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土曜日, 5月 18, 2013

GoPro導入の意味


GoPro導入を決意したのは木曜日でした。その前日、基礎セミナーで、O君と話をしていて、かつてNewton時代に繰り返し、繰り返し、頭の中で反復していたフレーズを思い出し、話していました。それは、「人々がいまだかつて目にしたことのない映像を実際に撮影し、そしてそれを読者に届ける、その使命!」。そうなのです。人類は、いまだに観たことのない世界を、想像でしか、思い描けません。例えば、地中奥深くのマグマが煮えたぎっている姿とか、太陽系を遥か離れた違う恒星群の星々を地表数キロという最接近したところからの映像とか、あるいは、ミクロの世界で、細胞の中からDNAとかミトコンドリアを実写で観ることは、まだ出来ていないのです。宇宙望遠鏡でブラック・ホールを捉えたとしても、数千キロ先からの実写映像など、ないのです。このように、いまだ人類の目に触れたことのない映像というのは、数限りなくあると言えるでしょう。現実世界においても、赤ちゃんがはいはいしながら目にしている風景というのは、誰でも経験していますが、覚えていません。ハイジャンプの選手の映像は知っていても、ハイジャンプの選手が観ている助走から踏み切ってバーを飛び越す際、どのような風景を目にしているかは、解りません。このように、誰もが知らない世界を現実に映し出す。これは、映像作家にとって、永遠のテーマですよね。

セミナー生たちに、このような領域への挑戦をさせたいと考えています。GoProは、その手始めとしての意味があります。私は、マジで、サッカーボールの中に小型ビデオカメラを仕込み、ゲームの中で、ボール君の観ている世界を観てみたいです。あるいは、このサッカーボールを富士山山頂から転がして、出来れば麓までころがし続けたとき、景観はどのようなイメージなのか、知りたくて、観たくて、たまりません! セミナー生たちの遊び心に期待するわけです。

火曜日, 4月 12, 2011

ほっと@アジア:NHK BS1

セミナーには中国からの留学生がいる。今年のセミナー全体のテーマは、「東アジアの文化・文明の状況を解明し、何らかのメディア化に挑戦する」という、まぁ〜、なんとも大きなテーマ設定の元に進むのだ。で、マスターのお好みの番組を紹介。午後4時台だったのが、5時台にシフトし、仕事が早く終われば、なるべく観るようにしている。学生諸君も、バイトまでの一時、可能ならば、観てもらいたいと願っている。
ほっと@アジア:NHK BS1

金曜日, 4月 01, 2011

mj

facebookを試している。直ぐに、交流のある人々が数人発見され、交流の許可をもらった。中でも、我がセミナーのメンバーには驚いた。プロフィールを観ると、宗教の欄には「mj」となっている。以下の彼女のyoutubeのブログを見て頂ければ、その理由が解るだろう。
mjforevermj

火曜日, 1月 25, 2011

1月21日

この日は今後忘れないだろう。まず、応援バーナーまでつけて応援していた間寛平さんが、2年がかりで走り続けたアース・マラソンが、ついにゴールした日であった。また、この日は、四日市大学環境情報学部メディアコミュニケーション学科の卒業制作発表会が、例年になく、良く準備されて実施された。先週来、大学に詰めて、毎日だめ出しを続けて、ついに発表会とトータルにプロデュースした記念すべき日となった。そして、最後は、サッカー・アジアカップの準々決勝で、日本がカタールを3:2で逆転勝ちした。疲れた身体に、勝利の歓喜がしみ込み、快い眠りにつけた。

