月曜日, 9月 14, 2015

テレビドラマと映画制作の境界線が崩れてきた

先週の土曜日の朝、14年を経過した同時多発テロ関連の記事をみてみようと考えワシントン・ポスト紙のサイトを覗いてみました。すると、当時ワシントンDC地区上空を防衛できる空軍のF16戦闘機のパイロットたちの証言が取り上げられていて、当時下された命令はやはり民間機を阻止せよとの命令であったこと、しかし、打ち落とせるミサイルなどが実装されていなくて、飛び立った2機は体当たりで阻止する決意をしていたことなどがエピソードとして記事になっていました。これも、面白い話題だったのですが、私が最も注目した話題は、トロント映画祭に集結した映画人たち、すなわち、プロデューサーや監督、シナリオライターたちが、ことごとく心配している案件として、今の時代、本当に芸術性の高い作品を創り難くなっており、映画制作がテレビドラマのようなシリーズ作品化する傾向になっていることを憂いているという状況を伝えていました。その情勢を逆説的に説明しており、なるほどと思った次第です。
つまり、「大手ケーブルテレビ系や、最近ではネットのオンデマンド系の大手が独自のドラマ制作に力を入れてきており、そのような中から非常に質の高いドラマ・シリーズが次々を生まれてきている。例えば、"House of Cards"(ハウス・オブ・カード)や"Breaking Bad"のようなヒット作を指しているのだが、それらはかつて映画が取り組んだような品質でつくられており、監督を始めとするスタッフ陣もこぞって映画からこの領域に進出してきている」。
だから、劇場上映を目的とする映画が、どんどん低品質化してきており、映画・ムービーの将来性が不透明になりつつあるという説明でした。
この意味、凄く実感しています。というのも、hulu体験が約1年間、NETFLIZ体験約10日間くらいですが、欧米、とくにアメリカとイギリスで制作されたドラマシリーズ、とくに最近のシリーズ、実に品質が高くて、ハマってしまっているからです。
これからこのブログでは、このような映画、テレビ・ドラマなど、ネットを軸とした視聴から得た話題を、少しづつ掲載していこうかと考えています。

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