことは、経済的ではない。通信や放送関連への出費比率が高まる傾向の今、これは家計上も重要なことになってきている。この観点も見逃せない。
この20年の放送インフラの文化的な変遷を思うとき、FMも、地デジも、BSも、通販のキャンペーン枠がどんどん増えてきていることが悩ましい。特に、運転中主に聞いているFMにこれが入ってくるとうんざりする。かつて、雑誌が広告を載せる台と化してしまった例もあるが、FMやテレビも、その轍を踏むのであろうか。

月曜日, 9月 14, 2015

テレビドラマと映画制作の境界線が崩れてきた

先週の土曜日の朝、14年を経過した同時多発テロ関連の記事をみてみようと考えワシントン・ポスト紙のサイトを覗いてみました。すると、当時ワシントンDC地区上空を防衛できる空軍のF16戦闘機のパイロットたちの証言が取り上げられていて、当時下された命令はやはり民間機を阻止せよとの命令であったこと、しかし、打ち落とせるミサイルなどが実装されていなくて、飛び立った2機は体当たりで阻止する決意をしていたことなどがエピソードとして記事になっていました。これも、面白い話題だったのですが、私が最も注目した話題は、トロント映画祭に集結した映画人たち、すなわち、プロデューサーや監督、シナリオライターたちが、ことごとく心配している案件として、今の時代、本当に芸術性の高い作品を創り難くなっており、映画制作がテレビドラマのようなシリーズ作品化する傾向になっていることを憂いているという状況を伝えていました。その情勢を逆説的に説明しており、なるほどと思った次第です。
つまり、「大手ケーブルテレビ系や、最近ではネットのオンデマンド系の大手が独自のドラマ制作に力を入れてきており、そのような中から非常に質の高いドラマ・シリーズが次々を生まれてきている。例えば、"House of Cards"(ハウス・オブ・カード)や"Breaking Bad"のようなヒット作を指しているのだが、それらはかつて映画が取り組んだような品質でつくられており、監督を始めとするスタッフ陣もこぞって映画からこの領域に進出してきている」。
だから、劇場上映を目的とする映画が、どんどん低品質化してきており、映画・ムービーの将来性が不透明になりつつあるという説明でした。
この意味、凄く実感しています。というのも、hulu体験が約1年間、NETFLIZ体験約10日間くらいですが、欧米、とくにアメリカとイギリスで制作されたドラマシリーズ、とくに最近のシリーズ、実に品質が高くて、ハマってしまっているからです。
これからこのブログでは、このような映画、テレビ・ドラマなど、ネットを軸とした視聴から得た話題を、少しづつ掲載していこうかと考えています。

土曜日, 6月 21, 2014

サッカー・ワールド・カップって、何なんだろう? 〜群れることを知らない若者たち〜

実は、私のなかでは、今回のブラジル大会は終わってしまった。日本代表の戦いぶりを観て、やはり、この国の若者たちが背負ってしまった世界との壁、この国の若者たちが自分自身では気がついていなくて、でも世界の若者たちとは決定的に違う負の構造を背負わされている事実を、痛感させられるのだ。
2006年のドイツ大会予選第3戦はブラジルとの戦いだった。結果的には負けたのだが、当時の中心選手中田英寿は、試合終了後ピッチに仰向けになり、顔をタオルで隠しながら、自身の現役生活への別れを表現していた。中田がチームメイトへ、そして日本のサッカー界へ唱えていた主張の核心は、自己中と罵られようと「個の力、個性、感性」を確乎なものとして貫き、その元でチームとして戦うことだったと記憶している。時には監督にピッチ上から要求して選手交代を行ったり。だが、その存在はチーム内ではあまり受け入れられず、常に浮いた存在に押し込められていた印象がある。
今回の大会前、ボランチの遠藤保仁はあるインタビューに答えて、「ヒデさんが言っていたことは、当時は理解出来なかったが、いまは全て正しかったと思えるようになった」。確かに、本田のようなキャラクターを観ていると、中田英寿の進化系に見えなくもない。キャプテンマークを自ら志願する長友佑都にも、同じ傾向が見て取れる。
しかし、なのだ。直前の強化試合で日本に負けたコスタリカが2連勝し決勝トーナメント進出を決めたというのに、日本は予選リーグで敗退が濃厚な情勢。一体、何が日本選手に足りないのだろう。いま、多くの日本人サポーターを悩ませているテーマ、何故だ!
私は素人だから、ライブ映像から伺う選手たちの表情、パフォーマンスからしか想像出来ないのだが、それでも対戦国の選手たちとの違いを嗅ぎ取っている。解説者がサッカーのテクニカルな面やメンタル面の解説をしようが、心の底では感じつつも、避けているテーマがありそうだと感じている。
それは国家戦略としての教育を誤ったまま、本当の意味での「大人」に育ててこなかった国全体としての深刻な課題があるという観点だ。
大学教員として、この16年間、いまの30代半ばから現在10代後半までの世代を観てきたが、そこでも感じてきた幾つかの傾向を思い浮かべている。その解析の中から、今回の日本代表戦を分析出来ないか。少し箇条書きに書き出してみる。

その1:群れることを知らない若者たち。年少時に、野外でチームに別れて喧嘩したり、戦争ごっこのような遊びをやっていない。スポーツクラブは各種取り揃えられていても、ライブな「群れ」の経験がない! 最近では暴走族も影を潜めてきた。
その2:深いコミュニケーションをとるという経験がない。友達付き合いも、お互いが傷つかない浅いレベルで自制気味行っている。LINEなどは、その象徴か。
その3:親子関係が縦の関係ではなく、同一平面上のお友達のような関係になっている。小中高の先生たちも、彼らの目線に降りて、彼らに合わせているような。
その4:家庭内で反抗期を経験しないでそのまま10代後半へきている若者が多い。大人の発想が持てない、大人の発想を感じられない。総じて、幼児的気質が全開となる!
その5:大人から、叱られたり、怒鳴られたりした経験がない。
その6:同年代からの陰湿なイジメやシカトは経験している。
その7:大義とか、こうあるべき正義とか、そのような観点は希薄で、出来れば素通りしたい、素通りして自分が傷つかないように願っているような、気配を感じる。
その8:学業とバイトが重なった場合、バイトを優先する傾向が強い。何故なら、お金が係っているだけでなく、バイトには社会的責任が伴うからで、この点を優先的に考えている。結果、学業には無責任でもどうにかなるという認識が行き渡っている。だったら、大学も学生の本分としての責任を問うべきだが、手緩い。
その9:問題状況、危機状況に陥った場合、自身に危険が有るにもかかわらず、行動を起こせない。思考停止状態になってしまい、結果的に、立ち向うのではなく逃げを打つ消極行動が目につく。期末試験に寝坊して試験を受けられなかった場合など、先生に頼みにくる学生は皆無!
その10:何か人生上の決断を迫られた状況下にあっても、決断に大変な時間がかかる。留年が続いた場合など、転身を決断するのに年単位の時間がかかる。
その11:子供ぽいと言われると、訳も無くムカつく!しかし、人に好かれたり、愛されたりすることへの願望が低く、自身を変えて行く行動が皆無!

スペインを破ったチリ、イタリアを破ったコスタリカ、引き分けに持ち込もうと一致団結して守ったギリシャ、彼らのパフォーマンスを観ていると、国家代表の誇りとプライドを掛けて、国民の願望と言うフレッシャーを力に変えて最後まで戦い抜く根性を示し、実に骨太な魂の塊を感じてしまう。でないと、彼らは本当に国に戻れないのだ。
コートジボアールのドログバ投入を切っ掛けに、2分間で2失点した直後の日本チーム。それは、あたかも日本選手全員の脳細胞が活動を停止したように観えた。あるいは、ギリシャ戦では相手が一人少なくなり、ギリシャは引き分け狙いの布陣を敷いてきたが、果敢に中を切り裂く行動がとれないという優柔不断さを見せつけた。あの「思考停止状態や優柔不断さ」、何かに似ていると思い振り返ってみたら、それは、311が発生した直後の日本全体を覆った、あの状態に極めて似ている感じがするのだ。その後の原発事故に対する無為無策も、似ているように思える。
日本は人を育てるという大義を、もう一度、根幹から洗い直し、社会を修正して行くべきだ。

土曜日, 10月 05, 2013

世界の共産主義闘争を進めていた親の子弟を一手に預かり、コスモポリタンに育てていた学校があった。

BBC NEWS MAGAZINEから。

この記事は実に面白い。旧ソビエト時代に、国際的な共産主義闘争を行っている親の子供たちを危険地帯から退避させ、国際的な感覚と身につけさせる学校がモスクワ郊外250キロのところにあり、そこにはかの毛沢東の長男も通っていたという。この学校は、戦後もその趣旨通りに生き残ったが、一時、軍人を育てる士官学校への改変を企てられたそうだ。しかし、卒業生や学生たちがハンガーストライキをして、そのまま生き残り、今日でも、設立当初の趣旨通り、紛争地帯や自然災害で教育がままならない世界のあらゆる地域から、活動家たちの子弟が留学してきているという。紛争地帯とは、リビアやシリア。あるいは、エチオピアやソマリアなど。旧ソビエト、現ロシアについて、私たちはの知識は、偏っていて、しかも、極めて乏しいのではないのか。

土曜日, 9月 07, 2013

サッカーとは、「ボールを奪い取る遊び」

昨晩は、キリンチャレンジカップ 日本代表対グアテマラ戦を観ていた。東アジア選手権で活躍した新しいタレントを積極的に配置した布陣での戦い、非常に内容があったと思う。大迫も、柿谷も、DFに入った森脇も、「代表に定着するのだ!」という意気込みを見せてくれた。後半登場の本田は、このチームの真のエースはオレなのだ、という実力を堂々と見せてくれた。ゲーム終了後、本田は柿谷の首に手を回しながら何やら話している姿が見受けられたが、柿谷のポテンシャルを充分に認識しているのが感じられるシーンだった。
ザッケローニ監督は、自分の手足となってサポートしてくれるコーチ陣を引き連れてきているらしいが、それらのメンバーから上がってくる選手の情報を、きわめて冷静に、そして客観的に活かしている雰囲気がある。Jリーグで好調であれば、代表でテストするというルーティンを、極めて忠実に体現しており、いままでの代表選考から比べると、その公平性は極めて高い感じがする。次期イタリア代表監督の候補と取りざたされているが、うなずけるものだ。
代表勝利に気分を良くして、昨晩はhuluで、映画"GOAL3部作"を立て続けに観てしまった。そして、あることに気がついた! サッカーの基本コンセプトは、「ボールを奪う遊び!」なのではないかという点だ。 
メキシコから出てきた主役のサンティアゴがリアルマドリッドに移籍し、実母と義理の弟エンリケと出会うストーリーの中で、エンリケがマドリッドの貧しい地区をサッカーボールを脇に抱えて歩いていると悪友と出会う。その悪友はエンリケからボールを奪い取って走って逃げるのだ。そして、空き地にくると、ロングボールを蹴るように向かいの古びたマンションにむかって蹴り込む! ボールはあるお宅の窓ガラスを割ってしまい、エンリケはボールを失ってしまう。このシーンは、サッカーゲームの本質を、実にシンプルに描いている。
サッカーとは、「ボールを奪い取る遊び」であり、ゴールはその遊びをリセットするための区切りだ。このようにサッカーの捉え方を考え直してみると、日本のサッカーの発想的弱点が明確にはならないか。日本での一般的な考え方は、「ゴールを奪うゲーム」という考え方が、まず最初にくるように思う。そのプロセスには、オフサイドのルールがあったり、危険行為を判別しボールを相手方へ渡すルールがあったりと、そういうルール化された規範からサッカーゲームを捉えているのが一般的であろう。しかし、世界では、そうではないようだ。
まずは、「ボールを奪い取る遊び」が大前提にあり、ゴールはその遊びのリセットの区切り。ボールをいかに奪うか、ボールをいかに奪われないかが、その遊びの核心となっているように思う。だから、ドリブルが上手い相手からいかにボールを奪い取るのか。マリーシア、時には反則すれすれのずる賢い行為も、当然、そういう遊び中に含まれたものとして考えれば、南米やヨーロッパの選手のプレイがより一層理解出来るというものだ。
映画"GOAL3部作"については、1と2は、認めますが、俳優が代わってしまった3は、付け足し的で、あまり面白くない。ベッカムの全身に彫り込まれたタトゥーが生々しい。ロナウジィーニョ、ロベルト・カルロス、ルーニーたちの実際に試合をしている映像を惜しげもなく挿入しての映画作りは、多いに興味を引くものだった。