水曜日, 12月 01, 2010

セントレアからインチョンへ

今日の夕方、中部国際空港から韓国へ3年生のセミナー生3名が、ゼミ旅行に出掛けた。折から、北朝鮮の挑発、米韓軍事演習のまっただ中での訪韓。先週来、何度となく彼女たちと協議を重ね、ニュースを読み解き情勢を分析し、考えてきたが、私の出した結論は、「今こそ行くべし!」だった。一般的に言って、「今は控えておき、情勢が好転してから、改めて」、というのが常識的な線である。最初は私もそのように考えたのだが、世界が注目し、彼女たちの意識も今回の事件で飛躍的に向上している「今」こそが、教育的タイミングなのだと気がつき、少々の不安やまわりに心配をかけても、それらの雑音をものともせず、果敢に挑戦させることにしたのだ。
 とはいえ、心配が付きまとい、アシアナ航空の運行状況をHPで確認しながら、宿でやきもきしていた。便は予定時刻を過ぎても到着ランプがつかない。いまだ飛行中の表示が定刻を20分すぎても灯ったままなのだ。しかし、8:08に、到着ランプが点灯し、やれやれ。
 その後約2時間後、彼女たちから携帯に連絡が入った。インチョン地方は濃霧で、上空で旋回し、1度は着陸を試みたのだが、待機旋回をもう一度して、ようやく着陸となったらしい。
 「可愛い子には、旅させろ」ですね。もし、滞在中に不測の事態に陥ろうと、その時は私が責任を取ればいいだけの話だ、と腹をくくっている次第。まぁ、そう言うことですよ。

水曜日, 11月 17, 2010

iTunes, EMI, Appleなど、ロンドンからの風!

先週からiTunesで映画のリリースが始まった。期間限定のレンタル試聴、あるいはDVD価格での買い取りが出来る。第1号作品は、「ニュー・シネマ・パラダイス」。HD版で2千円はちと高いが、DVDショップへ出掛ける手間を思うと、有り難い。そして、昨晩、商標を巡り長年の係争関係にあったアップル・コンピューターと英国EMIが版権を持つビートルズの楽曲が、それも全ての作品がLP単位でも、単品でも購入出来るようになったのだ。
 ※ 「ニュー・シネマ・パラダイス」はディレクターズ・カットが一番良いですね。劇場バージョンは、印象が、う・す・い!
 今から40年前、高校生の頃、深夜放送にしがみついて彼らの新曲を聴きあさっていた頃を思い出す。BOX買いでも23千円。コレだったら、40代、50代のオールド・ファンも納得の価格帯で、そりゃ〜、買うでしょう! アナログ版を手放し、CD版も歯抜け状態となった’今、これは魅力的です。
 そのEMIと終身契約を締結した宇多田光(来年以降は、ヒカルにあらず)は、新曲をiTunesへ。もちろん購入しました。200円。ベスト盤も必ず入手予定です。宇多田は、私が大学教員を始めた年にブレークし、その後、ずっと動向を追いかけてきたので、最後まで見守ろうと思う。
 そして、講義「出版メディア論2」では、アップルの収益が2期連続でMSを抜き、IT業界の雄になったことを絡めて、マックの革新性を話している今日この頃です。
 そしてもう一つロンドンから、ウイリアムス王子の婚約の話が届いている。これも私的には時節を感じるものだ。大学就任の1年前、講義資料の収集のためヨーロッパへ取材を行ったが、丁度その時、ダイアナ姫が亡くなった直後だったのだ。CNNのインターネット中継でお葬式の模様を眺めていた。
 何か、大きな時節の移り変わる時期に来ていることを感じる。この移り変わりを、どのように捉えるべきなのか? 自問は続く。

