水曜日, 10月 17, 2018

七輪がやってきた


数日前に届いた石川県珠洲産の珪藻土を切り出して作られた四角い七輪と岩手からやってきやなら炭。ようやく試せる段取りがつきました。幸いにも、福井市にはいまだに炭を扱っている燃料店があり、なら炭5キロ・2千円で分けてもらいました。このお店の顧客は焼き鳥屋や居酒屋さんがほとんどで、店主さん曰く、「福井は焼き鳥王国でたくさん焼き鳥屋さんがあるので、うちも生きながらえています。さもなくば、とうの昔に廃業ですよ!カッカッカカァ」とのことでした。うちは約30年前からIHを使っており、生火で調理することがありませんでしたが、夏にミニストーブ+固形燃料でご飯を炊いてから、実は、生火で調理をしたくてしたくて、ムズムズしていました。そこで、思い切って、七輪を手に入れて見ました。実験は屋内で行いますが、行くゆくは野外へ持ち出して、BBQや、それこそサンマやお魚の干物を、遠赤外線たっぷりの炭火で調理したいと思っています。今晩は、予告編です。明日以降に、本編をご紹介できるかも、です!


土曜日, 10月 13, 2018

私の定番、サッポロ一番塩らーめん

GoogleもFBも、会員情報が何十万という単位で流失しているとか。これは、多分自分のデータも含まれているかもしれない、と疑っておいたほうが今日的かもしれないですね。そういえば、ここ2週間ほどの間に、AppleIDを語ったフィシング・メールが届いています。iOSでもMacOSでも使用したことのないアプリの年間使用料の請求だとかなんとか.......!!!全て、無視していますが、本当に請求されたらどうしようか、などという心配をしていたのは約10年前頃まででしょうか。もう、無視、無視! 
さて、今日の晩飯は、大好きな「サッポロ一番塩らーめん」なのでございます。湯どうしされた野菜、チャーシューの切り落としをあしらって、豪華に行きました。推奨のお水の量は500ccなのですが、そうすると塩味がきつくて、今日は600ccで調理。野菜の効果もあって、素敵な塩味に仕上がりました。スーパーのお惣菜のポテトサラダに梅のおにぎり1個。誠に適量の晩飯となりました。次に、このブログの右側に広告が出るようになっていますが、AdSenseを復活させてみました。多分、ここに出てくる広告は、私が通販サイトを物色しているその傾向が反映されてくるのではないかと想像しています。これも、メディアウォッチングの一環ですので、大目にみてくださいませ。

木曜日, 10月 11, 2018

Youtubeに嵌っています


このところYoutubeに嵌っています。もう、既成放送局の番組はほとんど見なくなりました。でも、ニュースやBSの品質の高いドラマなどは、たまに見ているかぁ~。楽しみとして(エンターティメントとして)、また積極的に知りたい商品のレビュー・コーナーとして、今やYoutubeは、私の生活に欠かせない存在になってきました。今日は、チャンネル登録している二つの番組に焦点を当てて紹介して見たいと思っています。
まず、最初に紹介するのは、私流に無理やり日本語読みすると、「アルマザン・キッチン」というチャンネルです。セルビア人シェフが、セルビアの森に入って、野外で焚き火をし、独自の調理道具を駆使して様々な調理を紹介しています。この番組の特徴は、まず、主人公のセルビア人シェフが、一切、説明的なことは語らず、ただただ仕込みから最終的な仕上がりまでを、4K映像で丹念に紹介している点です。日本人ユーチューバーのように、説明過多、タレントばりのくさい演技でネタ披露に終始するような品の悪さが全くなくて、とにかく4K映像の迫力と、野外ゆえの困難さを独自の調理哲学で解決していくスリリングな展開も魅力です。私にとっては、「絵をみれば、全てが理解できる」という映像の本質を徹底的にチャンネル・ポリシーにしているところが、新しいメディアの使い方として新鮮で、とても興味深いのです。川の流れる森の中の土手に、ポイと板切れをおいたかと思うと、そこに「Kitchen」とテロップが打たれ、あ、あそこで調理を始めるのだと分かるのですが、時にはそれが雪の上だったりしますから、とにかく面白いのです。明らかに中華包丁からヒントを得て特注した大型のナイフを使用しており、シェフも中華の修行をしたことがあるはずで、時には中華鍋も出てきます。このあたりに今という時代感覚、調理の世界のグローバル化が透けて見えきて、その意味でも興味が惹かれますね。とにかく、グダグダとした説明、解説が一切ないことが、一番心地よいのです。また、4K映像の色彩豊かな映像美に、毎回、お腹がグゥーグゥー鳴っちゃうのです。登録者総数160万人。リンクを下に出しておきますね。