土曜日, 8月 31, 2013

シリア情勢〜アメリカの本音は何処に〜

昨晩は深夜過ぎになって、アメリカのケリー国務長官がシリア情勢についてのステートメントを出すということで、零時半頃からCNNにチャネルを合わせて、その時を待っていた。日本時間1時30分頃と伝わっていたが、実際に放送が開始されたのは、2時頃だった。
ケリー長官のステートメントの骨子は、シリア政府が化学兵器を使用したことは、情報機関からの分析から明らかであり、その事実は、情報機関からの分析だけでなく、現地に入り込んだ医療関係者の証言や、多くのSNSに投稿されたビデオなどからも、化学兵器の使用があったことを明らかに実証していると主張! そして、この事実はアメリカの国益および世界の平和をおかす脅威となる可能性が高く、また、世界のリーダーとして、正義を貫くべき立場として見過ごすわけにはいかないアメリカの立場を説明し、軍事行動を含む介入に踏み切る姿勢を示した。
このステートメントが放送されるや否や、アメリカの大手報道機関のWEBサイトには、以下のタイトルの情報機関の分析報告が掲載された。

http://edition.cnn.com/interactive/2013/08/world/syria-documents/index.html?hpt=hp_t2

この報告書を読みながら、報告書を構成するレソリックの中でも、反体制への言及に注目した。ちまたでは、アメリカはこれまでアサド政権に対抗する反政府勢力への武器援助を含む肩入れを継続していたことは明らかである。そして、その反政府勢力が化学兵器を使用したのだという情報も強く流れていた。この件に対する異常とも思えるべき反論を、徹底的に行っている。反体制は化学兵器は使用しなかった。使用したのはシリア政府軍であり、それを指示、命令したのも、シリア政府高官であると。
そして、ここからアメリカの矛盾に満ちた現状がみえてくる。この反政府勢力に、中東やアフリカの各地から、アルカイダを含むイスラム過激派が猛烈な勢いで参加し始めており、シリア政府に対抗している。反体制勢力に利するようにアメリカが行動を起こした場合、このようなテロ勢力をも助けてしまうジレンマが潜んでいる。
一方、オバマ大統領は、「私くらい、戦争を憎む人間はいない!」と強弁し、「アメリカ軍がシリアの地に踏み込むことはない!」と明言するのだ。テクニカルには、シリア沖合からのピンポイント爆撃による限定的な制裁としての軍事行動を意味している。
つまり、アメリカは、正義の使者、世界の警察としての「面子」を示す必要性にかられており、そのための軍事行動開始という側面が強い。
今、世界的な世論に変化のときが来ている。欧米各国とも、イギリス、カナダのように、連合軍には加わらないことや、声を大にしては叫ばないが、アメリカによる単独行動主義の危うさを恐れ、愚かだと思う世論は、確実に広がっている。各国とも、イラク戦争が愚かなロジックから始まり、後味の悪い結果になっていることを熟知している。

月曜日, 8月 19, 2013

メイン機を一から仕込み中! そして解ったこと!

しばらくFBをさぼり気味でしたが、この間、オフィス(情報工房伽藍)の整備や新しい編集機(iMac)を導入したことなどで、結構、忙しくしていました。で、今日は、そのiMac騒動からの知見から考えたことを少々、ご報告。
まず、機材が到着したので、オフィスでメインに使っているMacBookProから設定や最小限の書類ファイルを移行しようと、Thunderboltで繋いでいこうプロセスを進めますが、あるところでフリーズしてしまいます。両方のmacからスリーブを解除したり、丸丸1日半、数回にわたって挑戦しますが、残り4時間48分とか、6時間31分とかで、フリーズ! そこで、丸々移行するのを諦め、一から仕込むことにしました。書類などは、おいおい、適宜移行すればよいとして、一から仕込みを始めました!
結果的に、この方が善かったようです! MacBookProに引き継がれているファイル・アプリ類は、古いもので、かれこれ10年前からのものもあり、アプリのバージョンによってはレイアウトが崩れたり、あるいは、テキスト・データなども、拡張子が変更されてしまう可能性もあったようです。だから、逐次移行、その都度確認しながら移行するべきだったのですね。
で、ウェッブブラウザーのブックマークも作り直ししています。この作り直し作業をしながら、この10年の変化をしみじみ振り返ることになりました。というのも、オンラインで銀行を介した各種支払い・送金、あるいは、オンライン・ショッピングを頻繁にやるようになり、各種ID&PWの管理がずさんになっていることを痛感させられたからです。いまも仕込みは続いていますが、すべて、これらも、再設定しています。全てを再設定し始めて、気分は、すごく新鮮になりました! まさに、マンネリからの脱出ですね! えかったえかった!  もう一つ、驚いたことは、Googleに驚くほど、我がパソコン環境は侵略を受けていました! て、しゃれにならないですね!

土曜日, 7月 20, 2013

ジブリの新作「風立ちぬ」を観て

公開日、映画館に並んだ。初回9:50からの回にはさほど人は集まっていなかった。集まっている方々を観ても、子供は少なく、ジブリ作品を観て育ってきた大人がほとんどという感じである。20代、30代が多いように思った。
さて、見終わっての感想は、これが、なかなか言葉に出来ない難しさがある。でも、私の言葉で、まず端的に表現すると、「これはアニメではなく、純然たる映画」。いままでのジブリファンが離れて行きはしないかと心配になるくらい、「映画」だった。この作品は、もう一度観て考えてみようと思わせる要素が少なく、真っ正面から受け取ってみると、純粋な映画として、「そのテーマ性を熟慮しろ」と突き放している感じがするのだ。それは、ポスターのコピー「生きねば。」に通じる、何かである。それくらい、この映画は過去のジブリアニメとは、一線を画している。
だからこそ、言葉を添える必要が有るのだと思う。会場で手に入れたパンフレットを見れば、巻頭の解説には、立花隆を起用しているように、多くの言葉がこれからも添えられていくはずだ。その必要性は、制作サイドが一番感じていることかもしれない。公開日2日前に、ジブリ公式サイトでは、ジブリの機関誌「熱風」の最新号を、約1日半フリーダウンロードさせていた。良く考えて、明日の投票に出向いて欲しいという願いをも、言葉化してアピールしながら。

パンフレットに掲載された立花隆の解説文のリードを転載してみたい!

これは、明治以来西洋に追いつき追い越せで、
急ごしらえに作った富国強兵国家日本が、
富国にも強兵にも失敗し、
大破綻をきたした物語だ。

最後の方で出てきた零戦の累々たる残骸の山........!!!!
原発事故や津波災害の爪痕に重ねて観てしまうかもしれないが、そこからもう一歩も二歩も突き抜けた境地に、考えるべきことがある。

土曜日, 5月 18, 2013

GoPro導入の意味


GoPro導入を決意したのは木曜日でした。その前日、基礎セミナーで、O君と話をしていて、かつてNewton時代に繰り返し、繰り返し、頭の中で反復していたフレーズを思い出し、話していました。それは、「人々がいまだかつて目にしたことのない映像を実際に撮影し、そしてそれを読者に届ける、その使命!」。そうなのです。人類は、いまだに観たことのない世界を、想像でしか、思い描けません。例えば、地中奥深くのマグマが煮えたぎっている姿とか、太陽系を遥か離れた違う恒星群の星々を地表数キロという最接近したところからの映像とか、あるいは、ミクロの世界で、細胞の中からDNAとかミトコンドリアを実写で観ることは、まだ出来ていないのです。宇宙望遠鏡でブラック・ホールを捉えたとしても、数千キロ先からの実写映像など、ないのです。このように、いまだ人類の目に触れたことのない映像というのは、数限りなくあると言えるでしょう。現実世界においても、赤ちゃんがはいはいしながら目にしている風景というのは、誰でも経験していますが、覚えていません。ハイジャンプの選手の映像は知っていても、ハイジャンプの選手が観ている助走から踏み切ってバーを飛び越す際、どのような風景を目にしているかは、解りません。このように、誰もが知らない世界を現実に映し出す。これは、映像作家にとって、永遠のテーマですよね。

セミナー生たちに、このような領域への挑戦をさせたいと考えています。GoProは、その手始めとしての意味があります。私は、マジで、サッカーボールの中に小型ビデオカメラを仕込み、ゲームの中で、ボール君の観ている世界を観てみたいです。あるいは、このサッカーボールを富士山山頂から転がして、出来れば麓までころがし続けたとき、景観はどのようなイメージなのか、知りたくて、観たくて、たまりません! セミナー生たちの遊び心に期待するわけです。

金曜日, 5月 10, 2013

歴戦の強者たち:


左からNikon F2、Nikon F3+Moter Drive、 Canon EOS650、 そして2年前まで酷使していたNikon D70。まさに、退役軍人じゃないけど、ベテラン揃い。午前中、オフィスを整理していて、彼らを一堂に集めて、そろそろショルダーストライプを外してやろうと思うようになりました。Nikon D70以外は、すべてフイルム時代のもので、F2とF3は科学雑誌Newton時代に活躍してくれました。その中でもF3には、深い思い入れがあります。京都大学霊長類研究所の先生方と、西アフリカ・カメルーンの熱帯多雨林へ出かけ、密林の中のキャンプ地で大活躍してくれました。湿度を警戒して、大量のシリカゲルを持って行った記憶があります。そうそう、フイルムを空港のX線検査から保護するシールドタイプのフイルム入れ。懐かしいなぁ〜! その後、F3はNY駐在時代も同行してくれましたが、この時代から2000年頃まで肌身離さず持ち歩いたのは、マンハッタンの45th Street Photo(だったと思うが)で手に入れたEOS650です。あるときF3が不調になり、急遽手に入れたものですが、これも相当酷使してきました。この
EOSを持つようになってから、私の写真スタイルが大きく変わってきたように思います。つまり、仕事用および個人用のメモ帳として、日常的に撮影するいまの形の原型を創ってくれた機材です。このように振り返ってみると、EOSは、EOS Kissに代表されるような、今流に言うところのカメラ女子的な文化の先駆けになった機種なのかもしれませんね。個人的な思い出としては、大学でセミナー生たちとIMARGINというセミナーのブランド・メディアを創り、タブロイド版の新聞やA4版の雑誌を創ってきましたが、その際にも、このEOSが大活躍してくれました。いま、振り返ってみて、一番長期間使用したのが、このEOSだという事実は、我ながら、驚きです。この後、2004年頃、Nikon D70を使い始めて、2年前まで使用していました。デジタル1願レフを教えてくれた機材ですが、良く海外取材に出掛けましたね、この機材とは。イタリア、中国、韓国、インドネシア。
そして、2011年、Facebookを始めたのと同時に使い始めているのが、現在のNikon D5100です。 このD5100は、まったくにもって、1台のパソコンですね! この話は、また別の機会としましょう!

水曜日, 4月 10, 2013

丸善>>ビックコミック>>村上ともかの作品:


丸善! この書店の名前に引きずられて、遥か昔の、高校3年生(1969年)の秋を思い出した。高3の秋口になり、急に思い立ったように、旧国立大の東京教育大学を受験したくなり、過去の入試問題集をどうしても手に入れたくなった。福井市内の書店を探してもなく、お隣県の金沢にある丸善ならば在庫があることを知り、思い切って金沢まで遠征した。その行きの車中、私は初めてビックコミックを購入し、当時始まったばかりの「ゴルゴ13(1968年より始まっている)」に出会った。以来、後に劇画と呼ばれる新しいジャンルの漫画に嵌まってしまった....。
そして、この春、福井から名駅までの車中、ネットにつなぐことは、車内でパソコンを観ることは披露のもとであることを意識して、以前のスタイル、つまり、週刊誌を1〜2冊用意して読むことに変えたのである。スタイルを変えてよかった! 村上ともか氏の新しいストーリーに出会えたからだ。。
彼のストーリーの中でよくロケ地になる中国東北部には、私も幼い頃の思い出がある。といっても、幼少の頃かの地にいた訳ではない。親父が青春時代をハルピンで過ごしていた性で、良く中国東北部の話を聞かされており、それで懐かしさを感じているからだ。そういえば、私は村上ともかさんと同じ年の生まれ! 同じ時代の空気を味わって来たのだと思うと、思い入れも深くなる。
その新作は、フイチン再見!(2013年 -)!!
龍-RON-(1991年 - 2006年 )終了から8年目、JIN-仁-(2000年 - 2010年)終了から3年目にして、また村上ともかの世界に浸れるのは、嬉しい限りだ。

金曜日, 7月 06, 2012

抗議行動の行方を按ずる


先週末、大飯原発前で再稼働反対の抗議デモをUstで見続けていた。そして今日も、抗議行動が始まる午後6時過ぎから、IWJ(Independent Web Journal)による数台のカメラによる中継を観ていた。今日は警察による地下鉄出口での規制のためか、人の流れが規制され、それが良かったのか、悪かったのかは解らないが、雨の中、人々の機運はじわじわと上昇しているのかもしれない。しかし、一抹の不安を覚えた。
抗議行動への思惑がちがうグループが、それぞれの主張をしたそうな機運があったり、抗議行動を利用して自己主張の場にしようとするグループが出てきそうな機運を感じてしまったからだ。有名人、例えば坂本竜一氏のような方、国会議員も演説していたが、どうなのでしょうか。一方、Facebookの上では、あきらかにこちらの投稿に対して「荒らし」的に介入したそうな方を見受けるようになった。別に、ブロックするほどでもないのだが、こちらの投稿に呼応して発言したい方の切っ先を邪魔する動きになっている。大人の対応が必要ですね。映像では、赤に白抜き文字で全学連の旗をみつけたが、なにか、場違いな感じがして、その意味で印象的だった。

日曜日, 6月 03, 2012

いいね! Like! は、使い方によってはネガティブにもなる!