水曜日, 2月 17, 2010

雑録

15日にメディアコミュニケーション学科の卒業生制作発表会があった。今年の目玉であり、さまざまな作品へ橋渡し役を務めたのが、メディア系学生ユニットのkokechamだ。昨年度の卒業生森田が中心となったバンドだが、昨年から今年にかけて関西、東海地区で出演要請が舞い込むようになっている。楽曲は、歌謡曲風......かと思えば、妙に新しい感じもあり、まだまだこれがkokechamというはっきりとした顔がみえないところに期待を寄せてしまう。彼らの楽曲の一端は、以下のサイトで試聴できる。是非、是非、訪問して摩訶不思議、ひょっとすると笑ってしまう世界を堪能して頂きたい。
kokecham
先日はマイケル・ジャクソンのTHIS IS ITを紹介したが、繰り返し見ている内に、内のメディア系学生にどうしてもみせたくなってきた。最新のステージ芸術はここまでテクノロジーを駆使して精密かつ大胆に演出するのかを体感してもらいたいからだ。その中で、ブロンドの若いギターリストに惹かれてしまった。名前はオリアンティ。しかし、これがデジャブーなのだ。THIS IS ITで正体を全身的に露出する前に、どこかで見ていたような気がしていたのだ。オリアンティ関連記事を探っていて、気がついた。それは、昨年の今頃、グラミー賞関連のライブをBS2で放送していたのだが、その中のジャムセッションに出ていたのを思い出した。「へぇ〜、若い女性ギタリストでこんなのが出てきたんだぁー」と思いながら見ていたのを思い出した。ギターのスタイルは懐かしき80年代風。そのオリアンティ、ハイチ復興支援のWe are the World 2010 for Haitiにも参加しており、彼女が尊敬するサンタナとのセッションを共にしている。itunesで300円のビデオ・クリップに2,3カット映っている。こちらは、以下のURLに詳しい記事が掲載されており、興味のある方は覗いてください。
オリアンティの記事
彼女のオフィシャル・サイト
という訳で、25年前のWe are the Worldが気に掛かり、ビデオ・クリップを探してみた。YouTubeにありました。
We are the World:25 years ago.

月曜日, 10月 12, 2009

一歩60cmで地球を回れ 〜間寛平だけが無謀な夢を実現できる理由〜

間寛平さんのアースマラソン途中経過報告書である。マネージャーの比企啓之さんと電話少年企画で有名な土屋敏男さんの共著。アースマラソンの立ち上がりから現在までを綴っている。この新書を出版メディア論の参考図書として学生たちに読ませて、テレビではできない企画、新しい視聴者参加型のエンターテイメント企画の勉強をさせようと考えている。
 アースマラソンは、コペンハーゲンでの東京オリンピック招致のための招致大使役を終え、いよいよユーラシア大陸横断、青島からヨットで日本に戻り、大阪花月への帰還までという途方もないプロセスを走り出している。日々生じる様々な出来事が、すべて新しいメディア体験として新鮮な感銘を視聴者に与えている。何より、いままでの映画文化やテレビ文化にならされてきた我々のメディア体験を打ち崩していくパワーに圧倒されている。その現場を学生たちにも体験してもらおうという学習プログラムを考えている。

木曜日, 10月 08, 2009

教科書はすべて世の中にある!

先週末、なにげに選んだBSフジの夕方の番組に釘付けになった。それは、全国高等学校写真選手権、通称、写真甲子園2009のドキュメンタリー〜レンズの中の青春〜という番組だ。漫画甲子園、俳句甲子園などは知っていたが、写真甲子園があることはいままで知らず、本当にビックリした。
 何故感銘を受けたかは、以下のサイトに掲載されている各賞を受賞した作品群を見ればメディア系の学生諸君ならば、直観的に理解できるはず。
写真甲子園2009オフィシャル・サイト
 監督1名(顧問の先生)に3名一組でのコラボで作品群(1ステージ8枚)を提出し、審査員に評価してもらう方式で取り組まれている。このような公開審査を3回繰り返して、最終的な評価が下される。デジカメの普及で、写真は高価な趣味の世界から、誰でも挑戦できる本当に身近な表現芸術になったことを実感しているのだが、高校生でもプロでもモノにすることが出来ないような一瞬を切り取っているその創造性や感性に脱帽だ。四日市大学のメディア系の諸君、是非、高校生たちの取り組みに注目してもらいたい!

木曜日, 7月 02, 2009

第1期生の快挙! 渡辺創君、カンヌのライオンになる!