さて、もう一つの番組は、最近見つけてこのところ毎晩過去にアップされた動画をできるだけ時系列に沿って追いかけているチャンネルです。
このチャンネルはShawn Jamesさんという50代一歩手前のカナダ人の男性の記録的なチャンネルですが、最近、事業に失敗して、その昔、21歳の時に小さなキャビンを1人で作った経験に立ち戻り、オンタリオ湖畔の原始林の中に入り込み、1人でログハウスを2年がかりで作り上げるというストーリーなのです。チャンネル名は「My Self Reliance」となっていて、無理やり日本語化すると、独立独行、あるいは自尊独立と言った感じの世界になるはずです。事業に失敗し、資産を整理しながら、自由に、自分の感性の赴くままに森の生活を始める物語です。このチャンネルでは、season1~season3までに進んでいますが、途中からはYoutube側のプロモーションであろうと想像していますが、「THE LOG CABIN」シリーズとして売り出し中のようです。この方の場合は、時折、説明が入ります。それを聞いていると、自然の中で、自由に暮らすことの大事さがよく伝わってくるのです。時々饒舌になる場合もありますが、コンパニオン・ドッグの「Cali」(メスのゴールデン・リトレバー)との自然な交流には癒されます。さて、このチャンネルの凄いところは、圧倒的な原始林の中で、最小の道具から立派なログハウスが出来上がるまでの感動的とも言えるストーリーが、ほぼ演出なしで、全て追いかけられるところです。私も経験がありますが、家屋や建物を考えるという行為は、日頃使わないところの脳細胞をフル稼動させて考えるものですが、そのプロセスが実に面白くて、例えば、ある作業をしている映像が流れ、視聴者は何になるのか想像つかないのですが、でも、出来上がりを見て、納得し、仕込みの巧妙さや慎重さが後々理解できる構成になっている点です。とにかく、丹念にドキュメントして、適切な尺で編集し、アップしてを繰り返すうちに、こちら側にも独自の世界が作り上げちゃっている訳です。この意味、映像的な独自世界という意味ですので、お間違いなく。こんな番組は、既成メディアの通常番組では作りようもなく、特別番組仕様で追いかけない限り完成しません。例えば、NHKスペシャルのようにお金と時間と人材を投入して作る特別番組のような。そんな特別も特別な映像を、視聴者は思う存分楽しめちゃうのです。これは、実に素敵なことですよね。現在は、サブチャネル化した「THE FOREST KITCHEN」もシリーズ化して、森の恵みを生かした料理も紹介するようになっています。こちらも、「アルマザン・キッチン」同様に野性味溢れるお料理の数々を堪能できて、私には、嫉妬したくなるくらいに、素敵なのです。チャンネル登録者数56万人。
素敵なイズムの映像化というドキュメンタリーの世界のようなメディアですが、この世界、明らかに新しい文化、新しい価値観を創り出し、商業化されたメディア世界へ、本質的な問題提起をしているように感じられて、当分、目が離せないという今日この頃です。さらに、できれば、自分の後半生を使って、この世界に挑戦して見たいという意欲も生まれているのです。
https://www.youtube.com/channel/UCIMXKin1fXXCeq2UJePJEog


金曜日, 9月 28, 2018

結構、難しい!

夏休み中の宿題の続きをやっています。いざという場合に持ち出し可能な防災グッズや食料を2つのカゴにとりあえず入れて見ました。結果的に言って、大不満!「これじゃ、ダメだ!」てな感じです。台風24号が今週末から月曜日にかけて、またもや日本列島を直撃しそうなニュースが伝わる中、この福井では国体が開催されており、それに伴い、天皇陛下の来福があり、市中の道路の要所要所には、近県からのお巡りさんも動員しての大警備網が敷かれている中、喧騒から離れて、この作業をやっていますと、少し、焦りを感じちゃいますよ。確かに登山用のアルファ米とかフリーズドドライの野菜なども適量のパッケージに仕立てて用意されてはいますが、総じて割高感があり、その方向での準備はしないと思います。では、コスパで身近なもので効率的にと考えると、非常に難しいものですね。同じく、電池やロウソクなども、新品を揃えていたんじゃ、単にコストがかかり、物が増えていくだけですよね!身の回りにあるもので代用活用がポリシーですから、もっともっと工夫が必要な感じです!

土曜日, 9月 22, 2018

新しいgearの仕込み中!

新しいgearの仕込み中! 慣れないメーカーのプロダクトは面白くて、色々解明するだけで楽しいのですが・・・・!来週からは四日市通いが始まるので、ほぼ時間切れ状態。しかし、ゆっくり、じっくり、確実にの路線は守りたい。まぁ、掲載した写真の写りを確かめましょうか!


木曜日, 9月 13, 2018

伽藍坊流サバイバル術探索:その2〜この環境から考えだそう〜


野外で食事をとったり、避難した場所での最低限の足場として、以下の写真の設定をスタート点として考慮していこうかと思っています。レジャー用の折りたたみのベンチに、折りたたみのテーブル。まぁ、ビニールバケツ(釣り用です)は付け足しですが、これだって使いようはあるはずだと!
この折りたたみのテーブルは駐在時代ニュージャージーで2個買ったものですが、アメリカ人のサイズに合わせているのでしょう少し高く感じてきましたが、私には十分すぎる作業台になります。高さは60センチあり、日本の標準的なオフィス机の70センチよりかは低いのですが、ベンチとの取り合わせで考慮すると、丁度良い感じです。






















火曜日, 9月 11, 2018

今日は大失敗!メステイーンがかなり高温になってしまった


本日のテーマは、BELLE MAISONから届いた「30分で色々パンミックス」を使い、メスティーンでパンを焼いてみたい衝動に駆られて実験してみました。また、BELLE MAISONをのぞいた時に一緒にす称されたシリコン製のパウダーをこねるちょっとした道具も使ってみました。結果は、見事失敗。はい、原因は私のミスです。まず、カエンの固形燃料を2個使ったこと。さらに熱を逃がさないようにと、ストーブごとお鍋に入れてしまったことです。中敷に敷いたクッキング・シートまで焦げていました。カエンは1個にすべきでした。メスティーンの持ち手部分を保護していたビニールまで、溶けて上蓋に焦げ付いていました。明日、削って修復します。
しかし、同時にオーブンで焼いたものは、それなりに完成し、なかなか感動的な美味しさを味わいました。私にとっては、人生初となるパン作りだったのですが、半分失敗です。再挑戦、もちろんやってみますよ!今日は、カロリー計算は、ご勘弁を。このような自由に時間を使えるのも後10日間ほどしかありません。その間に、徐々に体制をとって参ります。明日にはGoProもきますし、ブログから動画へと移って行く予定です。

#BELLEMAISON
#30分で色々パンミックス


この写真は載せたくなかった!でも、結果ですから!
オーブンで焼いたものは、見てくれは悪くても、美味しかったです。干しぶどうを載せたのは、やりすぎですけどね!


