金曜日, 7月 10, 2020

トム・ハンクス脚本・主演のアップル・オリジナル映画作品の登場「グレイハウンド」

 今日は、アマゾン・オリジナル、ネットフリックス・オリジナル、アップル・オリジナルが公開される時代について、少々触れてみたいと思います。
 テレビ・ドラマや映画といったエンターティメント系の製作スタイル、特に主体となる母体が、GAFAといったIT時代の経済的なドライブ・フォースにシフトしてきています。それらの中には、例えばアメリカの放送メディアの祭典であるエミー賞や映画の祭典として全世界から毎年注目されているアカデミー賞にノミネートされ、受賞する作品が、近年続出しています。
 例えばエミー賞では、過去に、「HOMELAND」(Showtime)、「ハウス・オブ・ガード~欲望の階段~」(Netflix)、「The Crown」(Netflix)が受賞しています。2000年代までは、CBS、ABC、NBCといったアメリカの放送メディア主体の作品が受賞することが多かったのですが、2010年代以降、電波媒体(CBS、ABC、NBC)からの受賞は影を消し、代わりにケーブル系かインターネット配信系がどんどん存在感を示し始めています。
 この流れを見ていると、第一に、ドラマ制作のキーポイントは資金力とクリエーターを縦横に集められる情報力にかかっているように思われるのです。そして日本でも、アマゾン・オリジナル、ネットフリックス・オリジナルが続々と誕生し始めています。
   ・アマゾン・オリジナル:「クレヨンしんちゃん 外伝」、「東京アリス」、「しろときいろ~ハワイと私のパンケーキ物語~」 etc.
   ・ネットフリックス・オリジナル:「アンダーウエア」、「深夜食堂」、「火花」、「100万円の女たち」 etc.
 日本だけではなく、この流れはアジアの各国に広まっています。その最たる恩恵を受けているが、韓国ドラマなのではないでしょうか。韓国ドラマの最近の製作傾向については、改めて記事を起こしたいと思っています。
 今日話題にしたかったのは、トム・ハンクスが脚本を担当し、自ら主演を務めるアップル・オリジナル映画作品「グレイハウンド」が、今日からアップルTVで視聴可能になることです。映画ドット・コムによると、この春先劇場公開が予定されていましたが、コロナ禍の影響で劇場公開が中止になり、その後、配給会社や配信会社間で争奪戦が繰り広げられたようですが、アップルが高額の契約金を投じて配信権をえたようです。ですから、1ヶ月だけの加入費と500円前後のレンタル費を費やしてでも、見てみたいと思っています。

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