先週末、実に嬉しいニュースが飛び込んできた。電子出版セミナーの第1期生でCF業界で活躍している渡辺創君が、彼の制作チーム(Pyramid Film Quadra)で作ったプロモーション・ビデオがカンヌ国際広告祭の2部門で金メダル、銅メダルとなったので。「先生、やりましたよ!」の電話に驚喜! 今週大学では私の持つ授業の冒頭で、この快挙を伝え、サイトに掲載された作品を鑑賞し、在校生と一緒になって、この快挙をお祝いした。
 作品は、博報堂との共同作品。内容は、内容は、NHKが毎年開催しているデジタル・アート・フェスティバルへの参加者を募る目的の映像作品「COTO-TAMA」。彼は実質的な制作チームのプロダクション・マネージャーとして参加している。
同期生、大学関係者ともども、一様に驚き、そして喜んでいる。卒業生が社会で活躍することがこんなに嬉しいモノかと、その意味でも驚いている。ナベさん! ありがとう! 私は本当に大きな勇気をもらいましたよ!

CANNES LIONS 2009
http://www.canneslions.com/index.cfm

PYRAMIDFILM QUADRA INC.
http://www.pfq.co.jp/





木曜日, 5月 14, 2009

iTunesは面白い

学生たちに、ある写真アーカイブのサイトを訪問させ、数点の写真を各自のテーマで選択させ、それをA4用紙に配置し、さらにそのテーマに沿ったエッセーを書かせる課題をやらせている。このプロセスで、ある一瞬をフリーズさせる芸術としての写真を感じさせ、さらに、そこへメッセージを載せていく訓練を行っているのだが、ひょんなことから、これはCDのアルバムを任意に制作する手法と同じであることに気がついた。
 そこで、独自に一度やってみたのだ。iTunesにたまっている楽曲を集めて、ある女性に渡すことを想定したアルバム創りへの挑戦。そして出来上がったアルバムを、上記のフォトエッセーに挑戦しているセミナー生に聞かせて、その感想と「何を」目的としたアルバムなのかを想像させてみたのだ。
 その結果、以下のような感想が寄せられた。かなり、優等生過ぎて、にやついてしまったが、まぁまぁの出来。彼女たちの世代へも伝わりそうだと感触を得たので、実施することにした。
 ※セミナー生の感想:○○です。音楽ファイル全曲聴かせていただきました。
テーマは新たな旅立ちだと感じました。
今から別れていく友を大切に思い、これから迎える友にも今まで通りに大切にして欲しいとメッセージがはっき(り)と分かると思います。途中で「おしりかじりむし」など和やか系を持ってきているのが、笑い話の思い出が甦ってきそうで良いと思います。一曲一曲分かりやすくてなじみのある歌手ばかりが使われているので、聴いていて共感しやすく、全体を通して聴きやすいなと思いました。

 では、そのアルバムの選曲リスト(プレイ・リスト)を公開しよう。



 さて、皆さんはこの選曲から、どのようなシチュエーションを想像されるだろうか?

木曜日, 12月 18, 2008

冬休み

ようやく、冬休みがやってきた。9月から全力疾走で駆け抜けてきたが、やっと一息付ける。そうなると、身体は正直なもので、昨晩はぐっすり眠れた。心配だった年賀状の件も、今年も用意できずにきているが、今年も出さないと決心してしまえる心の余裕(?)が生まれてくる。
 最近の出来事を幾つかメモしておこう。まず、3年9ヶ月ぶりに、仕事用のパソコン(15インチMacBookPro)を新調した。この文章も、そのニューマシーンで記述している。CPUはインテル・デュアル・プロセッサーの載った新機種。ボディがアルミ製で一体成形のモノコック・ボディ。使い心地は、いままで体験した中でも最高レベル。何より驚いたのが、これまで使用していた13インチのパワーブックからの完全なバックアップ更新が、ファイアワイアを繋いで、ものの30分ほどで完了したことだ。これまでのようなファイルの逐次移動という面倒な作業無しで、従来どおりの仕事環境を手に入れられる。これは、有り難い。特にこの3年間は仕事上の重要ファイルが飛躍的に増えていたので、それらをまとめて移行できたのは、大きな救いになっている。パソコン仕事にもやる気が出てくる。論文を2,3個書いてみようなどと言う冒険心が生まれてくるから、不思議不思議!
 先週のG1,2歳牝馬のジュベナイルフィリーズは、見事的中! 回収率も500%近くあり、新しいBookProの支払いの一部に化けた。今週末は昨年悔しい思いをした朝日杯。これも的中を狙い、年末年始のレジャー資金の一部としたい。