メスティーンでアヒージョ、本格的にできるでしょうか?


メスティーンでアヒージョ料理に挑戦しようかと考えましたが、美味しく食べたくなったことと、ネットのキャンパー達が紹介しているアヒージョやアクアパッアがもう一つピンとこなくて、普通に作ることにしました。アヒージョはスペイン料理で、ココットにオリーブオイルとニンニクを生かし、魚介やマッシュルームなどをオーブンで調理されたお料理と心得ます。オリーブオイルが沸騰して、バジバジと弾け飛ぶくらいの高温で調理するものという本来の姿から、日本で紹介されている玄人並みの変型素人料理では、どうも、オリーブオイルでソティした料理になっちっているような印象なのですよ。メスティーンでパスタを作られる達人のアヒージョも、そんな感じでした。素晴らしきかな、ジャパニゼーション!別に否定しているわけじゃないですよ。要は、私にはオリーブオイルをチンチンに沸騰させるだけの火力がメスティーンからもらえそうにないのではないかというイメージが強かった、だから、オーブンを使ってしっかり作り、しっかり食べたいと思いました。もう少し噛み砕いて説明すると、ご飯を炊いた際のおこげのつき方から想像して、火力のまわりに、熱のまわり方に癖があり、オーブンのような均一な火力は期待できそうになかったからです。
出来上がりは写真の通りです。

さて、カロリー計算。エビ5匹で25kcal、ホタテ4個で52kcal、アスパラ2本で8kcal、マッシュルーム5個60gとして7kcal、オリーブオイルは100gで920kcalだそうなので、実際に体の中に摂取した量を20g相当だと判断して124kcal、計216kcal。皿に大量に残ったオリーブオイルは明日以降のお料理で2~3日かけて消費する予定。(アンチョビソースも使っていますがカロリーは不明、同じくニンニクも不確か)それに、ピクルス5本で23kcal、朝も食べたイングリッシュ・マフィンが1個148kcal。3点の合計は、387kcalでした。まぁ、アバウトには400kcalというとこでしょうか。そうそう、写真のピクルス、私の大好物で、中でも成城石井のこのサイズのキュウリを仕込んだピクルスは、私の知る限り、日本で一番美味しいのではないかと思っています。この瓶詰めを店頭で見つけた時はほとんど手が出ちゃいますね。漬け込んであるお酢まで美味しくて、必ず全部平らげていますよ。

追記:私のイメージするアヒージョとは、以下の写真のようなイメージなんですよ!どうでしょう?


月曜日, 9月 10, 2018

今朝はマフィンと目玉焼きでした

今日の朝食は、ライ麦入りのイングリッシュマフィン1個=148Kcal、ロースハム3枚を敷いた目玉焼き1個。ロースハム3枚で1パック140Kcal、そしてコーヒー1杯にステックシュガー2本で6g、24Kcal。コーヒー1杯は約6Kca。計318Kcalでした。念のため、マフィンにバターはつけていません。
次に紹介するYoutubeビデオ、ブッシュクラフトの動画ですが、極め付きの、それもとても優れたドキュメンタリーです。イギリスの原野で一から始めて、2年半がかりで野営地を築くまでを、ナレーションなしで淡々と紹介しています。こういうのを見て、ブッシュ・クラフターを目指す人々がたくさん出てくるのも理解できます。最後に総評的にコメントを喋っていますが、ロンドンへの人口集中をスエーデンの総人口数をあげて比較している点などに、この方の意識や感性が感じられて、その意味でも勉強になりました。

日曜日, 9月 09, 2018

帆立とエリンギ

今日のトライアルは、7の「帆立とエリンギ」をフュチャーしようかと思います。お米は100gを使用。さらに、冷蔵庫の余り物のナスとピーマンをそれぞれ1個足してみます。まず、カロリー計算、ご飯は100g=356Kcal、「帆立とエリンギ」は53Kcal、ピーマン=10Kcal、ナス=21Kcalで、計440Kcal。さらに、一番搾りのレギュラー缶を1本。100ml/40Kcalなので350mlに換算すると3.5倍の140Kcal(やはり高カロリーですね)最後に、デザートとして中サイズの梨を1個で、これが129Kcal、総計で709Kcalでした。やはりといおうか、理屈だなと思うのですが、積み上げていくと、一気に1000Kcalなんて数字はいとも簡単に出ちゃいますね。  
失敗点は、「帆立とエリンギ」が和風の味付けで、コンソメ顆粒を小さじの1/4くらい足したのですが、これは本だしにするべきでしたね。また塩気が少々弱かったですが、まぁ、これは減塩志向でということで、ヨシにします。今回は原価計算できないのですが、ご飯と「帆立とエリンギ」だけだったら、約428円。「帆立とエリンギ」、結構なお値段ですよね!美味しいから好きだけど、なぜか7の自社ブランド商品、あまり好きになれないです!何でもかんでも7じゃ、食傷気味になります!





