木曜日, 3月 13, 2008

教授会 慰労会 長老を大事にする社会とは

この3月から4月にかけては、お別れと新たな出会いのセレモニーが繰り返される。大学を去られる先生方への慰労会が昨晩開かれた。四日市大学の環境情報学部は、それこそ横断的に、学際的に、物理の先生から都市計画や文学や音響学の権威など、それこそ玉石混淆とした人材が集合しており、このような宴席での祝辞、惜別の言葉にはさまざまな表現が彩られ、各先生方のコメントを聞いているだけでも楽しく、教訓になる言葉が多い。
 ある先生が、論理整然と一徹に筋を通される先生に対して、「盤石の意志と理論、巌も貫く論理の矢」と対象の先生を表されたのには、言葉のセンスを感じた。私は今後も非常勤として残られる先生方には、これからもよろしくとだけ挨拶したが、完全に身をひかれる先生に対しては、「ご卒業、おめでとうございます」と祝辞を伝えた。
 定年などによる引退が、則人生の終焉への入り口と考える風潮があるが、私はそのような定説には、断固異議を唱えたいと思っている。新たなステージへの入り口が、ようやく開けた、社会的にも新たなライフスタイルへの挑戦が認められた、そのような時節として考えようと思っている。最後まで社会的に貢献できる仕事を続けたい、続けようと考えている人は多いのだ。そのような長老を大事に、尊厳を持って認識できる社会にするべきだと、強く思っている。

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