木曜日, 5月 22, 2008

この週末は…… 山城組春祭体験学習ツアーだ!

メディアコミュニケーション学科1年生は、ここ3年間、恒例となったバスによる1昼夜をかけて出掛けるイベント体験学習に出掛ける。責任者の私はツアーコーディネーターとして、全行程を同行する。1回同行すると、約2週間は体調が戻らないくらい、そのアフターショックは大きいのだが、このイベントを経験した学生たちは、何故か、メディア系らしい意識が生まれてくるから、どうしてもやらなくてはならない。山城組春祭2008.
 さて、このブログが意外な反響を引き起こしており、少々驚いている。昨日、大学の庶務あてに、JRAニューヨーク事務所の方から、ニューヨーク・タイムスのThe Railの記者さんから、カジノドライブの記事にリンクしてくれた件を感謝され、出来ればThe Railのブログに投稿してもらえないかとの依頼を受けたとのメールを受信、そのメールを転送して貰った。アクセス管理が行き届いているようですね! どうしたものかと思案している。ちなみに、カジノドライブへの武豊騎手の騎乗は無くなり、地元の馬場を良くわかっているアメリカ人ジョッキーになるようだ。
 次に、我がセミナーの第2期生ゼミ長さんとんとん君のmixiのブログに凄いビデオがリンクしてあった。私もリンクしておこう!  ランディ・パウシュの「最後の授業」。YuTubeでじっくりご覧ください。

金曜日, 4月 25, 2008

マグナムの写真家たち セミナーの課題

四日市大学のメディアコミュニケーション学科のセミナーは2年次から始まる。1年生の後記にはセミナーへの導入のための講座がシリーズで開講され、11月頃から各セミナー担当教員との面談が始まり、12月中旬には2年次の配属先が決定する。活動の早いセミナーでは、その年の年末から実質的な活動が始まり、先輩たちに混じって、イベント制作の手伝いををしたり、2年次からフルに活用するパソコンのアプリをひととおり自習しておくなど、前倒しで実質的な教育が始まるようになっている。電子出版セミナーでは、1月、2月の約2ヶ月間をイラストレーターとフォトショップの練習期間に当てており、4月からは、則アプリを応用したグラフィック作品の課題が出される。この10年間、この体制は見事に続いており、今年度も新学期からスムーズにセミナーは始まっている。
 しかし、今年で11年目を迎えたセミナーに新しい、あるいは、さらに深い取り組みをさせたいと考えており、新機軸をぶつけている。それは、写真に対する理解や感性を徹底的に充実させようとする目論見で、世界一の写真家集団マグナムのサイトを徹底的に観察し、考えさせる課題をシリーズでぶつけている。きら星のごとくその名を世にはせた写真家たち、例えば、アンリ・カルティエ・ブレソンやロバートとコーネルのキャッパ兄弟やルネ・ブリ、バート・グリンといった面々の偉大な作品群を縦横に観察しつつ、作品の構成を言葉で説明出来るようにするための課題や、4,5点の写真を並べて、フォトエッセーを書かせてみたり、何故、その写真を選んだのかを口頭でプレゼンさせたりといった訓練を始めている。
 そういう訳で、私も再度、徹底的にマグナムの写真を見続けていた。そして、この歳になるまで気がつかなかった事実にも巡り会った。それは、フランスの画家マティスの晩年の肖像写真についてのことだ。白いインコとおぼしき3羽の鳥が手前の鳥かごの上に乗っており、左側には深々と腰掛けたマティスが、左手で1羽の白いインコを掴み、右手でその鳥のスケッチをしている写真である。マティスの晩年の肖像写真として、あまりにも有名な写真だが、その撮影者がアンリ・カルティエ・ブレソンだとは、今の今まで気がつかなかった。いや、過去にその事実に触れたことはあっても、記憶するまでではなかったのかもしれない。
 マグナムの活動については、NHKがスペシャル番組を創るくらいに、現代においては注目すべき価値があるように感じている。テレビや動く映像、つまり動画文化にどっぷりひたりきっているネット世代にとって、ある一瞬を切り取り、その一瞬が持つ感性と社会的な意味を永遠に固定する表現領域への見直しが必要な、そのようなメディア環境時代だと思っている。
 Magnum Photos