伽藍坊流サバイバル術探索

昨日のブログで書残せなかったことをメモしておきたい。まず、カロリー計算について。ご飯1合のカロリー数は、534Kcalで、100gの場合は、356Kcalだそうだ。次に、焼き鳥缶は表示から、174Kcalだった。追加で入れた野菜のカロリー計算ができないので、正確には弾き出せないが、おおよそ、708Kcalだった。一日1300Kcalに持ち込むには、残り592Kcalしかない。もし、昨日のメスティーン飯を晩御飯とするならば、朝食か、昼飯に約600Kcalで、出来れば野菜か果物中心のメニューを考えれば良いことになる。この数値は大きなリンゴだとすると、3個分となる。昨日の一食の原価は、ご飯が約80円、焼き鳥缶が税込で207円、彩り野菜が半分で94円、合計381円となった。
次に、この実験シリーズのコンセプトを書き出しておこう。
伽藍坊流サバイバル術探索・アウトドア・リテラシー開発のコンセプト:
1. 出来るだけブランド物は使わず、日常的に家内で使用しているものをアウトドア用に改良して、使い込む。
2. 出来るだけ、自分流を追求する。出来れば、「和テースト」を追求してみたい。
3. 徐々に動画化する。家内での準備状況も、少しずつ映像化しておく。
4. のんびり。効率ではなく、質的な完成度を求める。やり直し、OK、再挑戦、ありで行く。何よりも、準備過程、実験過程が面白くて、楽しくなるようにヤル!

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土曜日, 9月 08, 2018

メスティーンを極める!


メスティーン料理を極める前に、どのように非常時に備えるかを熟慮していく必要がある。災害時、よく言われていることだが、一番問題になるのが生活水の問題だ。とりわけ、人間お体に摂取するべきお水の確保が大事とされている。また、飲料水があったとしても、煮炊きに使えるお水はふんだんにはないはずだ。そこで、無洗米を選択してみようと思う。お米を研ぐ必要がないから、節水になるはずだ。

そこで、スーパーで福井県産コシヒカリの無洗米3Kgを用意し、Sサイズのジップロックに、あらかじめ1食の分量で分けておく作戦を取ることにした。その際、一合約150gだということを念頭に、24食分を用意することにした。ここで工夫をした。一合まるまるだと私のお腹には少々重いのだ。そこで、100gのパックを12食分=1.2Kg、150gのパックを12食分=1.8Kg作ることにしたい。どうも、栄養やバランスを考えると、混ぜご飯タイプで、一気に食事を済ませられるのが良いのではないかと考えると、具材を多めにお米少なめにというバリエーションがいいのではないかと考えた。実際に分量通りに小分けしてみると、約31gのあまりが出た。3Kgより少し多めに袋詰めされているようだ。計量していくうちに、目分量で100g、150gが感覚的に掴めてきた。こういう実感的な感性を養えるのが嬉しい。

さて、実際のメスティーン飯のトライアルは、コンビニに出ていたおつまみ用の焼き鳥缶と洗わずそのまま食べられる彩り大根ミックスの混ぜご飯。お米は、一合を使ってみることにした。また、焼き鳥缶の中に残っているジェラチン状の煮汁も全て使い、その上に大根ミックスを半分乗せて、火にかけることにした。燃料は昨日と同じ、カエンの25gー20分燃焼タイプを使ってみた。

まず、一合プラス具材があっても、見事に炊き上がる。お味もちょうど良いだ。難点は、塩味が薄く感じたことだが、私の日頃の食事が多分に塩分過多気味なので、世間のみなさまにはちょうど良い感じではないかと思う。野菜が少しでも入っていると、栄養上の、あるいはダイエット指向的にも安心を得ることができそうで、私はなんとか野菜入りの混ぜご飯を開発し、自己レシピ化したいと考えている。




月曜日, 2月 08, 2016

ケーブル・テレビをいつ捨てるのか?