今日もFacebookの話題から話そう。いいね!という肯定的スタンスから積極的にコミュニケーションの回路を創り出している訳だが、これは使いようによっては、ネガティブな意思表示にもなることを知っておくべきかもしれない。つまり、こちらは、絶えずいいね!を押してあげるのに、こちらのコンテンツには、一切いいね!を押してこなければ、これは、何か有ると考えるのが一般的なリアクションではなかろうか。一般社会的に言うなら、シカトされた状態に似ている。 だが、お互い相当な年月を生きてきた社会人だから、最終的な拒絶としてのブロックまではしないで、友達関係は維持しておいて、無視する。これは、時間が経つと結構なストレスとなりそうだ。また、一端お友達にはなっても、いいね!の交流が疎遠になると、相手がポストしていても、自分のニュース・フィードに入ってこないという現象も生じている。これは、Facebookのサーバーの持つ、アルゴリズムのなせる業なのだろう。お互いの交流の頻度・程度・時間的推移をFBアルゴリズムが計算して、交流の高い順に、ニュースフィードを個々に構成しているためと思われる。その結果、生真面目な方は、それぞれのお友達のウォールにまで出掛けて、リアクションを入れているのかもしれない。要するに意識すべきは、此方からポジティブ・リアクションを先に仕掛けていくべき仕様となっている点を、認識しておくべきなのだ。

土曜日, 5月 26, 2012

カジュアルに情報発信

Facebookに、メディココミ@四日市大学という大学の専攻のページ、開設して約1ヶ月が経過した。毎日、なんらかのコンテンツを掲載し続けている。当初、漠然としていた構造に対するイメージも、1ヶ月の試行期間中に明確になってきた。卒業生の今、在校生の様子、教授陣の紹介、イベントや学事上の出来事のフォロー、そして、大学HPへのリンクなど、振り返ってみれば、結構コンテンツがありそうなことが解ってきた。教授陣の紹介などは、1度紹介したら終わりではなく、何度も違った側面から紹介すればいいのだから、その都度のコンテンツ(記述する焦点)も手短に、印象的に伝えることが出来る。面白くできる構成なのだ。また、ビジュアルも、同じ建物の外観を、アングル違いで、その日の天候や風情が出やすい瞬間を狙って、繰り返し登場させている。これはTVCM的なある種の手法を応用している。そして、意外に、驚くべき反響がある。ある視聴者などは、「息子の大学選びの情報誌に四日市大がでていたけど、何か親しみを覚えました・・・・!」とあった。してやったり、なのだ!
今、やってよかったと思えることの一つに、卒業生の掘り起こしが進んだことだ。なんらかのSNSを独自にやじめている卒業生が多く、意外と簡単に4〜5年音信が取れていなかった卒業生たちとコンタクトが取れるようになった。これは、有り難い!
次のステップは、在校生たちのなかから、学生自ら発信する局面をプロデュースすることだ。

土曜日, 5月 19, 2012

福井のクリエティブ・スポット FLATの SCHOOlING: 菱川勢一さん、森の木琴を語る

森の木琴というDOCOMOのCMをまとめ上げた人として、最近、超有名になっている菱川勢一さんの講演会に行ってきた。
本人の肩書き紹介では、映像作家/デザイナー/写真家となっているが、基本は、クライアントの意向に沿って、あるいは、意向にだめ出ししながら、何かの新しい価値を創り出すクリエーターと言える。手がけた作品群、いや、プロジェクトといった方が適切かもしれないのだが、事例を挙げながらプレゼンが進んでいった。事例としてあげられたのは、Long Lifeのシリーズ、NHK大河ドラマ「功名が辻」のCGのみで構成したタイトル、鹿児島の老舗デパートと地域を結びつけた再生プロジェクト「Maruya gardens」の話、ぼろぼろに崩れてしまったSonyのブランディングをどう捉えて、如何にSonyを叱りつけて、銀座のSony Bildingのイメージ映像を完成させたか、そして、トリが、DOCOMOの「森の木琴」の話だった。
約1時間半の予定を40分以上オーバーする熱の入ったレクチュアだった。久しぶりに本物の話が聞けた満足感に浸っている。いくつか、感想・印象を記録しておこう。
森の木琴がカンヌで3冠を獲得したニュースは、丁度、昨年の今頃の話だった。震災後のうつうつとした世相の中に飛び込んで来たニュース、そして、森の木琴の映像が醸し出す、静寂で、それでいて、最後まで一種のドキドキ感を抱かせながら木琴が演奏していくスリルに、心が洗われた記憶がある。しかし、映像とは裏腹に、そこに秘められたコンセプトは、放置されて久しい日本の森林が、まさに死んでいこうとする瀬戸際にあること、森林に光を入れて、共生植物を豊かにする間引き伐採ができなくなっていること、すなわち間伐材が放置されている現実など、環境問題化している「死に行く日本の森林」を見直し、木材に対する社会的な需要を呼び起こす手立ての一環として、木製の携帯電話が企画された。このような環境との関わりから、この木製携帯とCNが企画された点はあまり知られてない。
従って、ロケハンは、まず死に行く森を見つけることから始まり、そのロケ地に近い環境のもとで、木琴を製作してくれるチームを九州大学の学生さんたちに協力して貰い、約44メートルの木琴を森の中に設置する。撮影は、合計で49回に及んだが、最後に木製の球が木製携帯の横に見事に止まるまで、撮影チーム、スタッフ全員が粘りに粘って、最終ショットをものにした話は、製作現場の空気が伝わってくるような緊迫感があった。
関連URLs:
https://www.facebook.com/events/257832707647511/
http://www.drawingandmanual.jp/



金曜日, 5月 18, 2012

キュレーション/ paper.li

博物館や美術館の学芸員のことを、キュレターと呼ぶが、その意味するところは、情報を、あるいは、モノを収集し、整理し、多くの方々に展示して観てもらえるようにする役割をさしている。2001年同時多発テロを契機に、アメリカの大手メディアサイトから始まったブログ文化も成熟し、数年前からは単文投稿スタイルのTwitterや日常的な発信メディアとなったSNSがネットの主役になってきた。TwitterやFacebookをはじめとするSNSがネットの主役に成って来た今日、それまで、個々のユーザーが、主にブラウザーのブックマークとしていたお気に入りのサイトや、勉強のためにウォッチし続けるサイトが増え続け、ルーティンでいちいち訪問する事が煩雑になって来た。そこで生まれたのが、個々のニュースソースを一括して、新聞のように、まとめてくれるサービスだ。その一例が、以下のリンク。
デイリー東北大学

土曜日, 5月 12, 2012

積極的なコミュニケーションの回路創り

当面、Facebookの特性について書いていくことになりそうだ。昨年、震災の1週間後くらいにFBに参加した訳だが、その当時の感想としては、なんという玉石混淆なことよ!、と言う感想である。当方は、震災報道、特に福島原発報道の審議についてのレビュー投稿を中心にみていたので、メシネタ投稿や、個人的な家庭風景の投稿などが、時節に合わない、いや、むしろ時節を考えてひかえるべきじゃないだろうかという思いさえ持ったものだ。また、若い人の投稿と、30代、40代の投稿では、さまざまな意味で温度差が有りすぎで、その落差を自分自身のなかで消化出来ない傾向にあった。
そこで考えたのが、自分自身のスタンスを持ったルーティンを確立してみることだった。私の場合は震災復興支援のためのクリック募金を、毎朝投稿し、リアクションのある方々と、日常的な挨拶を交わすことだった。これを始めてから、大いに気がつくことが出てきた。皆さん、なんらかのアクションをしたいのだが、その切り口をみつけるのに智恵を絞っていらっしゃるということ。つまり、SNSは、黙って居ては、リアクションと繋がりが生まれないという現実だ。そして、このメディアが「積極的なコミュニケーションの回路創り」のためのメディアだという回答だった。

金曜日, 5月 11, 2012

動的なWEB、静的なWEBの二極化に進むのか

SNSを体験していると、実にフラッシュなニュースの渦に時間がいくらあっても足りないくらいの感覚に陥ってしまう。一方、いままでのような旧来型のHPやブログを拾い読みしていると、じっくり考えながら読み進もうとするので、これもまた時間を食ってします。結果、ネットに依存状態のママ終日過ぎて行くこともままある。これで、良いのか?
Facebookの中に「メディコミ@四日市大学」というページを作成した。始めてみて、今感じていることは、いいね!を貰うためのプロモーションが必然的に求められ、そのための仕込み、発信作業が実に労力のいる仕事だと言うことだ。ネタの仕込みには自信があっても、継続的に続ける気力がもつか、心配だ。
以下、気になっているメディアリテラシー上の話題のリンクを掲載しておく。
削除要請を大量に無視している2チャネルの件:

木曜日, 5月 10, 2012

約1年ぶり

Facebookをはじめて約1年が経過した。震災報道、特に福島原発事故関連のマスコミ報道に疑念を持ち、その検証のために始めた訳だが、メディアリテラシー力を試される場として、Facebookは格好のステージだった。今や、メディア大手も、必ずSNSへのショーシャルリンクを揃えるようになっているし、情報の伝搬力、波及性など、テレビに肩を並べるレベルに近づいている言っても過言ではない。では、このような旧来式のブログはどうか。約1年ぶりに投稿する訳だが、その答え探しに、しばらくこちらにも、書き込んでみようと思う。きょうはそういう意思表示の書き込みだ。

日曜日, 5月 29, 2011

雨の日に思うこと:

こんにちは黒島です。台風の影響で、各地雨模様ですね。伽藍のスタジオ玄関前を、ご覧のような感じで、雨の影響で少し肌寒く感じる日曜の昼時となりました。先週、FBである方と議論していて、言葉の使い方や取り上げる話題で、本質が外されることがあるのだという経験をしました。私はもと科学ジャーナリストですから、事実性、特に科学的に真か否かを、誰にでも理解できる形で示せなかったら、それは、無駄な取り組みになってしまう、あるいは、疑念や不必要な情緒を視聴者にあたえてしまう可能性があり、慎むべきだと考えています。
福島ケースにおける放射線被曝量の報道や、それに付随して発生する論議に、非常に心配する局面が多々あり、このFB内での論議も、有る箇所では危険な兆候もあるのではないかと感じています。しかしながら、日本国全体としては、この論議、まだまだ足りないのは事実。多くの国民が、不安を感じながら、世相の行くへを静かに注視しているというのが現状なのではないかと思います。だからといって、不安を煽り立てることが賢いやり方だとは思えません。
そのような事を考えている最中に、NPO法人セイピースプロジェクトのブログに、「放射線被ばくから子どももを守るために」を教えてもらいました。このリーフレットの中の4ページに、がんの発生率との相関で、「しきい値なしの直線モデル」という考え方が説明されています。これが、現在、国際的に、理性的で良心的な考え方だと説明しています。私は、これくら解りやすく説明できて、はじめて役に立つ資料=情報になるのだと思います。ということで、そのリンクを再録しておきたいと思います。是非、リンク先からグーグル・ドキュメントを手に入れて、読んでください。
http://blog.goo.ne.jp/saypeace/e/ef2483ae73e129febd88b39853bf6111

