木曜日, 12月 31, 2009

今年最後の備忘録

雪籠りのお正月となりそうだ。朝、開店早々のスーパーへ買い出しに出掛け、雪降る中を先ほど帰宅。早速、冷蔵庫を満タンにして、これから4日間、外へは出掛けなくとも過ごせる体制を確保。今晩は、どんべいで年越しそばとなる。
 さて、幾つか備忘録をと思ったが、韓国ドラマの話題から記録しなくては。オフになった先週から、「朱蒙(チュモン)」全81話、「風の国」全36話を読破、いや、全完全鑑賞。どちらも高句麗王国の物語だ。天の意を受けた戦士が苦難の末に王となり、高句麗王国を建設する話だが、実に、ハマった。このハマり具合は悶絶モノである。それくらい、面白い。歴史小説を一気読みしたくらいの衝撃とは、読書の話だが、マスターはまさに小説を読むようにDVDを再生し続けた。徹夜を三日くらいしただろうか。単純に計算しても、この2つのシリーズだけで、117時間のドラマだ。休憩無しに読破するには、4日と21時間かかる。
 高句麗は韓半島の根っこの部分にあたる北部地方で勃興した国。現在は北朝鮮から中国北部地帯に当たる。中国の年代に対応させると漢の時代に相当する。漢からの圧政に流民たちが奴隷となり諸侯へ売り飛ばされていた時代に立ち上がった英雄ヘモス、その遺伝子を受け継いだ息子のチュモンが高句麗を打ち立て、漢の圧政をはね返す物語である。そして、「風の国」は、そのチュモン大王の孫に当たるムヒュル王の物語となっている。
 両方とも、広大な中国の地で、長期にわたる現地ロケを敢行しての作品創りに、まずは驚嘆してしまった。その規模は、ハリウッド版の「グラディエーター」や「キングダム・オブ・ヘブン」を凌駕しないまでも同レベルの演出となっており、そのスケール感に圧倒されてしまった。この方面での規模からすると、日本の放送各社制作のドラマは、すでに、負けている。完敗状態と言える。3年がかりで取り組んでいるNHKドラマ「坂の上の雲」すら、かなわないだろう。
 次に驚いたのは、各俳優の演技もさることながら、その身体能力の高さだ。どの殺陣を観ても、様になっており、非常に高度な殺陣を、いとも簡単にこなしているのだ。特に両ドラマで主演を演じたソン・イルグクの乗馬技術の高さは、見物である。また、全般に日本の俳優さんに比べて、身体が良く動いている印象が強い。
 さらに、物語の中での戦争の捉え方にも韓国らしい文化が現れてる。南北境界線を挟んで、いまだ戦時化にあり、徴兵制が現実に作動している軍事国家らしい側面が随所に現れており、これが面白いのだ。
 さて、先日の有馬記念だが、ようやく的中をモノにした。いまは、何故、9→2→6の1点買いをしなかったのか、その意味で無念さが残っている。最終的に絞り込んだ4頭が1着から4着までに入っている精度で予測したのに。ソノ中には上の配列も当然予測していたのに多点数馬券を組んでしまった。プラスになっては居ても、悔しさが残っている。
 次に、3年ぶりで年賀状を発送した。加賀好・光兄弟のイラストをコラージュした作品。可愛く仕上がりには満足している。これは制作していて、楽しかった。
 今晩は、豚のバラ肉をダイコンと一緒に煮込む予定。年越しそばはどんべい。空き時間は韓国ドラマである。紅白は観る予定なし。

   アマゾン・プライムのラインアップ構成、なかなか気が利いていると思います。このお盆の時期、見放題のラインアップに、「戦争と人間=3部作品」や「永遠の0」が出てきていましたが、それよりも良かったと思ったのは、「空人」です。エンターテイメント性は希薄ですが、これぞ名画といった作品...