このところ、動画配信サービスのhuluやNETFLIX、そしてNHK  Ondemandを頻繁に使っている。メディア・ウォッチャーとしてのリサーチの側面もあるが、一般的な自宅での余暇の過ごし方として、果たしてこれらがケーブルテレビの多チャンネル視聴に変わりうるものなのかを見極めたいという願望もあってのことだ。私も、そろそろ結論を出したいと思うようになった。
ケーブルテレビで一番気がかりなチャネルはCNN。だが、ひとたび世界的な大事件が起きると、CNNもBBC Worldも、ネットでの同時中継を開始して、その画像は本放送と変わらない質で、タイムラグもほとんどなく視聴者に届けている。これはNHKも同じ体制になってきている。だから、CNNはネットで十分だと言える。
問題は、BSプレミアムのようなBS系の番組だ。一部はオンデマンドで見逃し視聴が可能だが、中にはオンデマンドのラインアップに上がってこない番組もあり、BSと地デジは残したい。BSの場合、以前は小型パラボラ型のアンテナ+チューナーで視聴していた時代もあったが、ケーブルテレビを外す場合、このスタイルに戻ることを想定すると、実は少々不安だ。なぜなら、アンテナからの視聴には天候条件にかなり左右されてしまうことを経験しているからだ。特に、冬の時期、曇天で雨や雪の時は、受像が乱れ気味になる。これはかなりストレスになる。となると、ケーブルは残すべきという結論になるが、ネットの進展を考えると、各ケーブル・チャネルの行く末はネットと合体するしかなさそうに思えるのだ。
各ケーブル・チャネルのネット上のプロモーション・サイトでは、時にネット同時中継をやったりしているし、huluのようにFoxチャネルをすでにライブで流しているスタイルも出てきている。となると、どこかの時点で視聴するメディア・インフラを選択する時代が確実にやってくることになりそうだ。
私は昨年12月に新しいMacBookProを使い出した。画質としては2880ピクセルまで表示可能な機種で、大型モニターへの出力にはHDMI端子が付いている。だから、現行のフルHD品質で映画やドラマを見ることが出来る。この1ヶ月半、huluやNETFLIXの視聴は、すべてこのスタイルで楽しんできた。Wi-Fiルーターと居間は約8メートルほど離れているが、全く問題なくMacBookPro>大型液晶テレビで視聴できる。写真データなどを映し出して、少し離れた位置からの画質や構図の確認も行ってみたが、なかなか使い勝手がある。グーグルTVやアップルTVなどの企画も出揃っているが、要は、私のようにどこで切り分けて視聴スタイルを決めていくかの問題のように思える。
さて、話題は変わって4Kテレビの件だが、昨年12月初旬に大学の研究室で、4Kモニターを導入した。その時思わぬ情報に出会って、世間は私が考えている以上に前進してしまっているのだと、驚愕したことがあった。それは、各メーカーからの液晶テレビ、55インチ以上の大型モニターは、全メーカー、すべて4Kを映し出すことができるようになっているというのだ。55インチ以上の大型モニターはすべて4K対応済みなのだ。
確かに、YoutubeもVIMEOも、4K作品に対応しており、適切なモニターさえあれば、4K作品は視聴可能になっている。また、ストック映像を制作している写真家や映像作家さんたち、最近は4Kで制作することに主軸を移そうとしているらしい。となると、4K時代は以外と早くやってきそうなのだ。その時、旧来のインフラを持つ放送局やケーブルテレビのインフラが即応できるのかという疑問が浮かぶ。
新技術や新しいスペックはできる領域から始めてしまえという発想で進んできたネットの世界の方が、素早く対応できそうに思えてならない。映画でさえ、劇場公開とネット公開をシンクロさせる作品が出始めている。ネットでの公開を先行させ、モニターし、劇場公開版への修正案を求める動きだったありそうだ。
より安く、より確実に、高品質で視聴できる自己環境を整えることは、仕事への応用、仕事上の情報収集の面でも求められること。だからと言って、すべてのインフラを自己環境に置くことは、経済的ではない。通信や放送関連への出費比率が高まる傾向の今、これは家計上も重要なことになってきている。この観点も見逃せない。
この20年の放送インフラの文化的な変遷を思うとき、FMも、地デジも、BSも、通販のキャンペーン枠がどんどん増えてきていることが悩ましい。特に、運転中主に聞いているFMにこれが入ってくるとうんざりする。かつて、雑誌が広告を載せる台と化してしまった例もあるが、FMやテレビも、その轍を踏むのであろうか。

月曜日, 9月 14, 2015

テレビドラマと映画制作の境界線が崩れてきた

先週の土曜日の朝、14年を経過した同時多発テロ関連の記事をみてみようと考えワシントン・ポスト紙のサイトを覗いてみました。すると、当時ワシントンDC地区上空を防衛できる空軍のF16戦闘機のパイロットたちの証言が取り上げられていて、当時下された命令はやはり民間機を阻止せよとの命令であったこと、しかし、打ち落とせるミサイルなどが実装されていなくて、飛び立った2機は体当たりで阻止する決意をしていたことなどがエピソードとして記事になっていました。これも、面白い話題だったのですが、私が最も注目した話題は、トロント映画祭に集結した映画人たち、すなわち、プロデューサーや監督、シナリオライターたちが、ことごとく心配している案件として、今の時代、本当に芸術性の高い作品を創り難くなっており、映画制作がテレビドラマのようなシリーズ作品化する傾向になっていることを憂いているという状況を伝えていました。その情勢を逆説的に説明しており、なるほどと思った次第です。
つまり、「大手ケーブルテレビ系や、最近ではネットのオンデマンド系の大手が独自のドラマ制作に力を入れてきており、そのような中から非常に質の高いドラマ・シリーズが次々を生まれてきている。例えば、"House of Cards"(ハウス・オブ・カード)や"Breaking Bad"のようなヒット作を指しているのだが、それらはかつて映画が取り組んだような品質でつくられており、監督を始めとするスタッフ陣もこぞって映画からこの領域に進出してきている」。
だから、劇場上映を目的とする映画が、どんどん低品質化してきており、映画・ムービーの将来性が不透明になりつつあるという説明でした。
この意味、凄く実感しています。というのも、hulu体験が約1年間、NETFLIZ体験約10日間くらいですが、欧米、とくにアメリカとイギリスで制作されたドラマシリーズ、とくに最近のシリーズ、実に品質が高くて、ハマってしまっているからです。
これからこのブログでは、このような映画、テレビ・ドラマなど、ネットを軸とした視聴から得た話題を、少しづつ掲載していこうかと考えています。