日曜日, 5月 15, 2011

虹を観るために

連休明けの講義、それも4日連続となると、さすがに疲れてしまった。しかも、昨晩は、気になることがあり、どうしても東北大学の石田研究室の取り組みをFbへ投稿しようとして、結局夜更かししてしまい、今日は、朝から調子が上がらない。しかし、金曜日中に、来週の講義のアウトラインを整理し終えないと、これも気持ちに響くので、いままでかかって何とか終えた。と言うことで、今晩は、このまま、就寝することにする。
震災からの復興の話題を考えるとき、都市社会から発想しては無理が生じるかも知れないという危惧感がある。日本を大事に考える人にとって、震災と原発問題は、現在、心痛の最大要素になっている。そんな中、ある人が南部牛追歌をポストしていた。また、東北大の学生たちが、地域社会の特性を活かした復興プランを提言している。元来、強固なコミュニティーが日本のどこよりも根強い東北の社会に、都市生活者では、感覚的に、発想的に、立ち入れない領域があることを充分に認識した上で、手助けを考えていきたいと強く思うようになっている。かくいう私も、ついつい、都市型生活者の発想に陥っている場合が多いと反省している。
一方、原発報道に関しては、国は国民の混乱を防ぐための「安心の演出」から、炉心溶融、核燃料棒の損傷について、明確な表現をさけてきたが、炉心や燃料棒への損傷があることを、ようやく認め始めている。しかし、メルトダウン、あるいは核爆発といった表現の現象かどうかについての詳しい検証は、出ていない。というより、現状、不可能なのだ。ロボットでの査察しか出来ないのだから。
放射線量のデータ開示についても、地元の研究機関がかなり突っ込んだ開示を始めているようだ。しかし、ここでも問題は、如何に健康被害に結びつくのかという、実生活の現状と照らし合わせての判断材料が、子供でも解る形で、可視化されていないことだ。勢い、ドイツの放射線汚染予測マップにすがっている方々も多い。これには、研究機関、行政機関、さらに国際的なサポートの中で、どうしても可視化する取り組みを必要としてる。子供にも解る絵解きと単純で、解りやすいコンセプトの提示が必要なのだ。
最後に、本職のメディア・ウォッチング課題としてのFbだが、知らぬ間にお友達が400名を超えていた。しかし、この間、スパムにより多くに方々に迷惑を掛けたり、あるいは、得体の知れぬなりすましに因縁を付けられたり、ウォールを勝手にいじられたりする事件にも遭遇した。セキュリティーに関するポリシーが、いままでの範疇とは違うのだろう。また、ニュース・フィードにこれまで自動的に入ってきた投稿先が、どんどん、遠のいているのを感じている。ニュース・フィードを構成するアルゴリズムの問題か、あるいは、何かの規制領域が最初から設定されているのかどうか、全く理解できない。ただ、自分のプロフィールの公開は、今後、徐々に閉めていこうと考えている。あるいは、お友達が1000人以上の方からのリクエストは、基本、考慮するというスタンスを取りたいと考えている。すべては、セキュリティーの問題だ。(5月13日作成)

水曜日, 4月 27, 2011

Fb体験1ヶ月目のメモランダム

Fbを始めて約1ヶ月が経ちました。311以降、表面をなぞらっただけのマスコミ報道にいらだちを感じ、独自に情報源を探す中で、新しいツールとして前々から気になっていてたFbを、ガチ、本気で始めました。自分が感じている事案にたいして、多くの人々がどのように感じ、どのように評価されているかを知りたい思いでした。結果は、見事大当たり。日々、さまざまなニュースが皆様によってレビューされ、あるいは直接意見を聞く機会を接することが出来、私の情報環境は著しく改善されました。有り難いことです。
お友達になって頂いた方々の日々の活動にも、もの凄く興味が沸いています。子育てしながら朝夕の新聞配達をこなし、そして貴重な時間にアクセスされている方、ご高齢の方がお孫さんをあやしながら最新のモバイル・ツールを操作されているその日常、海外にいても孫正義さんの記者会見オンエア情報を伝えてくださる方、過去にDVを受けたり差別をされた辛い過去が有りながら明るく前向きに情報発信されている方などなど、もう、ここは人生の大学のような処かも知れません。内のセミナー生は、全員会員に強制加入させました。つまり、Fbをやらない子には、単位を出しません、マジで。
立場上、最も注目していることは、災害時のメディアの対応ですが、直感的には、ブログにも書いたように、「ソーシャル・メディアの台頭は、マスメディアの没落を予感させる」。ネットが通信メディアと放送メディアを融合させてしまった訳ですから、当然の成り行きなのかも知れません。
自身のネット歴をふりかえってみると、@マーク付きのパソコン通信を始めたのが92年頃、福井からIIJのアクセスポイントへアナログ線で繋ぎ、出来たてほやほやのネットスケープを使ったのが95年でした。その後WWWが爆発的に増え、一種のフィーバーが起こり、その中で2001年の911を体験したネットはブログを生み出し、SNS文化を定着させました。そのSNS文化の中から、言わばパラダイム・シフトが起きたのが、Fbなのだと思います。
匿名が許される裏街道的、サブカルチャーぽいネットの世界に、太陽がようやく昇ったということでしょう。もちろん、企業サイドはネットを表街道として最初から使い出していましたが、個人ユーザーにとっては、サブカルチャー的な環境が続いていたように思います。そして、今回の災害です。私のFbへの参加は、こうしてみてくると、必然だったように思います。
今、私がもっとも応援したい方々とは、各自の持ち場で、心底誠実に目の前の課題に挑戦し、前向きに、ポジティブに活きておられる方々です。そして人として、それぞれの方々の感性にビビッドに響き合える方々です。そんな素敵な方々が、たくさんFbにはおられます。
最後に、東北や福島で活動され、厳しい中から現状を正直に伝えてくださる会員のみなさま、そしてそのような方々を直に応援されている会員の皆様へ、心から感謝とエールを送らせて頂きます。

黒島哲夫@ホテルエコノ四日市 10F

PS:Fbノートにも掲載済み

土曜日, 4月 16, 2011

石田英輝先生へのインタビュー・シリーズは必見!

我がエンゼルたち(ひかる11歳と好9歳)へ、今回の東日本大震災と福島限発事故に振り回されるこの時期に、何かをプレゼントしたいと考えた。最初は、ジブリのナウシカ・・・と考えたのだが、「いや、いまこそ、手塚治虫の火の鳥だ!」と直感し、アマゾンで手配した。今、その選択は間違っていなかったと確信している。
 何故確信に至ったかが、今日のテーマ。昨日に引き続きFacebook(以下、FBと略)を継続的に眺めているとそれぞれの人々が、何か今までとは違った感性で今回の事態を捉えているように感じたのだ。朝には、気持ちの良い音楽を引っ張ってきて、少しでも気持ちよく朝を迎えてもらおうと心を砕いており、夜には安らかに眠りにつけるように、ヒーリング効果満点のミュージック・クリップを用意するといった形で、とにかく、皆さん、優しいのだ。今、日本人は本当にやさしい。
 そして、FBから復興支援メディア隊なるグループを知った。その中に、東北大学環境科学部の石田英輝先生へのインタビュー・シリーズが掲載されており、深く感銘した。これは、必見のインタビューだ。そして、火の鳥で良かったのだと確信した訳である。
復興支援メディア隊

ソーシャル・メディアの台頭は、マスメディアの埋没を予感させる

インターネットを始めたのが1993年頃。97年には日本海側、特に福井の三国近郊ではナホトカ号の座礁事故があり、あの時はHPに事故関連URL集を創り、当時最新情報のソースとして最も定評のあったNTTのWhat's Newに大きく取り上げられたのを、思い起こしている。ボランティアが駆けつけるまでの2、3日は、次々と立ち上がる災害情報を掲示したHPのURLをせっせせっせと集めて掲載し、その合間に現地へ出掛けてボランティアもした。持ち帰ったデジタル画像が、中央の通信社に引き継がれ、マスコミにも掲載された。毎日寝ずにHPのメンテに明け暮れたが、1ヶ月程すぎると、事態は収まり、HPへの訪問者数も減衰し、2ヶ月後にはURL集は閉鎖した。
 先週からFacebookを始めているのだが、約1週間でお友達が60名近くになり、はたと、先に書き出したナホトカ号座礁事故の時を思い出したのだ。アクセスを依頼する、反対に依頼されるという関係が、あの時のあり方とよく似ているからだ。それぞれのノードからノードへの結節点に近い存在として、自分の画面(ハイライト/最新情報)に描き出される世界。おびただしいトラフィックの1ノードとしての自分という世界は、この先どのように展開するのか、全く解らない。当面やりつづけるのだが、これは重要なメディア・ウォッチングである。
 ソーシャル・メディアの台頭は、マスメディアの埋没を予感させる。しかし、あまりにも「ゆるい」セキュリティーで、やはり、IT化社会の荒波を知った経験者しか、安全に乗り切れないのかも知れない。今日も1件、なりすましを見破り、レポートしたばかりだ。

水曜日, 4月 13, 2011

ガツンとやる方が好きだな

MISIA - 明日へ(復興応援メッセージソング)をフェースブックのリンクから観た、聞いた。これだけ質の高い、ハートのこもったビデオ・クリップが居ながらにして体験できるのだから、歌番組や商品としてのCD,DVDって、何なんだろう??すでにデッド・メディアになってしまったのかも、と思ってしまうのだ。ご体験あれ!
MISIA - 明日へ(復興応援メッセージソング)
それと比べてしまって申し訳ないが、サントリーがスポンサーとなっている復興支援CMの「上を向いて歩こう」シリーズ、私は余りよい印象がない。良く考えてみると、We are the Worldを無意識に比較のイメージ対象としていたように思う。We are the Worldには、全員集合して、さぁ、一緒にやるのだという構成になっていて、合唱があったのだが、「上を向いて歩こう:シリーズ」には、それがない。ならば、その間隙を突いて、MISIAが浮上してしまうのだ。是非、見比べて、感じて、欲しい。
私は、一体となって、ガツンとやる方が好きだな。あるいは、イチローや孫さんのようにコメントなしで、ビシっとやるほうが好感持てますね。
PS:私も、YouTubeアカウントを創りました。いずれ、公開しますよ。

火曜日, 4月 12, 2011

ほっと@アジア:NHK BS1

セミナーには中国からの留学生がいる。今年のセミナー全体のテーマは、「東アジアの文化・文明の状況を解明し、何らかのメディア化に挑戦する」という、まぁ〜、なんとも大きなテーマ設定の元に進むのだ。で、マスターのお好みの番組を紹介。午後4時台だったのが、5時台にシフトし、仕事が早く終われば、なるべく観るようにしている。学生諸君も、バイトまでの一時、可能ならば、観てもらいたいと願っている。
ほっと@アジア:NHK BS1

月曜日, 4月 11, 2011

投稿者はアン・ルイスさんだった

Thank You America ともだち作戦 Operation Tomodachi
YoiuTubeへの投稿者:amberlese さんは、おじさん世代しか知らないかもしれないなぁ〜。女性ロック・シンガーのアン・ルイスさんだった。

日曜日, 4月 10, 2011

言葉が紡ぐ魂のリレー

明日で震災から1ヶ月。言葉が紡ぐ魂のリレーとでも言うべき記事。産経ニュース(WEB)が、この1ヶ月を振り返り、人々の言葉を紡いで、感じのよい記事をだしている。私は、すべてオンタイムで観ていたので目新しくはないが、まとめて読み返すと、確かに希望が見えてくる。
産経ニュース(WEB):「日本の救世主に」「死ぬ気で頑張ってくれてる人がいる」 震災乗り越える言葉の力

土曜日, 4月 09, 2011

ハナ*サケ! ニッポン!


東北地方のお酒・地酒を購入し、被災地の経済を活性化させようという動きが2〜3日前からフェースブックで盛り上がっている。被災地の地酒メーカーの方々が、ユーチューブへ、続々宣伝ビデオを投稿している。極端な自粛ムードの反動とでもいうべきムーブメントが拡がっている。下のポスターは、ダウンロードし、近くのお酒屋さんなどに持ち込んで、東日本ブランドを書き入れてもらい、張り出してもらおうという試みなのだと理解。私も数部プリント・アウトして、いつも行く飲料量販店へ持ち込んだ。検討してくれるそうだ。
ポスターはこちらから.......!

金曜日, 4月 08, 2011

南相馬市長がユーチューブでSOS

福島県南相馬市の桜井勝延市長がYouTubeで世界に向かって支援の呼びかけを行った。アクセス数も27万件近くに達し、各国メディアも注目している。政府や既成メディアの枠を飛び越えてアピールしている。淡々と、朴訥な印象の市長さんの呼びかけが、重く響いてくる。メディアの今を考えさせられるアピールだ。

速報性、共有感覚では、ツィッターやFacebookの時代なんですね

先週からFacebookを始めているが、なかなか面白い。思わぬ人からの繋がりで旧友を発見したり、音信不通気味の友人とのコンタクトが回復したり.....!
そんな中で今盛り上がっているのは、「ハナサケ ニッポン!」。被災地への消費活動という面からも応援になるし、なにより、負けるなニッポン、がんばろう東北! てのが、気に入った。フォロアーも多く、ビシバシ、YouTubeに自主CFを投稿している。こういう動きが、やがて、メディア使用の本流になっていくのだろうという予感がある。
ハナサケ! ニッポン!

