火曜日, 2月 02, 2010

ドラマで勉強する中国・朝鮮の歴史

1月後半から韓国ドラマ「テ・ジョヨン」を観ている。高句麗の末裔たちが、唐や周辺諸国との争いを経て渤海国を建国する物語だ。合わせてウキペディアを紐解きながら、東アジアの古代史を考えている。そして、どのドラマ作品を観ても思うのだが、朝鮮族、韓半島の民族意識を呼び起こそうとする韓国メディアの、さらに言及するなら、韓国の周辺諸国、東アジア諸国向けての「国家的情報戦略が有りそうだ」という思いが沸いてくる。
 「チュモン」、「風の国」、「ソドンヨ」、「テ・ジョヨン」は、それぞれ、高句麗の建国物語、高句麗王2代目の物語、高句麗と百済と新羅の3国時代の物語、そして、高句麗が滅び、高句麗の遺民たちが高句麗を再興する物語だ。どれも主軸となる国家は高句麗であり、その高句麗は中国北東部から現在の北朝鮮一帯を含む地域を支配していた国家だった。現在的に言えば、中朝国境地帯の古の物語と言ってよい。
 明日、アマゾンからドラマ、テ・ジョヨンの公式ガイドブックが届く。どこまで、歴史的な客観記述が掲載されているかを、早く確かめたくて、楽しみにしている。

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