木曜日, 3月 13, 2008

教授会 慰労会 長老を大事にする社会とは

この3月から4月にかけては、お別れと新たな出会いのセレモニーが繰り返される。大学を去られる先生方への慰労会が昨晩開かれた。四日市大学の環境情報学部は、それこそ横断的に、学際的に、物理の先生から都市計画や文学や音響学の権威など、それこそ玉石混淆とした人材が集合しており、このような宴席での祝辞、惜別の言葉にはさまざまな表現が彩られ、各先生方のコメントを聞いているだけでも楽しく、教訓になる言葉が多い。
 ある先生が、論理整然と一徹に筋を通される先生に対して、「盤石の意志と理論、巌も貫く論理の矢」と対象の先生を表されたのには、言葉のセンスを感じた。私は今後も非常勤として残られる先生方には、これからもよろしくとだけ挨拶したが、完全に身をひかれる先生に対しては、「ご卒業、おめでとうございます」と祝辞を伝えた。
 定年などによる引退が、則人生の終焉への入り口と考える風潮があるが、私はそのような定説には、断固異議を唱えたいと思っている。新たなステージへの入り口が、ようやく開けた、社会的にも新たなライフスタイルへの挑戦が認められた、そのような時節として考えようと思っている。最後まで社会的に貢献できる仕事を続けたい、続けようと考えている人は多いのだ。そのような長老を大事に、尊厳を持って認識できる社会にするべきだと、強く思っている。