1ヶ月後のM7.4 震度 6   2元観測

先ほどの地震、ほんの少し、北陸はこの福井でも、かすかに揺れを感じた。そこで、NHKを観ながら、グーグルの東日本震災のポータルサイトに刻々と流れるツィートを眺めていた。テレビ情報・プラス・現地情報もまばらに入ってきていて、貴重な観察が出来た。
そして、解ったのだが、ツィッター情報には、明らかに限界がある。だが、外にいる人で、ワンセグをテレビを映せない携帯をもっている人には、これだけでも確かにある種の救いには成りそうだ。しかし、それも電波をリレーする地上局が被災してしまえば、効力はたちまちゼロに近づくのだろう。さまざまなリスポンスが玉石混淆としすぎていて、緊迫した状況下では混乱の基になる可能性も大きい。そこをかぎわけ、重要情報だけを選び出す「勘」に基づいた分析能力が必要。相対的に、被災地、現地からの情報は、信頼性が高い。

木曜日, 4月 07, 2011

サントリー ソウルマッコリのCF

サントリーのソウルマッコリのCF.これまでにも、中国語、中国人俳優を起用した飲料水のCFを創ってきたサントリー。今回は、韓流スターを起用。これ、私は売れそうだと思います。
サントリー ソウルマッコリのCM

世論には必ず揺れがある。その狭間に何かがみえてくる。

今日の各社のニュースで二つの記事が目を惹いた。一つは、日経の行きすぎた自粛を改める動きについての記事。もう一つは、米軍の支援に対して日頃の敵対意識が薄らぎ、頼りになる存在として見直す住民が多くなっている沖縄の様子やそのことに意識過敏に反応する沖縄のメディアの対応について解説した産経の記事だ。自粛の件では、上野の花見自粛の立て看板が外された件を報告していた。ところが、後者の記事(沖縄での住民感情の記事)は掲載されて、すぐに削除されている。何故だ?

水曜日, 4月 06, 2011

kizuna311 #15 From YouTube

放射能拡散のシュミレーション

産経ニュース(HP版)を観ていて、オリジナルを観たくなり、ドイツ気象庁のHPへ行った。確かにアニメGIFで拡散をシミュレーションしたアニメが公開されている。ところが、不思議なことに、産経HPの記事「影響診断に温度差 ドイツ気象庁、拡散予想図」とは違うのだ。産経の拡散シミュレーション・アニメは日本全土が覆われているのだが、DWDに現在掲載されているものとは、違うように見える。何故か??
是非、各自で確かめてもらいたい。
ドイツ気象庁のHP
産経HPの記事「影響診断に温度差 ドイツ気象庁、拡散予想図」

クィックVote by 日経WEB 解散封印で再浮上する「大連立」

国難の災害時にあたり、民主党と自民党による大連立構想が浮上。その是非を問うアンケートを日経WEBで行われた。結果を見ると、約67%の支持を得ている。その結果報告が掲載されており、年齢と性別だけが表示される形で、アンケートに答えた人々のコメントも掲載されていた。思い起こせば、911以降、アメリカの大手メディア(New York Timesだったと思うが)が、同時テロに対する感想や意見を読者にもとめ、スレッドを整理してWEBに記名入りで掲載したことから、ブログがスタートしたことを思い起こせば、日本では記名によるアンケートはいまだ実現出来ないことが歯がゆい。ところが、フェースブックなどでは、これが可能になっているから、面白い。日経も大胆に改革しては、と思ってしまう。

火曜日, 4月 05, 2011

放射能の海洋拡散予測と観測値

読売新聞のWEBサイトで、IAEAがフランスのチームに依頼して予測したデータを公開しています。これでは、関東から東北にかけての漁業は大打撃を受けることは火を見るより明らか。いまだに、「ただちに健康に影響を及ぼす範囲ではない、云々....」とカラ文句をいっている官邸サイドの言い訳が、シラジラしいね。放射能汚染、これ以上ひどくならないでもらいたい。
放射能の海洋拡散予測と観測値

rdtn.org

放射線量についてのオンタイムの情報が見れます。
サイトの説明をコピーで紹介:このサイトは、信憑性のあるデータ測定値をリアルタイムで表示するべく設立しました。現場からの信頼できる新規データがありましたら是非ご報告ください。新規のデータソースについては十分吟味した上でアップいたします。
rdtn.org

情報格差埋める努力を 編集委員 小柳建彦

昨日、デジタル・デバイドについて書いていたが、同じ内容の社説が日経新聞に出ていた。編集委員の小柳建彦さんが、表題の論説を1面で転回している。

月曜日, 4月 04, 2011

kizuna311.com

世界には善意が溢れている。愛が溢れている。しかし、電源が思うように確保できず、ネットの環境もままならぬ被災地へ、これらのメッセージや癒しの感性は届かない。安全なサイドでネットを自由に楽しめる側と、情報過疎に捨て置かれた側では、完全なデジタル・デバイドが出来てしまった。今、生で伝えられる事って、かなり限られているように思えてならない。
 お奨めは、#15 "Dedicated to the people of Japan from LA"

景観は奇妙で不気味

巨大津波に辺り一面が瓦礫と化した宮城県名取市閖上地区に、1本だけ災害に負けじと経ち続ける松の木。地域の人々はその姿に勇気と希望をみだしているという。そのど根性松を中心に描き出したパノラマ映像を産経新聞のWEBサイトが公開している。威厳に満ちた松の木とまわりの荒廃した周囲の景観は奇妙で不気味だ。
【東日本大震災パノラマ Vol.46】名取市閖上地区

金曜日, 4月 01, 2011

mj

facebookを試している。直ぐに、交流のある人々が数人発見され、交流の許可をもらった。中でも、我がセミナーのメンバーには驚いた。プロフィールを観ると、宗教の欄には「mj」となっている。以下の彼女のyoutubeのブログを見て頂ければ、その理由が解るだろう。
mjforevermj

新年度

昨晩、BS1を観ていて4月からBS2が無くなる件についての案内を流していた。その時点までに、この件は承知していた。しかし、一瞬、慌てた。何故なら、明日から(つまり本日)無くなるという認識がなかったからだ。言い換えるならば、日時感覚がこの3週間の間にすっ飛んでしまい、震災・原発に意識の大半が奪われていたからだ。慌てて、体制を立て直したい。
 そこで、備忘録をアップする。ネット・IT関連では、3月末までに、次の事を行った。
1:タイムマシン用1THDを新たに購入、20時間かけてバックアップをやり直す。この1テラバイトのHDは9800円也。
2:NHKオンデマンドに登録。マックからのアクセスも可能になっていたので、登録したが、何故か、我がMacBookProは本編の再生を拒んでおり、いまなおその原因を究明中である。
3:日経新聞WEB版有料登録。この4月1ヶ月間、念入りにチェックする予定。新聞系WEBでは、今のところ他社の追従を許さない内容になっており、(といっても日本の新聞各社と比較しての話だが)他社の速報WEBとは一線を画している。だから申し込んだ。
4:震災・原発事故関連のURL集(自己バージョン)を作成し、FireFoxのブックマーク・フォルダーを作成。
5:FaceBook,ツィッターをついに使い出した。これは、体験上必要と考えていたが、ものぐさでいままでためらっていたが、もう体験するべきと考える。
 以上、メディア・ウォッチャーとしての勤めはこれからも果たしていくつもりだ。

火曜日, 3月 29, 2011

災害報道3週目

テレビも通常編成に戻り、災害報道は落ち着きを見せている。しかし、NHKはひきつづき番組の編成を災害報道を主軸に置き、多くの時間をついやして報道を続けている。何でも、軒並み20数パーセントを超える高い視聴率を保っているらしい。国策的なメディアとして長年にわたり役割を果たしてきたノウハウが活かされているように思う。
 一方、民放各社は通常番組に特別番組を差し込む形で放送しているが、相変わらずCM乃自粛が続いており、ACが流れ続けている。そのACも、初期バージョンは影をひそめ、新バージョンが続々登場している。約2週間で、30秒クリップのヘビーローテーションは飽きられたと言うことか。
 ユーチューブのアーカイブには、報道各社および一般市民がとらえた災害発生時のクリップがどんどん投稿されており、その量と質は、放送された内容をはるかにしのぐ。まさに圧倒される映像がつづき、息をするのも苦しくなるほどのインパクトを持っている。中にはつなみで家屋や車が濁流に流されるその脇で撮影されたものもあり、人々の阿鼻叫喚、モノが潰されクラッシュする金属音の連続に、背筋が凍り付いた。
 さて、福島原発の方といえば、出口の見えない袋小路にはまり込んでしまったようで、いまさらながらに原子力への幻想に惑わされ続けてきた現代の人類の「欲」が恨めしくなってくる。大江健三郞氏は、「原爆を体験し、原子力の醜さ、怖さを知っている日本人は、原子力に手を出すべきじゃなかったのだ」という趣旨の発言をされたようだ。私も全く同感。

土曜日, 3月 19, 2011

震災から1週間が過ぎた

テレビ番組の構成も、この土曜日からはほぼ平時の体勢に戻っている。IEAEによる独自の放射能測定値(主に東京都内)も発表され、オーバー・リアクション気味の諸外国の論調も冷静さを取り戻しそうな形勢になってきた。
 ネットでは、先週の日曜日頃からジャンクメールのたぐいが、極端に減少している。電力資源を考えての送信自粛が見事に功を奏している。これは、ネットを使っている人々全員が感じていることであろう。
 ワシントンポストのフォトストーリーでは、死体安置所の写真が掲載(13,14日頃と思われる)されていた。その写真では、死体は毛布やあり合わせのシートなどをくるまれていた。今日のテレビ報道をみると、家族との対面のため、死体安置所を訪れた人々を映し出していたが、そこには、木箱が整然と並んでいた。この状態になって始めて映像化する日本のメディアのモラルが伺われる。
 セリーグのナイター開催、リーグの開始について混乱しているが、東京都知事が取材に応じて、「ナベツネに聞いたら?!!」と答えていた。寡黙に、コメントせずに1億の義援金を出す野球人がいる一方で、読売の将帥のように、この非常時にわがままをいう人がいる訳だから、もう巨人軍は応援してもらえなくて、当然だ。

金曜日, 3月 18, 2011

ACのCM

仁科親子が出ている子宮頸がんの検診キャンペーン。街の人に聞くと、セレブっぽさが、今にそぐわないという声がある。私もかなり同感だ。
ツィッターでは、「STOP買占め」ポスターが話題になっている。
STOP買占め
イチローは1億の義援金をだすという。この人は、なにをやっても、格好いいね!

木曜日, 3月 17, 2011

アメリカ国内で高まる危機感

ワシントンポストの速報を読んでいると、アメリカ国内でも東京圏からの米国関係者の国外への待避を勧告すべきと言う論調が急速に高まっていることが解る。さて、救援に入った米国軍、東京のルース大使以下の選択はどうなるのだろうか?
記事は、次のリンクから:
State Dept., Pentagon offer to evacuate family members from Tokyo

Pray for Japan From YouTube

情報収集能力 推理すると・・・

アメリカは軍事作戦行動を衛星からモニターできる監視システムをもっている。福島原発事故関連でも、無人偵察機からの情報を日本へ提供しているとの情報もある。遠隔地からの観測技術と分析能力では世界一の情報収集能力があるはずだ。当然今回のアメリカ軍の空母を含む支援の影には、このような情報収集技術がアメリカの行動をサポートしているに違いない。そう考えると、昨晩出されたアメリカ国民への勧告、80キロ範囲内からの待避勧告は、恐ろしい現実味を持つ。放射能大量飛散がもうすぐこの範囲で予想されるという判断をアメリカ政府は持ったことになる。
 ヘリによる海水散布を基準被曝量を盾に撤退した昨日の日本の対応は、各国に悲観論を生んでいる。ガンで放射線治療をうける患者さんの被曝量と比較して、死に至る被曝量ではない範囲で撤退した訳だから、死を賭して闘っていないと思われても当然だ。自殺行為は求めないが、本気で闘う気力、知性を、国家が削いでいるように思われて、その点が残念でしょうがない。

水曜日, 3月 16, 2011

生活物資

※ コメントするな! だと? なんという・・・・・・!!
nikkansports.com 退避区域で6000倍の線量 福島で調査
 福島第1原発から放出されたとみられる放射性物質は、15日から16日にかけても各地で観測された。
 文部科学省は16日、屋内退避区域となっている東京電力福島第1原発から約21キロにある福島県浪江町周辺で、通常の約6600倍に相当する最大で毎時330マイクロシーベルトの放射線量を検出したと発表した。
 調査は15日午後8時40分〜50分、同原発中心部から北西20キロ周辺で実施。モニタリングカーで3カ所を2種類の観測器で調べたところ、車外で毎時330〜240マイクロシーベルト、車内で毎時300〜195マイクロシーベルトを確認した。
 文科省の森口泰孝文科審議官は「一般的には距離が離れれば放射線量は減るが、風の流れなどの影響で必ずしも距離と線量の関係は一致しない」と説明した。健康への影響は「コメントしないようにと首相官邸から指示を受けている」とした。
 山形市の放射線量が16日午前3時に過去15年間で最高の0・114マイクロシーベルトとなったことが、山形県の調査で分かった。県によると、昨年同時期の平均値の約3倍。午前10時までに0・073マイクロシーベルトに下がったという。
 長野県も16日、長野市で15日夜、昨年度の平均値の約2・8倍となる1時間あたり0・1070マイクロシーベルトを検出したと発表した。16日午前は同0・09台で推移している。(共同)
[2011年3月16日13時0分]
※ 妹が町田にいるため、町田地区では入手が難しい生活物資を送る準備をしている。米、紙用品、蝋燭、小型ラジオ、単一電池などだが、福井の家電、スーパー、コンビニからは、単一電池はすっかり姿を消していた。

