日曜日, 6月 08, 2008

天晴れ、日本のアスリートたち 無惨な敗北、品位ある撤退

まず、男子バレーが16年ぶりにオリンピックへの切符をものにした。北島康介がスピード社の水着で世界新記録達成。サッカーはと言えば、アウエーでドロー。勝ち点1を積み上げた。いろいろ話題の多い週末だったが、私にも快挙があった。それは有馬記念以来、G1、ことごとく不的中だったのが、ようやく、安田記念で終止符を打つことが出来たのである。ウォッカを軸に3連単をゲット。不名誉なG1連続不的中記録を止めることができたのである。的中すると、実に、心が軽くなるから、不思議で嬉しい。
 そして、もう一つのビック・ドラマは、NYで今朝行われたベルモント・ステークスだ。残念ながら日本から遠征していたカジノドライブはザ石してしまい、出走を取りやめて日本へ戻る決定がなされたため、興味は半減してしまい、残る興味はビッグ・ブラウンの無敗の3冠馬誕生ドラマへとシフトしていた。ところが、レース中継をみていて、びっくり。ビッグ・ブラウンが第4コーナーをすぎる当たりからどんどん後退し、結果はどん尻の9着。しかし、これには伏線があり、実は、ビッグ・ブラウンも1週間前から破蹄のための治療を受けていたのだ。ところが、この馬の調教師は強気の発言を繰り返し、3冠をギャランティーしていたのだ。それに比べて、カジノドライブの藤沢調教師の判断は適切であり、品位のあるものだった。この姿を日本人としては、どうしても比較して観てしまう。一方で、人間の欲望をストレートに出し、無惨にも敗北したビッグ・ブラウン陣営。方や、カジノドライブの先々の可能性のために、果敢に撤退を決め、潔く退いたチーム・カジノドライブ。やはり、日本人はこうでなくちゃ!
 ということからすると、岡田ジャパンのフォワード君が一発退場になったのは、かえすがえすも残念でならない。男子バレーの山本のように、スーパーエースというのは、窮地で活躍してこそ、エースなのだ。その自覚のない国家代表など、私は認めない。

木曜日, 6月 05, 2008

この週末は興味あるゲームが目白押しだ

アウエーを戦う岡田ジャパン。猛暑対策に秘策はあるのだろうか? 氷の入ったバケツをベンチに用意するなどと言う原始的な対策が報じられているが、オマーンはホームの利を活かし、しかも横浜でのメンバーとは入れ替えてマジ・モードで迎え撃つはず。国際経験豊富な選手が多いジャパンだが、かなりの苦戦を強いられることは間違いない。6月7日土曜日夜10時からTBSにて実況中継有り!
 その時間帯が来るまでは、北京五輪への出場権を賭けて戦うバレーボール男子の試合を楽しもう。植田監督率いる日本とアルゼンチンの試合がある。もっとも、この日までに五輪出場権の行方は決まっているかもしれないが。6月6日の夜には対オーストラリア戦がTBSから中継される。女子は見事五輪への切符を手にしたが、はたして男子もどこまで食い下がれるか注目している。なにせ、4大会ぶりのオリンピックへの出場がかかる男子バレー。注目する価値がある。
 以前、バレーボール女子のプロモーション作戦に苦言を呈したことがある。選手をアイドル化する風土にはなじめないものがあるからだ。しかし、先日の女子バレーの選手たちを観て、ビックリした。真のアスリートとしてのオーラに溢れていたのだ。特に、メグこと栗原恵の精神的な成長ぶりには驚かされた。少女は立派な鉄女に変身していた。五輪出場権を勝ち取った試合の終わった直後の表情には安堵感はなく、その先を見詰める厳しい表情があり、解説者、視聴者ともに、何かの決意を感じとった程だ。期待しようじゃないか。
 そして、日曜の早朝7時からは、アメリカのベルモント・ステークスが実況中継がある。日本から挑戦している藤沢厩舎のカジノドライブが、無敗の3冠を狙うビッグブラウンにどこまで立ち向かえるのか、これも興味津々だ。現地アメリカでは無敗の3冠王の誕生を心待ちにするファンで、当日会場には12万人近くのレース・ファンが押し寄せるとの予測がある。この中継を観るためにだけ、今日から1ヶ月間だけのグリーン・チャネル有料視聴を申し込んでしまった。まぁ、千円ちょいの鑑賞料金がかかるが、それだけの価値があると考えている。しかし、NHKもその意義を解っているようで、来週の火曜日あたりに再放送を予定しているらしい。
 日曜日の午後は、競馬G1シリーズの最終戦安田記念がある。古馬マイル王を決める一戦。これも見逃せない。ウォッカ、スズカフェニックスといった日本勢VSグッドババ、アルマダなどの香港勢との戦いに注目しよう。
 話は変わるが、水泳の競技用水着の問題、スピード社製の水着を、どの選手も選ぶようで、これも面白い話題だ。 この件は後日、コメントしたい。

火曜日, 6月 03, 2008

日本代表、入魂の勝利! サッカー文化の日本化とは......