月曜日, 3月 10, 2008

この週末は卒業式か…… 生物としての人間の特質とは

昨日の日曜日、着るモノを1枚少なくて済む、文字通りの「春」だった。ここ北陸地方では、このように冬の空模様から晴天の晴れやかな日に変わった日の運転には注意が必要。というのも、北陸人の気質なのであろうか、晴れやかになったとたんに、車の運転も晴れやかになり、暴走気味の運転手さんが続出するからである。気持ちよくなるのは解りますが、それが途端に運転行動を左右するくらい、曇天、冬雨の気候は、気持ちを抑えつけているのだと私は理解している。かくいう私も、冬が明け、昨日のように外気温が14度Cにも跳ね上がると、ついついスピードを出しがちになるから、気をつけている。
 さて、今週末の土曜日は、セミナー第8期生が卒業する。3年次のはじめから2年間を費やして取り組んだアニメ。プロを完遂した子たちだ。一人、卒業に必要な単位が危ない子がいたが、この子も見事単位取得に成功し、4名揃っての卒業となる。中国からの留学生は、卒業後、則帰国して花嫁修業に入り、今年の年末には結婚する予定だったのだが、この2月になり、急遽日本で貿易関係の商社で1年間働くことが決定したらしい。なんでも、則帰国しても良い就職先に恵まれるとは限らず、日本で卒業後、日本の会社で勤めて実務を習得し、日本語で仕事がこなせるという実績をつくると、中国での就職や給与面での待遇が格段に違ってくるらしく、そのように決断したらしい。しかも、婚約している安徽省の彼氏もこの件を了承しているというから、私のアドバイスとしては、「とにかく、一端短期帰国して、両親への報告と、彼氏に直にあって納得するまで、よく話をしてきた方がいいよ……」としか、言えなかった。複雑な気持ちは残るが、巣立ちを前にした親というのは、このような心境なのだろうと、勝手に想像している。
 暖かくなり、晴れてくると北陸地方では車が暴走気味成るが、春になり、天候が良くなると、それに連れて売れ出すのが馬券だそうだ。春先になると、競馬が流行出すと言うことらしい。昨日は北京への代表権をかけたステップ・レースに指定されている名古屋国際女子マラソンがあり、期待の高橋尚子選手は弾けなかった。競馬の方では、皐月賞ステップ・レースである弥生賞があり、松岡正海騎手騎乗のマイネチャールズが人気通りの強いレース運びで1着をものにした。
 人間のマラソンも競馬も、走る競技である点では共通しているが、人間は自分の体調を自己管理出来るから自主的に休むことも、レースを棄権することも可能。しかし、競走馬はそれが出来ない。土曜の重賞レースで1番人気に支持されたサンアンデュは、実際のレースではゲートでスタート前の待機中に暴れてスタートが混乱し、結果、人気とは裏腹に最下位でレースを終わり、関東から夜を徹して滋賀県栗東のトレセンへ帰った。その後、様子がおかしくなり、急死したという。今日のスポーツ紙はこの件を取り上げていた。
 高橋尚子選手の不調、サンアンデュノ急死。この二つのニュースが今朝のマスターの心をとらえて離さない。区切りを設けて、ステップしていく。雰囲気を変え、違う環境で自分を再調整し、違う自分になっていく。そういったことを人間は自らの意志でできるのだ。そのような生物としての特質を大事にしたいものだ。別れは、さらなる出会いの始まり。

金曜日, 12月 01, 2006

着付けコンテスト団体優勝 優秀留学生の学長賞

3年生4名の女性陣は部活に、ボランティアに、そして留学生生活にと、学業だけでなく頑張っている。YUKAは着付け部で県コンテストに女子留学生と一緒に出場し、団体優勝。来年の全国大会に出場が決まり、NHKホールの大舞台を踏む。中国からの留学生のマは、学業優秀、留学生新聞のとりまとめ役として活躍し、晴れて学長賞。金一封を授与された。バイト生活の彼女にとって、さぞかし心強かったことだろう。他の二名もそれぞれ学業も、個人的活動もバリバリやっており、頼もしい限り。だからこそ、プロジェクトを上手く、ロス無く、進めてやりたいのだ。メモリー装着に必要な、00番プラスドライバーをネットで入手。アップル・サポートでメモリー装着の疑問点を解消。コラボ・サーバーにファイルのアップ、数点あり。すべて、深夜から早朝にかけての時間帯が記録されている。
 午後、スノータイヤの脱着のため、ディラーへ。営業さんが、我がスノータイヤのボルトを紛失したようだ。あぁ〜〜!

木曜日, 11月 23, 2006

勤労感謝の日

もうすぐ師走。はい! 私は毎月、師走ですね。特に今年は学科の取りまとめ役なんぞをやらされてますので、もう、雑用一般引き受け係で、忙しいのです。メディアコミュニケーション学科の1年生のセミナー選択のための面接は今週末まで。昨日の3限目終了後は、廊下に学生が群がっていました。今年度から、セミナー担当先生、うちの場合7セミナーありますが、その7先生全員と面接をすることをルール化。スタンプラリーさながらの状況。各先生、新しい動きに少々驚いているのではないでしょうか。さて、来週月曜日夕刻には応募のアピールを書いた用紙を教務課に出すわけですが、果たしてどのような結果になることやら、心配です。などなど......。