メディアを考える。災害報道の現状を視聴者の立場から考える。

先週の金曜日から、テレビ、インターネットにへばりついてメディア・ウォッチングを続けている。災害時におけるメディア対応の事例研究として、逃せない状況だ。沢山、観察すべきポイントはあるが、ここでは、メディア・ウォッチャーとしての行動の一部をメモしておきたい。
 まず、一昨日MLへ流した内容から。
メディアコミュニケーション学科の諸君へ:
おはようございます。黒島です。明日は卒業式です。
さて、先週末の地震・津波被害、救助の情報をテレビに釘付け、手元にパソコン=インターネットで、継続観察しています。メディアの対応についての事例研究と言ってしまえばそれまでですが、今日の番組構成から、放送内容が大きく変わってきました。これは、95年の阪神淡路大震災の報道、あるいは、911同時多発テロのときとは違う体制をとっていることが解ります。また、福島原発関連の情報開示については、政府の統制、それもかなり厳しく押さえられた情報統制(あるいは情報未統制)が働いていることは、皆さんも感じられることでしょう。各国から駆けつけた緊急救助隊の活動内容が放送されるのか、米国軍、とくに空母を使用した救援活動が放送されるのか、など、チェックすべき観点が沢山あります。また、多くの死体が散乱しているという伝見情報は放送されても、死体散乱を映し出す映像は、いまのところ出ていません。などなど。君たちも、放送の構成や内容の傾向をよく観察して、今、この国の情報操作は、何処へ向かおうとしているのか、考えてみてください。メディア・リテラシーの訓練として、逃せない課題だと言えます。そして、自分は今置かれた境遇から、「何が出来るのか?」を考えてください。よろしくお願いします。
※ ワシントンポストWEB版には、災害地に設けられた死体安置所に並べられた死体の隊列を撮影した写真が掲載されていた。
※ ニューヨークタイムスWEB版には福島原発の事故過程が詳細なフラッシュ・アニメで解説されていた。日本のどの報道記事よりも解りやすく、客観性に溢れていた。
※ 今朝、行きつけの喫茶店で興味深い話を聞いた。昨日、今朝と、福井市市場でマグロが安値で、暴落しているというのだ。大量にマグロが出回っているらしい。その出荷地を推察すると、東北から近畿にかけてのマグロを養殖している一帯からの入荷らしい。津波で養殖マグロのケージが沖に流され、そのケージごと回収し、マグロを捕らえて出荷してきたようだ。完全に、違法な入荷のようだが、セリは行われ、結果的に大暴落値でさばかれたようだ。変な話だ。

火曜日, 3月 01, 2011

ウォーカーズ 迷子の大人たち

昨日、今日と、2日に渡り、BShiで再放送されたNHKドラマ「ウォーカーズ 迷子の大人たち」を観た。韓国ドラマに嵌っており、飽きが来るまで、いや、何かを極めるまで見続けてやろうと決意している最近の私だが、時には日本の秀逸なドラマを見ると、色々深く考えさせられる。というか、日本の表現文化の「核」のようなものに迫れるような錯覚をもってしまう。
 表現の形式も、ドラマ構成に対する方法論も全く日本のテレビドラマとは違う韓国ドラマが、一つの大きな多少となるべき山となって、対岸の山、すなわち日本のドラマを正確に、客観的に考えさせてくれるのだ。
 このドラマのDVDは手元に置きたい思う。そして、私もお遍路を体験したいと、切実に思うようになった。やってみるか? 

火曜日, 1月 25, 2011

1月21日

この日は今後忘れないだろう。まず、応援バーナーまでつけて応援していた間寛平さんが、2年がかりで走り続けたアース・マラソンが、ついにゴールした日であった。また、この日は、四日市大学環境情報学部メディアコミュニケーション学科の卒業制作発表会が、例年になく、良く準備されて実施された。先週来、大学に詰めて、毎日だめ出しを続けて、ついに発表会とトータルにプロデュースした記念すべき日となった。そして、最後は、サッカー・アジアカップの準々決勝で、日本がカタールを3:2で逆転勝ちした。疲れた身体に、勝利の歓喜がしみ込み、快い眠りにつけた。

木曜日, 1月 13, 2011

韓国ドラマ覚え書き

この年末年始に試聴した韓国ドラマをメモしておきたい。
シンデレラのお姉さん
クリスマスに雪は降るの
味噌汁君と納豆ちゃんの結婚戦争
華麗なる遺産
恋人
「クリスマスに雪は降るの」。このタイトルは全く意味を成さない代物で、キャッチとして、こじつけ、あるいは、無理矢理創った感じ。
「恋人」には、「イ・サン」のイ・ソジンが主役として、影のあるヤクザ役を演じていたが、なかなか良い感じだった。
今日は、フジテレビの<木曜劇場>「外交官 黒田康作」を見る予定。そろそろ日本のドラマも国際市場で売ることを前提とした制作をやってもらいたいもだが、果たしてどこまで韓国ドラマのスケールに迫れるか。楽しみなドラマである。

火曜日, 12月 28, 2010

年度の更新に向けて

昨日は年賀状の宛名書きを終日行い、夕方、投函。毎年、賀状の枚数が少しずつ減ってきている。これをどのように捉えれば良いのか。今日は、遅まきながら、新しい手帳と卓上カレンダーを2つ入手した。ということで、今日は年度の締めに当たり、今年最後のブログを更新しておこう。
 今年の私生活では、10月に兄のように慕っていた従兄弟が急逝。最も心に残る出来事だった。これにはショックを受け、未だに思い出すと涙が出てくる。ある意味、両親の死以上に、心が震えた。本当に残念でしょうがない。続けて、11月初旬には、父方の叔父の伴侶、おばさんが亡くなった。本当に10月初旬から11月にかけては、毎週、通夜と葬式に明け暮れていた印象がある。それぞれ故人には、我が仏前で合掌したい。
 次に、車を乗り換えた。ニュービートルはお気に入りだったのだが、どうにも燃費が悪い。リッター当たり5キロから6キロでは、エコにはほど遠く、ゴルフのステーション・ワゴン・タイプに変えた。エンジンは1400CCだが、軽くて、しかもかなりトルクも強い。先日リッター当たりの燃費を計算したところ、11キロ/リッターだった。ビートルの約2倍の燃費には、しめしめという思いに駆られる。ガソリン代が確実に半分になるからだ。今後、新しいエコ・タイプのエンジンを搭載したニュー・ニュー・ビートルの登場もささやかれており、そうなったら、人生最後の車両として、もう一度ビートルは所有したいと願っている。
 さて、最大の一点は、来年度は基礎セミナーの学生がいないことだ。来年の12月には還暦を迎える。大学へ通い出した当初から、一応、60歳を一つの区切りにしたいと思っていた。また、留学生が増え、反対に日本人学生で我がセミナーを志望する傾向が減少してきており、その意味でセミナー・メンバーの構成を、一度リセットしたかったこともある。セミナー面談では、強力に引き込む勧誘はやらなかった。卒業生たちが知れば、何か言ってくるかも知れないが、これを来年度からセミナーの運営を方向転換するきっかけにしたい。
 そして最後に、来年の夢をいくつか書き出しておきたい。まず、卒業セミナーの面々と、出来れば台北ツアー、台北の屋台体験ツアーをやってみたい。次に、財政的なネックとなっているローンを計画的に潰していきたい。毎年減少してきた給与も底に来た感じがあるし、ここで締め直して、財政を立て直ししないことには、数年後の退職後が、マジ、疲弊する。なんとか、これを避けなくては。そして、定年後のビジョンを考えなくてはならない。地元、福井で、何が出来るのか? 教育的風土のこの福井で、何か子供たちや、地域に貢献できて、多少の収入のある生活を夢見ている。アイディアがあれば、教えて頂きたい。

木曜日, 12月 16, 2010

シカと衝突 昨晩の東海道線 しらさぎにて

昨晩は、卒業生のミクとユウスケとともに、毎年恒例になっている年末のお食事会を名駅ですませ、8時3分発のしらさぎに乗った。白ワイン3杯は、乗車して直ぐに眠れるくらいの程よい酔いとなった。気がつくと、列車が止まっている。大垣をすぎて関ヶ原近辺らしい。何事かと、アナウンスを聞けば、シカと衝撃したため(この衝撃という単語の使い方が気にくわないのだが)、乗務員・運転手が車両の点検などを行っており、異常がなければ出発しますとのこと。約30分も停車が続いて、ようやく動き出した。お陰で、福井着は10時半過ぎになった。
 そして、約24時間後、伽藍で毎日のウェッブを見ていたところ、以下の記事が掲載されているじゃないか。「JR、全国の「シカ担当者」集め対策会議 衝突事故続き」。この記事によると、2008年度だけでも、シカとの衝突は全国で514件あり、対策を施した昨年度は件数は減ったのだが、今年度はやや増え、12月13日段階で412件だという。昨晩の事故で確実に413件 以上になったわけだ。

水曜日, 12月 01, 2010

セントレアからインチョンへ

今日の夕方、中部国際空港から韓国へ3年生のセミナー生3名が、ゼミ旅行に出掛けた。折から、北朝鮮の挑発、米韓軍事演習のまっただ中での訪韓。先週来、何度となく彼女たちと協議を重ね、ニュースを読み解き情勢を分析し、考えてきたが、私の出した結論は、「今こそ行くべし!」だった。一般的に言って、「今は控えておき、情勢が好転してから、改めて」、というのが常識的な線である。最初は私もそのように考えたのだが、世界が注目し、彼女たちの意識も今回の事件で飛躍的に向上している「今」こそが、教育的タイミングなのだと気がつき、少々の不安やまわりに心配をかけても、それらの雑音をものともせず、果敢に挑戦させることにしたのだ。
 とはいえ、心配が付きまとい、アシアナ航空の運行状況をHPで確認しながら、宿でやきもきしていた。便は予定時刻を過ぎても到着ランプがつかない。いまだ飛行中の表示が定刻を20分すぎても灯ったままなのだ。しかし、8:08に、到着ランプが点灯し、やれやれ。
 その後約2時間後、彼女たちから携帯に連絡が入った。インチョン地方は濃霧で、上空で旋回し、1度は着陸を試みたのだが、待機旋回をもう一度して、ようやく着陸となったらしい。
 「可愛い子には、旅させろ」ですね。もし、滞在中に不測の事態に陥ろうと、その時は私が責任を取ればいいだけの話だ、と腹をくくっている次第。まぁ、そう言うことですよ。

木曜日, 11月 18, 2010

いろいろガタが来てますね!

旧宅から移り住んで17年目。旧宅をシステム・キッチンに改装した頃から働いていた冷蔵庫が、今月初め頃、パンクした。電気屋さんに見てもらったところ、買い換えるべきとの判断。今のは省エネで、電気代も安くなると説明されては抵抗できない。400リッターの新品を購入することにした。そして、今日はその設置日。朝から旧冷蔵庫を総ざらいにして、廃棄処分に備えたのだが、次から次へと出てくる賞味期限切れの数々。何故、使い切らないで次のを買ってしまうのか、この消費行動に我ながら、あきれる。また一つ、母親から引き継いだ製品が役目を終えた。次は、洗濯機・乾燥機か?

水曜日, 11月 17, 2010

iTunes, EMI, Appleなど、ロンドンからの風!