土曜日, 6月 21, 2014

サッカー・ワールド・カップって、何なんだろう? 〜群れることを知らない若者たち〜

実は、私のなかでは、今回のブラジル大会は終わってしまった。日本代表の戦いぶりを観て、やはり、この国の若者たちが背負ってしまった世界との壁、この国の若者たちが自分自身では気がついていなくて、でも世界の若者たちとは決定的に違う負の構造を背負わされている事実を、痛感させられるのだ。
2006年のドイツ大会予選第3戦はブラジルとの戦いだった。結果的には負けたのだが、当時の中心選手中田英寿は、試合終了後ピッチに仰向けになり、顔をタオルで隠しながら、自身の現役生活への別れを表現していた。中田がチームメイトへ、そして日本のサッカー界へ唱えていた主張の核心は、自己中と罵られようと「個の力、個性、感性」を確乎なものとして貫き、その元でチームとして戦うことだったと記憶している。時には監督にピッチ上から要求して選手交代を行ったり。だが、その存在はチーム内ではあまり受け入れられず、常に浮いた存在に押し込められていた印象がある。
今回の大会前、ボランチの遠藤保仁はあるインタビューに答えて、「ヒデさんが言っていたことは、当時は理解出来なかったが、いまは全て正しかったと思えるようになった」。確かに、本田のようなキャラクターを観ていると、中田英寿の進化系に見えなくもない。キャプテンマークを自ら志願する長友佑都にも、同じ傾向が見て取れる。
しかし、なのだ。直前の強化試合で日本に負けたコスタリカが2連勝し決勝トーナメント進出を決めたというのに、日本は予選リーグで敗退が濃厚な情勢。一体、何が日本選手に足りないのだろう。いま、多くの日本人サポーターを悩ませているテーマ、何故だ!
私は素人だから、ライブ映像から伺う選手たちの表情、パフォーマンスからしか想像出来ないのだが、それでも対戦国の選手たちとの違いを嗅ぎ取っている。解説者がサッカーのテクニカルな面やメンタル面の解説をしようが、心の底では感じつつも、避けているテーマがありそうだと感じている。
それは国家戦略としての教育を誤ったまま、本当の意味での「大人」に育ててこなかった国全体としての深刻な課題があるという観点だ。
大学教員として、この16年間、いまの30代半ばから現在10代後半までの世代を観てきたが、そこでも感じてきた幾つかの傾向を思い浮かべている。その解析の中から、今回の日本代表戦を分析出来ないか。少し箇条書きに書き出してみる。

その1:群れることを知らない若者たち。年少時に、野外でチームに別れて喧嘩したり、戦争ごっこのような遊びをやっていない。スポーツクラブは各種取り揃えられていても、ライブな「群れ」の経験がない! 最近では暴走族も影を潜めてきた。
その2:深いコミュニケーションをとるという経験がない。友達付き合いも、お互いが傷つかない浅いレベルで自制気味行っている。LINEなどは、その象徴か。
その3:親子関係が縦の関係ではなく、同一平面上のお友達のような関係になっている。小中高の先生たちも、彼らの目線に降りて、彼らに合わせているような。
その4:家庭内で反抗期を経験しないでそのまま10代後半へきている若者が多い。大人の発想が持てない、大人の発想を感じられない。総じて、幼児的気質が全開となる!
その5:大人から、叱られたり、怒鳴られたりした経験がない。
その6:同年代からの陰湿なイジメやシカトは経験している。
その7:大義とか、こうあるべき正義とか、そのような観点は希薄で、出来れば素通りしたい、素通りして自分が傷つかないように願っているような、気配を感じる。
その8:学業とバイトが重なった場合、バイトを優先する傾向が強い。何故なら、お金が係っているだけでなく、バイトには社会的責任が伴うからで、この点を優先的に考えている。結果、学業には無責任でもどうにかなるという認識が行き渡っている。だったら、大学も学生の本分としての責任を問うべきだが、手緩い。
その9:問題状況、危機状況に陥った場合、自身に危険が有るにもかかわらず、行動を起こせない。思考停止状態になってしまい、結果的に、立ち向うのではなく逃げを打つ消極行動が目につく。期末試験に寝坊して試験を受けられなかった場合など、先生に頼みにくる学生は皆無!
その10:何か人生上の決断を迫られた状況下にあっても、決断に大変な時間がかかる。留年が続いた場合など、転身を決断するのに年単位の時間がかかる。
その11:子供ぽいと言われると、訳も無くムカつく!しかし、人に好かれたり、愛されたりすることへの願望が低く、自身を変えて行く行動が皆無!

スペインを破ったチリ、イタリアを破ったコスタリカ、引き分けに持ち込もうと一致団結して守ったギリシャ、彼らのパフォーマンスを観ていると、国家代表の誇りとプライドを掛けて、国民の願望と言うフレッシャーを力に変えて最後まで戦い抜く根性を示し、実に骨太な魂の塊を感じてしまう。でないと、彼らは本当に国に戻れないのだ。
コートジボアールのドログバ投入を切っ掛けに、2分間で2失点した直後の日本チーム。それは、あたかも日本選手全員の脳細胞が活動を停止したように観えた。あるいは、ギリシャ戦では相手が一人少なくなり、ギリシャは引き分け狙いの布陣を敷いてきたが、果敢に中を切り裂く行動がとれないという優柔不断さを見せつけた。あの「思考停止状態や優柔不断さ」、何かに似ていると思い振り返ってみたら、それは、311が発生した直後の日本全体を覆った、あの状態に極めて似ている感じがするのだ。その後の原発事故に対する無為無策も、似ているように思える。
日本は人を育てるという大義を、もう一度、根幹から洗い直し、社会を修正して行くべきだ。