サッカーWカップ第3次予選対オーマン戦は、久しぶりにすっきりした試合だった。ゲーム開始直後から激しくボールを奪い行く姿勢が徹底され、中盤より相手陣営内でボールを小気味よく回し、少ない決定機を見事にものにしていた。観ていて負ける気がしないゲームは、本当に久しぶりである。3日後にはアゥエーでの試合があるが、今の姿勢を徹底して行ってもらいたいものだ。
 日本の中盤には中村俊輔、松井大輔、長谷部誠など、現在ヨーロッパで活躍する、所謂海外組がそろって参戦している。彼らの呼吸も合っているように見えた。特に、俊輔がボールを持つとキープできる。すると、松井や大久保といったやんちゃ小僧たちが面白いように仕掛けを創造できる。サイドを追い越してのワンツーも気持ちよく流れるといった感じで、試合は終始日本ペースで進んでいた。
 そして、新たに主将になった中沢が、最初の均衡を破るヘッド一発の1点目を叩きだしたのも良かった。これで勢いがつき、余裕が生まれ、中盤から前線に向けてのファンタジスタたちの個性を生かせる流れになったのが最大の勝因なのだと思う。
 やんちゃなサッカー小僧たちの頭目となった俊輔も、この6月下旬には30歳となる。日韓同時開催のW杯では直前にトルシエによってメンバーから外された経験を持つが、当たりの激しいイタリアやスコットランド・リーグやチャンピオンズ・リーグを戦う内に、すっかり頼えるベテランの10番になっていた。後半の開始直後の右足によるゴールなど、ファンタジスタの面目躍如といったところか。観ているこちらまでもが、左足のシュート・フェイントにだまされてしまった。
 もう一人、忘れてはならないのが、ヤットこと遠藤保仁。ボランチとして、後ろに控えながらも、そのボールさばきは見事だった。あのさばきがあったからこそ、俊輔は右に左に自由に流れて仕事ができたように思う。俊輔が仕事が出来れば、さらに松井や大久保のやんちゃを引き出すことが可能。そう考えてくると、中沢をはじめとするバックスからのビルドアップ、攻撃的な守備が勝機を演出していたと理解できる。2点目の俊輔からのロング・パスを闘莉王がヘッドで合わせて左マイナス気味にだし、大久保のシュートをアシストした例など、戦う守備の典型的な例と言える。才能のあるものたちが一瞬のアイコンタクトでお互いにやろうとするイメージを共有できていたことを確認できて、南アフリカ大会への期待が出てきた。故障や怪我、警告の累積による出場停止など、無駄な戦力低下をすることなく、予選を全勝で駆け上がって貰いたい。さぁ、応援ムードの再開だ! 
 勝利監督インタビューで岡田さんは、メキシコ五輪監督で日韓W杯を誘致した長沼健前日本サッカー協会会長が逝去され、その話題に触れたとき、心なしか感情的な表情をみせていた。97年のW杯フランス大会予選の最中に賀茂周監督を解任し、当時コーチをしていた岡田さんを監督に抜擢した人が、長沼さんだった。もっと遡れば、早稲田大学に入学当初、サッカー部に属さなかった岡田さんを協会に呼びつけ、激しく「何故、サッカーを続けない!」と叱責したのが、長沼さんだったという逸話をスポーツ紙は伝えている。だから、逝去の伝えられたその日のゲームで、負けるわけにはいかなかったのだ。そんな情感が籠もっていた。こういうモチベーションを大事に考えるところも、日本のサッカーの文化になりつつあり、とても好ましく思える。
 こういうことの積み上げが、前日本代表監督のオシムさんが言っていた、日本の文化、日本人の体質に合ったサッカー文化の構築に実現させていくプロセスになるのだろう。そう、信じたい。

月曜日, 6月 02, 2008

梅雨入り宣言 火星に氷が見つかれば 初志貫徹の星出彰彦さん

5月から6月への変わり目に当たった週末、土曜日は雨になり、植え替えた花壇に適度の水分補給をしてくれた。日曜日は晴天となり、乾燥した清々しい一日だったのだが、さきほどHPで確かめたところ、関東甲信、東海、近畿が梅雨入り宣言となっている。今年は、ラニーニャ現象の影響で梅雨入りが早まったようだ。また、例年より雨量が多いと予想している。そろそろ、自宅回りの側溝のゴミさらい、泥サライをやらなくてはならない時期になってきた。
 宇宙に憧れ続けて、初志貫徹した星出彰彦さんは、今頃宇宙空間でどんな感想をもっているのだろうと想像している。子供の頃訪れたスミソニアン博物館(ワシントン)で宇宙船の展示に出会い、以来、全てを宇宙に出掛けるために人生を構築してきた人だ。今、どんな人生観が彼の胸に宿りつつあるのか、後日談を期待したい。
 宇宙と言えば、火星に軟着陸が成功し、地球へのデータデータ送信、画像送信が成功した探査機フェニックスから、地表、いや火表から氷のような白いものが見えるとの報告が届き、NASAの職員でなくとも、興味が沸く。もし、氷の存在イコール水が存在したことが明らかになれば、生命誕生の究明に大きな前進が見込まれているだけに、こちらも目が離せない。
 科学雑誌から遠のいていても、科学ネタに興味は持ち続けている。自然と、ネタ探しをしている自分をどのように解釈すれば良いのだろうか。そして今晩はサッカーW杯アジア3次予選対オーマン戦が始まる。オーマンに勝ち越してはいるが、昨年来の監督交代劇などを観ていて、少々期待感を持てなくなっていた半年だが、W杯予選となれば、根性を入れて応援するしかない! また授業を停止しいて、学生たちと一緒の日本を応援出来る日が来ることを願って! 

   アマゾン・プライムのラインアップ構成、なかなか気が利いていると思います。このお盆の時期、見放題のラインアップに、「戦争と人間=3部作品」や「永遠の0」が出てきていましたが、それよりも良かったと思ったのは、「空人」です。エンターテイメント性は希薄ですが、これぞ名画といった作品...