先週からiTunesで映画のリリースが始まった。期間限定のレンタル試聴、あるいはDVD価格での買い取りが出来る。第1号作品は、「ニュー・シネマ・パラダイス」。HD版で2千円はちと高いが、DVDショップへ出掛ける手間を思うと、有り難い。そして、昨晩、商標を巡り長年の係争関係にあったアップル・コンピューターと英国EMIが版権を持つビートルズの楽曲が、それも全ての作品がLP単位でも、単品でも購入出来るようになったのだ。
 ※ 「ニュー・シネマ・パラダイス」はディレクターズ・カットが一番良いですね。劇場バージョンは、印象が、う・す・い!
 今から40年前、高校生の頃、深夜放送にしがみついて彼らの新曲を聴きあさっていた頃を思い出す。BOX買いでも23千円。コレだったら、40代、50代のオールド・ファンも納得の価格帯で、そりゃ〜、買うでしょう! アナログ版を手放し、CD版も歯抜け状態となった’今、これは魅力的です。
 そのEMIと終身契約を締結した宇多田光(来年以降は、ヒカルにあらず)は、新曲をiTunesへ。もちろん購入しました。200円。ベスト盤も必ず入手予定です。宇多田は、私が大学教員を始めた年にブレークし、その後、ずっと動向を追いかけてきたので、最後まで見守ろうと思う。
 そして、講義「出版メディア論2」では、アップルの収益が2期連続でMSを抜き、IT業界の雄になったことを絡めて、マックの革新性を話している今日この頃です。
 そしてもう一つロンドンから、ウイリアムス王子の婚約の話が届いている。これも私的には時節を感じるものだ。大学就任の1年前、講義資料の収集のためヨーロッパへ取材を行ったが、丁度その時、ダイアナ姫が亡くなった直後だったのだ。CNNのインターネット中継でお葬式の模様を眺めていた。
 何か、大きな時節の移り変わる時期に来ていることを感じる。この移り変わりを、どのように捉えるべきなのか? 自問は続く。

木曜日, 11月 04, 2010

韓国ドラマ集中鑑賞会覚え書き〜その3〜

太陽をのみ込め
僕の妻はスーパーウーマン
1%の奇跡
アクシデント カップル
悲しき恋歌
結婚できない男
魔王
乾パン先生とこんぺいとう
ある素敵な日

「太陽をのみ込め」のヒロインを務めたソン・ユリ。最初に注目したドラマは「雪の女王」だった。そして、「ある素敵な日」で再会したわけだが、「太陽をのみ込め」での演技には少し平板な感じがしたが、愁いのある、悲しみをガッツで覆い、前向きに進もうとする役柄を充分にこなしていたように思う。「太陽をのみ込め」の主人公を演じたチソンには、もう少しカリスマ性が欲しいところ。ホームドラマとしては、「1%の奇跡」が家族愛のほのぼのさを上品に描いており、好感が持てる。イワンはキム・テヒの実弟らしい。鼻筋のとおった美形男子が怒鳴り声を出すと、なんか、変な感じがして、この部分はクサイ。

木曜日, 10月 07, 2010

韓国ドラマ集中鑑賞会覚え書き〜その2〜

今年3月以降鑑賞した韓国ドラマをメモしておきたい。
屋根部屋のネコ
タルジャの春
天国への階段
オールイン
神様、お願い
愛しのおバカちゃん
家門の栄光
彼らが生きる世界
ホテリアー
シンデレラマン
職場恋愛バトル
君はどの星から来た?
スクリーン
ラブストーリーインハーバード
カインとアベル
ソル薬局の息子たち
家族恋愛バトル
アイリス
オンエアー
インスンはきれいだ
イブの誘惑
チング
がんばれクムスン
私の名前はキム・サムスン

気になる女優としては、「神様、お願い」と「家門の栄光」に出演した涙の女王と言われているユン・ジョンヒ。「アイリス」で日本でもファンの多いキム・テヒが出演した「天国への階段」の彼女を観てしまうと、美貌に潜む魔性が気になってしまい、気持ちが遠のく。「オールイン」「ホテリアー」のヒロインを務めたソン・ヘギョは、女性ドラマ監督を演じた「彼らが生きる世界」での演技が一番嵌っているように感じている。

火曜日, 2月 23, 2010

韓国ドラマ集中鑑賞会覚え書き

2月に入り、例のように集中的に韓国ドラマを見ている。時代劇ではなく、現代モノを中心に精力的にこなしてきた。今日は、その記録を、☆3段階で評価しておこう。
「復活」         ☆
「雪の女王」        ☆☆
「シークレットルーム」   ☆
「シークレットルームⅡ」   ☆
「オー!必勝」       ☆
「不汗党−プランダン−」  ☆☆
「いかさま師〜タチャ」   ☆☆☆
「不汗党−プランダン」のチャン・ヒョクとイ・ダヘの演技には好感を持った。「いかさま師〜タチャ」に出演しているチャン・ヒョクの激高シーンは迫力があるが、何度も同じ反応をする演出プランには臭さが出てきており、最後の勝負の後の締め方が物足りない。感情に支配されやすい難点を克服した、何か新しい未来性を感じさせる結末、主役、チャン・ヒョクの成長した姿、あるおはスタンスをみせて欲しかった。それにしても、女優イ・ダヘは魅力的な女性ですね。

水曜日, 2月 17, 2010

雑録

15日にメディアコミュニケーション学科の卒業生制作発表会があった。今年の目玉であり、さまざまな作品へ橋渡し役を務めたのが、メディア系学生ユニットのkokechamだ。昨年度の卒業生森田が中心となったバンドだが、昨年から今年にかけて関西、東海地区で出演要請が舞い込むようになっている。楽曲は、歌謡曲風......かと思えば、妙に新しい感じもあり、まだまだこれがkokechamというはっきりとした顔がみえないところに期待を寄せてしまう。彼らの楽曲の一端は、以下のサイトで試聴できる。是非、是非、訪問して摩訶不思議、ひょっとすると笑ってしまう世界を堪能して頂きたい。
kokecham
先日はマイケル・ジャクソンのTHIS IS ITを紹介したが、繰り返し見ている内に、内のメディア系学生にどうしてもみせたくなってきた。最新のステージ芸術はここまでテクノロジーを駆使して精密かつ大胆に演出するのかを体感してもらいたいからだ。その中で、ブロンドの若いギターリストに惹かれてしまった。名前はオリアンティ。しかし、これがデジャブーなのだ。THIS IS ITで正体を全身的に露出する前に、どこかで見ていたような気がしていたのだ。オリアンティ関連記事を探っていて、気がついた。それは、昨年の今頃、グラミー賞関連のライブをBS2で放送していたのだが、その中のジャムセッションに出ていたのを思い出した。「へぇ〜、若い女性ギタリストでこんなのが出てきたんだぁー」と思いながら見ていたのを思い出した。ギターのスタイルは懐かしき80年代風。そのオリアンティ、ハイチ復興支援のWe are the World 2010 for Haitiにも参加しており、彼女が尊敬するサンタナとのセッションを共にしている。itunesで300円のビデオ・クリップに2,3カット映っている。こちらは、以下のURLに詳しい記事が掲載されており、興味のある方は覗いてください。
オリアンティの記事
彼女のオフィシャル・サイト
という訳で、25年前のWe are the Worldが気に掛かり、ビデオ・クリップを探してみた。YouTubeにありました。
We are the World:25 years ago.

火曜日, 2月 09, 2010

雑録

韓国ドラマ集中研修会は、一応のレベルに達したようだ。1月後半から2月初旬にかけて鑑賞したドラマを記録しておこう。現代物としては、ソン・イルグク主演の「ロビイスト」、トラウマを持つ女性刑事の物語「H.I.T」、「私の名前はキム・サムスン」を貫徹した。ドラマ・映画の配信サービスサイトShowTimeがMACでも視聴可能になったことで、レンタル屋さんへ駆け込む必要が減少してきたのは有り難い。134話にも及んだ「テ・ジョヨン」を完遂するには、3週間もかかってしまったが、「H.I.T」などは、2日間で全話視聴できた。
 昨年は控えていたDVD購入も、メディア教育のための資料収集のためには購入しなくてはならない。マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」は素晴らしい出来である。ポップ・カルチュアの歴史的1作となっている。特に、最後の方で収録されている「ビリー・ジーン」のリハは、演出家が「The Church....., The church of Rock & Roll...」と思わず叫んでしまうほどの、ある種のノリを持ったパホーマンスが収録されている。学生は必ず体験しなくてはならない。
 先週成績出しを終え、先週末から束の間のオフを過ごしているが、年初生じた水漏れ事故の後始末、保険の交渉、修復にかかる見積もりの請求など、事故の後始末も一段落。見積もりが完成を待ち、次の段階へと進む予定だ。出来れば春先の3月、4月には修復を終えたいと考えている。 除雪の福井市が依頼した除雪業者のショベルカーが壊していったタイル張りの犬走りの修理も終わり、こちらも一安心。この事故の対応は素早かった。一応、福井市の対応には評価しておきたい。
 さて、この2月中に進めなければならない課題を整理しておこう。第一に、この4月から始まる新しい講座「感性と創造」の授業プログラムを進めなければならない。チーム・ゲームのための小道具をプランして制作しなければならないのだが、卒業生に手伝ってもらうことは可能か? 確定申告のための資料まとめも重要。そして、ダイエット目的の経費使用基準の見直し(食費を始めとする生活にかかる費用の圧縮)には、かなりの覚悟が必要だと思うが、どこから始めて良いのか、よく考えたい。 

火曜日, 2月 02, 2010

ドラマで勉強する中国・朝鮮の歴史

1月後半から韓国ドラマ「テ・ジョヨン」を観ている。高句麗の末裔たちが、唐や周辺諸国との争いを経て渤海国を建国する物語だ。合わせてウキペディアを紐解きながら、東アジアの古代史を考えている。そして、どのドラマ作品を観ても思うのだが、朝鮮族、韓半島の民族意識を呼び起こそうとする韓国メディアの、さらに言及するなら、韓国の周辺諸国、東アジア諸国向けての「国家的情報戦略が有りそうだ」という思いが沸いてくる。
 「チュモン」、「風の国」、「ソドンヨ」、「テ・ジョヨン」は、それぞれ、高句麗の建国物語、高句麗王2代目の物語、高句麗と百済と新羅の3国時代の物語、そして、高句麗が滅び、高句麗の遺民たちが高句麗を再興する物語だ。どれも主軸となる国家は高句麗であり、その高句麗は中国北東部から現在の北朝鮮一帯を含む地域を支配していた国家だった。現在的に言えば、中朝国境地帯の古の物語と言ってよい。
 明日、アマゾンからドラマ、テ・ジョヨンの公式ガイドブックが届く。どこまで、歴史的な客観記述が掲載されているかを、早く確かめたくて、楽しみにしている。

木曜日, 1月 07, 2010

手帳を更新、賀状の整理


年始めの恒例行事を進めている。期末の試験問題を作成し終わり、一息。今年の賀状を掲載しておこう。

水曜日, 1月 06, 2010

新春雑録

ようやく始動開始の松明けは、あいにくの雪模様。雪の夜は眠りが深くて、朝は爽快だった。さて、このお正月のDVD企画を記録しておこう。まず、昨年来のテーマである韓半島歴史物シリーズとして、この正月中は薯童謠〔ソドンヨ〕と、ロシアにおける現地ロケをふんだんに活かした白夜を制覇した。現在は、ワイン・レストランが舞台となっているテロワールを鑑賞中である。チュモンのヒロイン、ソソノ役で虜になってしまったハン・ヘジンが主役となれば、観ないわけに行かない。ハン・ヘジン、実に魅力的な女性だ。
 CSチャネル、ケーブル・テレビのドラマ専門チャネルでは、韓国ドラマが幅をきかせている。こんな事実にも最近になって気がつくわけだから、韓流ブームの奥の深さに驚かされるわけだが、文化財を国家戦略にしている大韓民国の情報国家としての取り組みに驚嘆してしまう。明らかに、国家戦略としてアジアへ、世界へ、韓流ブームを意図的に出しているように思うのだ。
 何故、情報戦略なのか。それは戦時下国家として、常に北の脅威を意識せざるを得ない韓半島の宿命のようなものなのかもしれない。それは、今に始まったことではなく、古代から存在していた半島国家としての宿命の様なモノなのかも知れない。
 チュモン、風の国、ソドンヨが舞台となる時代は、高句麗、新羅、百済が3国並立していく時代を扱っている。敵対視ながらも、どこかで繋がりたいと願っていた時代だ。この3作に描かれている国家間の対立、その影響下での庶民の暮らしや対立による様々な弊害。それらの艱難辛苦の物語に、私には北朝鮮を意識した韓国民の底流に潜む「思い」を垣間見てしまう。そんなに難しく考えることもないのだろうが、そう感じてしまう「何か」が確かに流れており、読み解きたい欲求に駆られるのだ。韓国へ行きたい!

