工業デザイナーとして家電商品のデザインに関わってきた著者が、現代の工業デザインが意識している概念をやさしく解き明かした書である。黄金比率、白銀比率、3分割法など、デザイン的要素を考慮しなくてはならない領域で作業をする学生たちには是非読んで貰いたい書だ。とにかく、事例がシンプルで解りやすい。その「わかりやすさ」というユニバーサルな概念が、ときに地域性や民族的な風習によっても変わってくることなども少し触れられており、面白い。ただ、この書は深く知ろうと思う人々にとっては不満が残ることになろう。肝心の事例に不足しており、概念をおおざっぱに理解するには充分だが、さらに深く知ろうとするとするならば、最後に掲げられた参考図書へと進まなくてはならない。だから、あくまで、黄金比率とは何か、白銀比率とは何か、3分割法がクリエーター志望者の手始めに取り組むべきもっとも簡単なアプローチの出発点なのだということを教えてくれる、そのような動機付けとして、この書をライブラリーに入れておきたい。
マスターは、2019年3月末をもって四日市大学環境情報学部のメディア専攻の教授職を辞しました。科学雑誌Newtonの編集者にしてNY特派員、大学でのメディア教育、これらの経歴を活かしつつ、これからは情報工房伽藍の主催者として、引き続きメディア・ウォッチングを続けます。これからは特に、オンデマンド系について、こだわっていきたいと思います。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
アマゾン・プライムのラインアップ構成、なかなか気が利いていると思います。このお盆の時期、見放題のラインアップに、「戦争と人間=3部作品」や「永遠の0」が出てきていましたが、それよりも良かったと思ったのは、「空人」です。エンターテイメント性は希薄ですが、これぞ名画といった作品...
-
今日は、2ヶ月ぶりにやずやの発芽12雑穀入りのごはんを創った。やはり身体によいものを調理して食すると、気分が違うのだ。副食は、大野の水菜と薄揚げの炊き合わせに豚肉ロースのスライスをショウガ焼きならぬ、豆板醤ソース焼きを創った。さらに、豆板醤ソース焼きの突き合わせには、レタスと刻み...
-
NHKのハイビジョン・スペシャルで放映された愛知県半田市は矢勝川の堤を覆い尽くす約百万本の彼岸花。一人の老人の地道な努力が、やがて地域の人々の自然発生的な環境保護運動となり、ないよりも約2キロに渡って咲き乱れる彼岸花の堤に近郷の人々だけでなく、全国からその景観を見に来るという。そ...
-
もうすぐ師走。はい! 私は毎月、師走ですね。特に今年は学科の取りまとめ役なんぞをやらされてますので、もう、雑用一般引き受け係で、忙しいのです。メディアコミュニケーション学科の1年生のセミナー選択のための面接は今週末まで。昨日の3限目終了後は、廊下に学生が群がっていました。今年度か...
0 件のコメント:
コメントを投稿