土曜日, 10月 05, 2013

世界の共産主義闘争を進めていた親の子弟を一手に預かり、コスモポリタンに育てていた学校があった。

BBC NEWS MAGAZINEから。

この記事は実に面白い。旧ソビエト時代に、国際的な共産主義闘争を行っている親の子供たちを危険地帯から退避させ、国際的な感覚と身につけさせる学校がモスクワ郊外250キロのところにあり、そこにはかの毛沢東の長男も通っていたという。この学校は、戦後もその趣旨通りに生き残ったが、一時、軍人を育てる士官学校への改変を企てられたそうだ。しかし、卒業生や学生たちがハンガーストライキをして、そのまま生き残り、今日でも、設立当初の趣旨通り、紛争地帯や自然災害で教育がままならない世界のあらゆる地域から、活動家たちの子弟が留学してきているという。紛争地帯とは、リビアやシリア。あるいは、エチオピアやソマリアなど。旧ソビエト、現ロシアについて、私たちはの知識は、偏っていて、しかも、極めて乏しいのではないのか。

土曜日, 9月 07, 2013

サッカーとは、「ボールを奪い取る遊び」

昨晩は、キリンチャレンジカップ 日本代表対グアテマラ戦を観ていた。東アジア選手権で活躍した新しいタレントを積極的に配置した布陣での戦い、非常に内容があったと思う。大迫も、柿谷も、DFに入った森脇も、「代表に定着するのだ!」という意気込みを見せてくれた。後半登場の本田は、このチームの真のエースはオレなのだ、という実力を堂々と見せてくれた。ゲーム終了後、本田は柿谷の首に手を回しながら何やら話している姿が見受けられたが、柿谷のポテンシャルを充分に認識しているのが感じられるシーンだった。
ザッケローニ監督は、自分の手足となってサポートしてくれるコーチ陣を引き連れてきているらしいが、それらのメンバーから上がってくる選手の情報を、きわめて冷静に、そして客観的に活かしている雰囲気がある。Jリーグで好調であれば、代表でテストするというルーティンを、極めて忠実に体現しており、いままでの代表選考から比べると、その公平性は極めて高い感じがする。次期イタリア代表監督の候補と取りざたされているが、うなずけるものだ。
代表勝利に気分を良くして、昨晩はhuluで、映画"GOAL3部作"を立て続けに観てしまった。そして、あることに気がついた! サッカーの基本コンセプトは、「ボールを奪う遊び!」なのではないかという点だ。 
メキシコから出てきた主役のサンティアゴがリアルマドリッドに移籍し、実母と義理の弟エンリケと出会うストーリーの中で、エンリケがマドリッドの貧しい地区をサッカーボールを脇に抱えて歩いていると悪友と出会う。その悪友はエンリケからボールを奪い取って走って逃げるのだ。そして、空き地にくると、ロングボールを蹴るように向かいの古びたマンションにむかって蹴り込む! ボールはあるお宅の窓ガラスを割ってしまい、エンリケはボールを失ってしまう。このシーンは、サッカーゲームの本質を、実にシンプルに描いている。
サッカーとは、「ボールを奪い取る遊び」であり、ゴールはその遊びをリセットするための区切りだ。このようにサッカーの捉え方を考え直してみると、日本のサッカーの発想的弱点が明確にはならないか。日本での一般的な考え方は、「ゴールを奪うゲーム」という考え方が、まず最初にくるように思う。そのプロセスには、オフサイドのルールがあったり、危険行為を判別しボールを相手方へ渡すルールがあったりと、そういうルール化された規範からサッカーゲームを捉えているのが一般的であろう。しかし、世界では、そうではないようだ。
まずは、「ボールを奪い取る遊び」が大前提にあり、ゴールはその遊びのリセットの区切り。ボールをいかに奪うか、ボールをいかに奪われないかが、その遊びの核心となっているように思う。だから、ドリブルが上手い相手からいかにボールを奪い取るのか。マリーシア、時には反則すれすれのずる賢い行為も、当然、そういう遊び中に含まれたものとして考えれば、南米やヨーロッパの選手のプレイがより一層理解出来るというものだ。
映画"GOAL3部作"については、1と2は、認めますが、俳優が代わってしまった3は、付け足し的で、あまり面白くない。ベッカムの全身に彫り込まれたタトゥーが生々しい。ロナウジィーニョ、ロベルト・カルロス、ルーニーたちの実際に試合をしている映像を惜しげもなく挿入しての映画作りは、多いに興味を引くものだった。

土曜日, 8月 31, 2013

シリア情勢〜アメリカの本音は何処に〜

昨晩は深夜過ぎになって、アメリカのケリー国務長官がシリア情勢についてのステートメントを出すということで、零時半頃からCNNにチャネルを合わせて、その時を待っていた。日本時間1時30分頃と伝わっていたが、実際に放送が開始されたのは、2時頃だった。
ケリー長官のステートメントの骨子は、シリア政府が化学兵器を使用したことは、情報機関からの分析から明らかであり、その事実は、情報機関からの分析だけでなく、現地に入り込んだ医療関係者の証言や、多くのSNSに投稿されたビデオなどからも、化学兵器の使用があったことを明らかに実証していると主張! そして、この事実はアメリカの国益および世界の平和をおかす脅威となる可能性が高く、また、世界のリーダーとして、正義を貫くべき立場として見過ごすわけにはいかないアメリカの立場を説明し、軍事行動を含む介入に踏み切る姿勢を示した。
このステートメントが放送されるや否や、アメリカの大手報道機関のWEBサイトには、以下のタイトルの情報機関の分析報告が掲載された。

http://edition.cnn.com/interactive/2013/08/world/syria-documents/index.html?hpt=hp_t2