木曜日, 12月 31, 2009

今年最後の備忘録

雪籠りのお正月となりそうだ。朝、開店早々のスーパーへ買い出しに出掛け、雪降る中を先ほど帰宅。早速、冷蔵庫を満タンにして、これから4日間、外へは出掛けなくとも過ごせる体制を確保。今晩は、どんべいで年越しそばとなる。
 さて、幾つか備忘録をと思ったが、韓国ドラマの話題から記録しなくては。オフになった先週から、「朱蒙(チュモン)」全81話、「風の国」全36話を読破、いや、全完全鑑賞。どちらも高句麗王国の物語だ。天の意を受けた戦士が苦難の末に王となり、高句麗王国を建設する話だが、実に、ハマった。このハマり具合は悶絶モノである。それくらい、面白い。歴史小説を一気読みしたくらいの衝撃とは、読書の話だが、マスターはまさに小説を読むようにDVDを再生し続けた。徹夜を三日くらいしただろうか。単純に計算しても、この2つのシリーズだけで、117時間のドラマだ。休憩無しに読破するには、4日と21時間かかる。
 高句麗は韓半島の根っこの部分にあたる北部地方で勃興した国。現在は北朝鮮から中国北部地帯に当たる。中国の年代に対応させると漢の時代に相当する。漢からの圧政に流民たちが奴隷となり諸侯へ売り飛ばされていた時代に立ち上がった英雄ヘモス、その遺伝子を受け継いだ息子のチュモンが高句麗を打ち立て、漢の圧政をはね返す物語である。そして、「風の国」は、そのチュモン大王の孫に当たるムヒュル王の物語となっている。
 両方とも、広大な中国の地で、長期にわたる現地ロケを敢行しての作品創りに、まずは驚嘆してしまった。その規模は、ハリウッド版の「グラディエーター」や「キングダム・オブ・ヘブン」を凌駕しないまでも同レベルの演出となっており、そのスケール感に圧倒されてしまった。この方面での規模からすると、日本の放送各社制作のドラマは、すでに、負けている。完敗状態と言える。3年がかりで取り組んでいるNHKドラマ「坂の上の雲」すら、かなわないだろう。
 次に驚いたのは、各俳優の演技もさることながら、その身体能力の高さだ。どの殺陣を観ても、様になっており、非常に高度な殺陣を、いとも簡単にこなしているのだ。特に両ドラマで主演を演じたソン・イルグクの乗馬技術の高さは、見物である。また、全般に日本の俳優さんに比べて、身体が良く動いている印象が強い。
 さらに、物語の中での戦争の捉え方にも韓国らしい文化が現れてる。南北境界線を挟んで、いまだ戦時化にあり、徴兵制が現実に作動している軍事国家らしい側面が随所に現れており、これが面白いのだ。
 さて、先日の有馬記念だが、ようやく的中をモノにした。いまは、何故、9→2→6の1点買いをしなかったのか、その意味で無念さが残っている。最終的に絞り込んだ4頭が1着から4着までに入っている精度で予測したのに。ソノ中には上の配列も当然予測していたのに多点数馬券を組んでしまった。プラスになっては居ても、悔しさが残っている。
 次に、3年ぶりで年賀状を発送した。加賀好・光兄弟のイラストをコラージュした作品。可愛く仕上がりには満足している。これは制作していて、楽しかった。
 今晩は、豚のバラ肉をダイコンと一緒に煮込む予定。年越しそばはどんべい。空き時間は韓国ドラマである。紅白は観る予定なし。

金曜日, 11月 06, 2009

イチローのWBC優勝で幕を開け、松井のワールドシリーズMVPで締める日本野球!

昨晩はワールドシリーズの再放送に見入っていた。松井の大活躍に胸が熱くなった。自分の活躍より、ヤンキースがワールドシリーズを勝つことの方が嬉しいと言ってはばからない直向きさに感じ入っている。隣県石川出身者だけに、私の住む福井でもファンが多い。渠の恩師山下先生は、この辺では大変な名士でもある。同時期に行われている日本シリーズには興味が沸かなくとも、アメリカ野球で活躍し、日米を近づけてくれている彼らには本当にサムライ魂を感じてしまうのだ。

火曜日, 11月 03, 2009

韓国ドラマ・マラソン鑑賞備忘録〜大王世宗(テワンセジョン)〜

李氏朝鮮の第4代国王世宗の幼年期から晩年までを描いた韓国歴史ドラマ全88話を、先週の週末から見始めて今日、最終話まで辿り着いた。全88話ということは、寝ることなく見続けても約3日半かかるボリューム。最初は2週間はかかるかと予想していたが、面白さにどんどん時間を費やし、この連休を使って後半40話を一気に読み進めた。DVDを本に例えることは不自然かもしれないが、まさに長編小説を読破したような感慨にふけっている。
 世宗については前々から興味があり、一度詳しく調べてみたと考えていた。仕事柄、出版文化論を構成する上で、15世紀になって創製された表音文字ハングルの創始者が、どのような発意から創製に至ったかを知る必要があったからだ。また、同じ漢字文化圏に生きるものとして、アジアの偉人を知っておきたいという欲求もあったからだ。
 物語の中では、中国との外交政策や対馬を巡る争いなども描かれており、日本語での演技も出てくる。この辺はかなり怪しい扱いになっており、如何かがなものかと思わせる場面もある。しかし、場面場面に盛り込まれているパワーゲーム(権力争い)のロジックややり取りの妙には処世術的な面で考えると、実に教唆に富む構成になっていて、韓国ドラマのシナリオライターたちの論理力の素晴らしさに感嘆してしまうのだ。
 俳優としては、王妃役のイ・ユンジに嵌りそうである。イサンに出てくるハン・ジミンの素朴なかわいらしさも良いが、イ・ユンジの柔らかくも高貴な演技は多くのファンを掴んだに違いない。
 文化政策としても韓国ドラマの奥に潜む韓国の情報戦略をそろそろ本格的に調べ、インタビューなどを交えた調査取材を計画したいものだ。
前回の備忘録以降の鑑賞作品:京城スキャンダル、風の絵師
 待ちの作品:拝啓、ご両親様の43話から56話(11月6日以降レンタル可能)

月曜日, 10月 12, 2009

教科書はすべて世の中にある! ハイビジョン特集「北の海にホッケが舞う~群れ、その神秘の物語~」で発見した。

昨夕、晩飯を創りながらBShiを観ていたところ、実に興味深いドキュメンタリーに出会った。これは、サイエンスの分野からの興味だ。今年の年始めに、バリ島で大橋力先生から伺った共鳴現象(共振現象?)の怪にも繋がる面白い話題を、ハイビジョン特集「北の海にホッケが舞う~群れ、その神秘の物語~」で発見した。
 浮き袋を持たないホッケは300メートルもの深海の底に暮らしているのだが、プランクトンが海面近くに大量に発生する春から夏にかける頃になると、垂直上昇して、それも群れで上昇してプランクトンを摂取する。その時、海面から海中に向かって、巨大な渦が発生する。地元の人々には「ホッケ柱」として知られている現象だ。この渦巻きが如何に発生するのか、その物理的原理を解明すると同時に、生物の群れ行動の本質に迫る論議が柔らかく解説されていたのだ。しかも、コンピューター・グラフィックスの側面から、群衆(動物でも人間でも.......!)の動きに関するプログラムが完成しており、それを使って、見事にホッケ柱を再現してしまっていたのである。
 今、知りたいのは、そのプログラムのコンセプト(3つの柱から成る)の詳細なのだが、再放送を探し出すにしても、NHKオンデマンドはマックに対応していない! ウインドウズを1台確保すべき時期到来ということなのだろう!!??
 メモ:仲間と同じ方向へ動く。仲間とぶつからない。仲間と同時に動く。この3つだったのかどうかを知りたいのだ。誰か、覚えている方はいらっしゃらないだろうか?
 生命体にはこのような共振現象(あるいは同期現象)があることを原理的に解明できれば、1000人規模のケチャが見事に同期する事実にも強いサポートとなる。

一歩60cmで地球を回れ 〜間寛平だけが無謀な夢を実現できる理由〜

間寛平さんのアースマラソン途中経過報告書である。マネージャーの比企啓之さんと電話少年企画で有名な土屋敏男さんの共著。アースマラソンの立ち上がりから現在までを綴っている。この新書を出版メディア論の参考図書として学生たちに読ませて、テレビではできない企画、新しい視聴者参加型のエンターテイメント企画の勉強をさせようと考えている。
 アースマラソンは、コペンハーゲンでの東京オリンピック招致のための招致大使役を終え、いよいよユーラシア大陸横断、青島からヨットで日本に戻り、大阪花月への帰還までという途方もないプロセスを走り出している。日々生じる様々な出来事が、すべて新しいメディア体験として新鮮な感銘を視聴者に与えている。何より、いままでの映画文化やテレビ文化にならされてきた我々のメディア体験を打ち崩していくパワーに圧倒されている。その現場を学生たちにも体験してもらおうという学習プログラムを考えている。

金曜日, 10月 09, 2009

韓流ドラマ・マラソン鑑賞会備忘録

9月にはシルバー連休などもあり、またまた韓流ドラマ・マラソン鑑賞会に嵌っている。9月から今日まで鑑賞した作品群をメモしておこう。
・ファン・ジニ
・食客
・三つ葉のクローバー
・マイ・スイート・ソウル
拝啓、ご両親様(第15話~第28話:全68話:年内に全巻発売されるはず)
※ 注目演出家・脚本家としては、「拝啓、ご両親様」のチョン・ウリョン監督。この方は「母さんに角が生えた」の演出家でもある。脚本も同じくキム・スヒョン氏。このコンビの次作に注目したい。

木曜日, 10月 08, 2009

教科書はすべて世の中にある!

先週末、なにげに選んだBSフジの夕方の番組に釘付けになった。それは、全国高等学校写真選手権、通称、写真甲子園2009のドキュメンタリー〜レンズの中の青春〜という番組だ。漫画甲子園、俳句甲子園などは知っていたが、写真甲子園があることはいままで知らず、本当にビックリした。
 何故感銘を受けたかは、以下のサイトに掲載されている各賞を受賞した作品群を見ればメディア系の学生諸君ならば、直観的に理解できるはず。
写真甲子園2009オフィシャル・サイト
 監督1名(顧問の先生)に3名一組でのコラボで作品群(1ステージ8枚)を提出し、審査員に評価してもらう方式で取り組まれている。このような公開審査を3回繰り返して、最終的な評価が下される。デジカメの普及で、写真は高価な趣味の世界から、誰でも挑戦できる本当に身近な表現芸術になったことを実感しているのだが、高校生でもプロでもモノにすることが出来ないような一瞬を切り取っているその創造性や感性に脱帽だ。四日市大学のメディア系の諸君、是非、高校生たちの取り組みに注目してもらいたい!

木曜日, 9月 24, 2009

ふと気付いたこと 〜カヤグムやコムンゴの調べに呼び起こされて〜

先日、NHKスペシャルの再放送をみていて、はたと再認識させられたことがある。その番組は奈良の法隆寺を詳細に見せる番組で、その中の1項目に、聖徳太子の命日に太子の遺徳を偲ぶ「お会式」と呼ばれる法事の準備過程は紹介されていた。ビックリしたのは、祭壇の構成であり、お供え物を飾り付ける様式だった。番組の解説でも述べられていたことなのだが、その様な祭壇の様式は、当時交流のあった朝鮮から伝えられたものだという。確かに、韓国ドラマ、それも現代ドラマのなかで時折出てくる祖先の命日を祭る韓国式の法事の祭壇形式とウリ二つの様式に、本当に驚いてしまった。あの時代、日本にとって韓半島は学ぶべき文化、あるいは、憧れる文化の情報発信地だったことを再認識させられるのだ。ということは、50歳をすぎた者として、幼少の頃習ってきた歴史史観が、相当歪んだものだったことを素直に認めなければならない。歴史的史観というよりも、漢民族への恐れのようなものが歪められた感情となって我々の親世代に残っていて、その影響下で育てられてしまったある種の感性といってもいいかもしれない。
 先週来のシルバーウィーク(この呼び名もウザイね!)期間中、またまた韓国ドラマ・マラソン鑑賞会をやっていた。今回はBS放送でも放送された「ファン・ジニ」。兎に角、このドラマの特徴は、映像美の素晴らしさ、色彩感覚豊かに、華やかに華麗な衣装に精緻な舞台設定と、踊りや漢民族古来の歌楽がふんだんに出てくることだ。実に美しく、華麗。日本の薄暗い色調に収められがちな時代劇とは、完全に方向性の違う映像表現がなされている点に、羨望の感情を持ってしまう。さらに、ドラマ手法としては良くあることだが、16世紀に実在した本人が残した歌(漢詩)を見事にストーリーに乗せてしまっている点も味わい深いものになっており、このドラマをみて、日本のテレビ・ドラマ文化は完全に息詰まってしまっているとの認識に陥ってしまった。
 現在放送が始まった「イ・サン」についても言えることだが、視聴者をハメてしまう、何かの方式を忠実にシナリオ化しているように思えてならない。それは、ある学生の親が、その親は韓流に嵌っている方らしいのだが、何故韓流ドラマにハマるのか?=日本の昔のドラマに似ていると表した「何か」らしい。 
 ファン・ジニにでてきた韓国式のお琴(カヤグムやコムンゴ)の調べ、これはもの凄い音色を持っている。これを習ってみたいと、マジで思っている。

   アマゾン・プライムのラインアップ構成、なかなか気が利いていると思います。このお盆の時期、見放題のラインアップに、「戦争と人間=3部作品」や「永遠の0」が出てきていましたが、それよりも良かったと思ったのは、「空人」です。エンターテイメント性は希薄ですが、これぞ名画といった作品...