6月から福井でもタバコの自販機ではTaspoカードをかざさないと購入出来なくなることを、本日知った。さて、どうしたものかと思案したが、この際タバコをやめる...という選択肢もあるのだが、今しばらく不健康生活を続行しよう、だからTaspoをゲットしなくては、ならば4.5×3.5ミリの写真がいる、ということは証明写真を撮影しなくては、などなど、ドタバタしてしまった。この性懲りもない根性、共同生活者がいれば......、笑われるか、青筋立てて阻止されるか、どのみち賛同者はいなかったであろう。
この話を行きつけの喫茶店のフロア係にしたところ、彼女はカードを作らないそうだ。何故なら、免許証がその代わりになると言う話があり、免許証をかざせば買えるのならば無理してTaspoカードを創るまでもないと考えているらしい。ごもっともも! しかし、その際に出た笑い話とも、ブラックジョークとも言える話題が、個人情報の取り扱いについての仮想的笑い話だ。
免許証にしろ、Taspoカードしろ、カードをかざせば、個人情報が抜き取られ、しかもそれがオンライン化されていたとしたら、瞬時にその個人の居所や購入アイテムが集計されてしまう。さらに、なんらかの追跡が必要となれば、データを辿って、その個人の行動範囲を知ることが出来る訳だ。で、笑い話であるが、Aコンビニの自販機で1個購入、夕方はスーパーの自販機で2個購入、そして4時間後、なんとラブホの自販機で銘柄違いを1個購入なんてことが、知れてしまう! 嫌だね! というお話。
話はガラリと変わって、もうお気づきの方も多いとは思いますが、昨年の秋頃から、競馬に興味を持ち始めている。大きなグレート・レース(G1)の中継は欠かさず堪能している。中学、高校と乗馬をしていたので、馬に対する懐かしさがあるのは事実だが、G1中継を観ていて、言葉で説明できない「何か」を求めていたのだ。その何かに、ついに行き当たってしまった。
アメリカのサラブレッド関係、競馬関連サイトを丹念に観て歩いたのだが、ついに、「これだぁー!」というレースに行き着いた。それは、イギリスのエイントリー競馬場で行われるグランドナショナルだったのだ。走破する距離は4マイルと4ハロン(約7242メートル)。全部で30の障害を飛越していくサバイバル・レース。ハンディ戦で、トップ・ハンディは75キロ以上を背負う、まさにタフの中のタフしか生き残れないレース。イギリスで最も馬券が売れるレースと言われている。歴史を調べてみたが、最初に行われたのは1836年だから、いまから約170年前から続いていることになる。
そうそう、子供の頃、親父に連れられて出掛けた映画館で観た世界のニュースの中に、このレースの映像があったのだ。それは衝撃的なものだった。何十頭もの障害馬が一斉にスタートし、途中で何頭もの落馬があり、競馬場とは言っても、まるでクロスカントリー競技に等しいコース形態の中を延々と競っていく。迫力、緊迫感、そしてやがて訪れる至福の勝利シーン。それは、「よくもこんな過酷なレース」を人馬一体となってこなせるものだという驚き、そして、その凄さに粛然としてしまったのを覚えている。しかし、その粛然とした、あの高貴な気分にさせられる「何か」が、日本のレースを観ていても感じられなかったのだ。
兎に角、これは競馬レース全般を見渡しても、す・ご・い、です! という訳で、YuTubeへリンクを張ることにしました。兎に角、10分以上かかるレースの中に、様々なドラマが凝縮しており、見応え500パーセント! 2008年の勝ち馬は「Comply or Die」。訳すると、「服従するか死か」という、まさにこのレース向きの名前を持った馬が勝ち残っている。私は、子供の頃、このレースの中に、ヨーロッパ、いやイギリスが持つある種の精神性に撃たれてしまったのだ。
2008 Grand National
この話を行きつけの喫茶店のフロア係にしたところ、彼女はカードを作らないそうだ。何故なら、免許証がその代わりになると言う話があり、免許証をかざせば買えるのならば無理してTaspoカードを創るまでもないと考えているらしい。ごもっともも! しかし、その際に出た笑い話とも、ブラックジョークとも言える話題が、個人情報の取り扱いについての仮想的笑い話だ。
免許証にしろ、Taspoカードしろ、カードをかざせば、個人情報が抜き取られ、しかもそれがオンライン化されていたとしたら、瞬時にその個人の居所や購入アイテムが集計されてしまう。さらに、なんらかの追跡が必要となれば、データを辿って、その個人の行動範囲を知ることが出来る訳だ。で、笑い話であるが、Aコンビニの自販機で1個購入、夕方はスーパーの自販機で2個購入、そして4時間後、なんとラブホの自販機で銘柄違いを1個購入なんてことが、知れてしまう! 嫌だね! というお話。
話はガラリと変わって、もうお気づきの方も多いとは思いますが、昨年の秋頃から、競馬に興味を持ち始めている。大きなグレート・レース(G1)の中継は欠かさず堪能している。中学、高校と乗馬をしていたので、馬に対する懐かしさがあるのは事実だが、G1中継を観ていて、言葉で説明できない「何か」を求めていたのだ。その何かに、ついに行き当たってしまった。
アメリカのサラブレッド関係、競馬関連サイトを丹念に観て歩いたのだが、ついに、「これだぁー!」というレースに行き着いた。それは、イギリスのエイントリー競馬場で行われるグランドナショナルだったのだ。走破する距離は4マイルと4ハロン(約7242メートル)。全部で30の障害を飛越していくサバイバル・レース。ハンディ戦で、トップ・ハンディは75キロ以上を背負う、まさにタフの中のタフしか生き残れないレース。イギリスで最も馬券が売れるレースと言われている。歴史を調べてみたが、最初に行われたのは1836年だから、いまから約170年前から続いていることになる。
そうそう、子供の頃、親父に連れられて出掛けた映画館で観た世界のニュースの中に、このレースの映像があったのだ。それは衝撃的なものだった。何十頭もの障害馬が一斉にスタートし、途中で何頭もの落馬があり、競馬場とは言っても、まるでクロスカントリー競技に等しいコース形態の中を延々と競っていく。迫力、緊迫感、そしてやがて訪れる至福の勝利シーン。それは、「よくもこんな過酷なレース」を人馬一体となってこなせるものだという驚き、そして、その凄さに粛然としてしまったのを覚えている。しかし、その粛然とした、あの高貴な気分にさせられる「何か」が、日本のレースを観ていても感じられなかったのだ。
兎に角、これは競馬レース全般を見渡しても、す・ご・い、です! という訳で、YuTubeへリンクを張ることにしました。兎に角、10分以上かかるレースの中に、様々なドラマが凝縮しており、見応え500パーセント! 2008年の勝ち馬は「Comply or Die」。訳すると、「服従するか死か」という、まさにこのレース向きの名前を持った馬が勝ち残っている。私は、子供の頃、このレースの中に、ヨーロッパ、いやイギリスが持つある種の精神性に撃たれてしまったのだ。
2008 Grand National