火曜日, 3月 11, 2008

石油高騰とITの関係

今朝、いつもの給油所へ立ち寄ったところ、メール会員になっていただくと、リッター当たり4円お安くなりますとのお誘いに、即座に応募。オフィスで指定のメルアドへ申し込むと、即座に自動返信が届き、次回の給油の際、先ほどお受け取りに成られたカードをご提示いただければ、即座に割引を実施いたしますとのこと。
 昨年度秋頃から、ガソリンを入れるに当たっては、満タンではなく、千円単位で今日は3千円分お願い、今日は4千円分で、と頼んでいたのだ。ガソリンの高騰は実に厳しいモノがあり、このように心がけているユーザーが多いそうだ。そこで、引いたお客様をいかに引き戻すか、スーパーも給油所も、ヘアサロンもことごとくメール会員を募集している。その背景を考えてみた。
 メルアドと住所、あるいはさらにすすんでクレジット・カードなどの個人情報があれば、ネットを使ったきめの細かいプロモーションやお得な情報を流して集客しやすくなるというメリットがある。事実、DMによる、あるいは新聞の折り込みチラシによるキャンペーン情報はどんどん減ってきており、替わりに、メールによる集客が、もはや時流になってしまったのだ。
 携帯メールにバレンタインお得情報が届く。携帯メールに次回のヘアセットのタイミングとご予約情報が届く。そして、携帯メールによる実生活への実質的な「囲い込み」が、どんどん進行しているのだ。携帯に届いたクジに返信したら、浜崎アユのコンサート・チケットが当たった!(これ、内のバイトの子の実話!) となれば、若者はこぞって携帯情報を生活の中心に置いて行くであろう。このように、IT化が大人の目に見えないところで、どんどん進んでいるのだ。今年は、このような消費行動とIT化の接点に注目して、その際のメディア・リテラシーを観察してみたいと考えている。

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