水曜日, 11月 22, 2006

Podcast>.mac group site>Animation Project

うちのセミナー(電子出版セミナー)2,3年生の今年度の共同制作は、約2年間かけての長期プロジェクトを進めている。今、立ち上がりの大事な時期にさしかかっている。前期から夏休みも潰して、MEIREN&SORAの青春物語を台本化(原稿用紙約130枚の大作)し、総ページ数約380ページ近くの絵コンテを創り上げた。後期からは、この絵コンテを元に、ビデオコンテを創り、台詞の仮吹き込みをして絵柄と各カットのタイミングを計り、いよいよテスト・クリップを本格的に制作し始めたばかりである。
 ここで新兵器を導入した。.macで用意されているグループ用、コラボ用の機能である。グループの登録メンバーだけが使えるブログのような体裁になっており、連絡に、グループ作業用のiDiskへ作業ファイルを転送し、相互の作業の連携を深めている。また、テスト用に小さなQTムービーをポッドキャスト用のブログにして、段階をおってアーカイブ化していく手はずも整えた。web2.0時代の最新の方法論でこのプロジェクトを組織してみたいと考えている。

火曜日, 11月 21, 2006

安田喜憲著「一神教の闇」

すごい論者が現れた。環境考古学を打ち立て、地球レベルで古気象の変動と文明の盛衰の因果関係を解き明かしている著者。その科学的なスケール感に圧倒されながら読み進むと、現在人類が抱えている環境問題の根の深さ、人類存亡の危機がいかに深刻で、待ったなしのレベルにあるか、そして、その危機的環境破壊の現況ともいうべき砂漠から生まれた一神教(ユダヤ・キリスト教、イスラム教)が形成してきた「力と闘争の文明」への対応策や克服のビジョンなどが、生々しい現実感を伴って迫ってくる。
 私は小さいときより、宇宙より丸い地平の見えるこの地球に留まりながら物事を考えたいと思っていた。その思いは、科学雑誌ニュートンの編集者となり、宇宙論やNASAの宇宙開発の記事を扱うたびに強くなっていった。人類が宇宙までをも自分たち人類の生存圏として、未開拓のフロンティアと認識して出て行く必要があるのか、そんな疑問を強く持っていた。そして、この書を読んだことによって、その一つの回答を得たような、納得があった。やはり、自然を人間の従属下に置こうという発想からすると、地球レベルでの制圧が行き詰まり、「その先は宇宙へ」というフロンティア思想からの取り組みであり、宇宙開発推進者たちのその根底には、一神教的な「力と闘争の文明」の発想に裏打ちされた価値観がることをはっきりと理解出来たのである。
 そうなると、宇宙へ出ることの唯一の価値は、水の惑星地球という絶対的な環境をシャトルに乗った目で監視し、地球のあらゆる環境的指標をセンシングすることにのみ、現在的な価値があるということも理解されるのである。
 この「一神教の闇」中には、いまや盟友の感がある大橋力先生の「音と文明」からの引用や考えを賞賛のもとに随所に引用紹介している。その意味からも注目して読み進むと、「力と闘争の文明」史観、一神教史観しか持ち得ない西欧・アメリカ型の発想では、地球環境問題の解決は無理であり、古来、アニミズムの発想を色濃くもっていたアジア・モンスーン地区の我々にこそ、アジアの発想にこそ、将来性があるとが見えてくる。残念ながら、アフリカ地区からの提言がないことが気に掛かるが、「もったいない」という思想を資源再活用、循環型社会構築のキーワードにしようという発想を見いだした人がアフリカからの人材だったことを思い出して、安心している。(ノーベル平和賞受賞者 ワンガリ・マータイ) この書籍をセミナー生の冬休みの課題図書にしたいと考えている。先ほどアマゾンで発注した。どうですか?ナベさんも読んでみては!

   アマゾン・プライムのラインアップ構成、なかなか気が利いていると思います。このお盆の時期、見放題のラインアップに、「戦争と人間=3部作品」や「永遠の0」が出てきていましたが、それよりも良かったと思ったのは、「空人」です。エンターテイメント性は希薄ですが、これぞ名画といった作品...