この報告書を読みながら、報告書を構成するレソリックの中でも、反体制への言及に注目した。ちまたでは、アメリカはこれまでアサド政権に対抗する反政府勢力への武器援助を含む肩入れを継続していたことは明らかである。そして、その反政府勢力が化学兵器を使用したのだという情報も強く流れていた。この件に対する異常とも思えるべき反論を、徹底的に行っている。反体制は化学兵器は使用しなかった。使用したのはシリア政府軍であり、それを指示、命令したのも、シリア政府高官であると。
そして、ここからアメリカの矛盾に満ちた現状がみえてくる。この反政府勢力に、中東やアフリカの各地から、アルカイダを含むイスラム過激派が猛烈な勢いで参加し始めており、シリア政府に対抗している。反体制勢力に利するようにアメリカが行動を起こした場合、このようなテロ勢力をも助けてしまうジレンマが潜んでいる。
一方、オバマ大統領は、「私くらい、戦争を憎む人間はいない!」と強弁し、「アメリカ軍がシリアの地に踏み込むことはない!」と明言するのだ。テクニカルには、シリア沖合からのピンポイント爆撃による限定的な制裁としての軍事行動を意味している。
つまり、アメリカは、正義の使者、世界の警察としての「面子」を示す必要性にかられており、そのための軍事行動開始という側面が強い。
今、世界的な世論に変化のときが来ている。欧米各国とも、イギリス、カナダのように、連合軍には加わらないことや、声を大にしては叫ばないが、アメリカによる単独行動主義の危うさを恐れ、愚かだと思う世論は、確実に広がっている。各国とも、イラク戦争が愚かなロジックから始まり、後味の悪い結果になっていることを熟知している。

月曜日, 8月 19, 2013

メイン機を一から仕込み中! そして解ったこと!

しばらくFBをさぼり気味でしたが、この間、オフィス(情報工房伽藍)の整備や新しい編集機(iMac)を導入したことなどで、結構、忙しくしていました。で、今日は、そのiMac騒動からの知見から考えたことを少々、ご報告。
まず、機材が到着したので、オフィスでメインに使っているMacBookProから設定や最小限の書類ファイルを移行しようと、Thunderboltで繋いでいこうプロセスを進めますが、あるところでフリーズしてしまいます。両方のmacからスリーブを解除したり、丸丸1日半、数回にわたって挑戦しますが、残り4時間48分とか、6時間31分とかで、フリーズ! そこで、丸々移行するのを諦め、一から仕込むことにしました。書類などは、おいおい、適宜移行すればよいとして、一から仕込みを始めました!
結果的に、この方が善かったようです! MacBookProに引き継がれているファイル・アプリ類は、古いもので、かれこれ10年前からのものもあり、アプリのバージョンによってはレイアウトが崩れたり、あるいは、テキスト・データなども、拡張子が変更されてしまう可能性もあったようです。だから、逐次移行、その都度確認しながら移行するべきだったのですね。
で、ウェッブブラウザーのブックマークも作り直ししています。この作り直し作業をしながら、この10年の変化をしみじみ振り返ることになりました。というのも、オンラインで銀行を介した各種支払い・送金、あるいは、オンライン・ショッピングを頻繁にやるようになり、各種ID&PWの管理がずさんになっていることを痛感させられたからです。いまも仕込みは続いていますが、すべて、これらも、再設定しています。全てを再設定し始めて、気分は、すごく新鮮になりました! まさに、マンネリからの脱出ですね! えかったえかった!  もう一つ、驚いたことは、Googleに驚くほど、我がパソコン環境は侵略を受けていました! て、しゃれにならないですね!

土曜日, 7月 20, 2013

ジブリの新作「風立ちぬ」を観て

公開日、映画館に並んだ。初回9:50からの回にはさほど人は集まっていなかった。集まっている方々を観ても、子供は少なく、ジブリ作品を観て育ってきた大人がほとんどという感じである。20代、30代が多いように思った。
さて、見終わっての感想は、これが、なかなか言葉に出来ない難しさがある。でも、私の言葉で、まず端的に表現すると、「これはアニメではなく、純然たる映画」。いままでのジブリファンが離れて行きはしないかと心配になるくらい、「映画」だった。この作品は、もう一度観て考えてみようと思わせる要素が少なく、真っ正面から受け取ってみると、純粋な映画として、「そのテーマ性を熟慮しろ」と突き放している感じがするのだ。それは、ポスターのコピー「生きねば。」に通じる、何かである。それくらい、この映画は過去のジブリアニメとは、一線を画している。
だからこそ、言葉を添える必要が有るのだと思う。会場で手に入れたパンフレットを見れば、巻頭の解説には、立花隆を起用しているように、多くの言葉がこれからも添えられていくはずだ。その必要性は、制作サイドが一番感じていることかもしれない。公開日2日前に、ジブリ公式サイトでは、ジブリの機関誌「熱風」の最新号を、約1日半フリーダウンロードさせていた。良く考えて、明日の投票に出向いて欲しいという願いをも、言葉化してアピールしながら。

パンフレットに掲載された立花隆の解説文のリードを転載してみたい!

これは、明治以来西洋に追いつき追い越せで、
急ごしらえに作った富国強兵国家日本が、
富国にも強兵にも失敗し、
大破綻をきたした物語だ。

最後の方で出てきた零戦の累々たる残骸の山........!!!!
原発事故や津波災害の爪痕に重ねて観てしまうかもしれないが、そこからもう一歩も二歩も突き抜けた境地に、考えるべきことがある。

   アマゾン・プライムのラインアップ構成、なかなか気が利いていると思います。このお盆の時期、見放題のラインアップに、「戦争と人間=3部作品」や「永遠の0」が出てきていましたが、それよりも良かったと思ったのは、「空人」です。エンターテイメント性は希薄ですが、これぞ名画といった作品...