日曜日, 4月 27, 2008

.macについて バックアップについての時流

グーグルが創り出した新しいネット・インフラの使い方に、自分のパソコンを単なるターミナルとしての単機能型の道具にしてしまい、データや生産に必要なアプリは、みんなが使うサーバーにあって、利用者は誰でもそれを自由に、無料で使えるようにするという思想がある。
 マックで言うと、.macがその役割を担っている。アドレス帳のデータ、各種セキュリティ関連のデータ(キーチェーン)など、何台かの自分が使うパソコンのデータを.macに集約させようとしている。それで困ったことが生じた。メール・アプリを更新したところ、.mac置いていた古いアドレス帳と同期されてしまったのだ。この半年に更新したアドレス・データが半年前のデータとすり替わってしまった。
 幸い、MSのEntrougeをバックアップ用のメーラーとして併用していたから、過去のやり取りが残っており、ここからこの半年のアドレス・データを抽出できたので被害は最小に収まっているが、サーバーに何でもかんでも頼り切るのは考え物だ。自分自身のデータ・バックアップ・システムを構築するべき時期に来ている。しかし、そのように発想すると、世の中上手くできているモノで、マックは小型の個人用サーバー・システムのような同期システムを提供し始めている。
 パソコン付随のハード・デスクへデータを溜め込みする時代はそろそろ姿を消し、最小のメモリーで日々の仕事をこなし、その結果は則自己サーバーにて一括管理する、そのような使い方が進もうとしている。ハードデスクを持たないパソコン時代の到来か!?

金曜日, 4月 25, 2008

マグナムの写真家たち セミナーの課題

四日市大学のメディアコミュニケーション学科のセミナーは2年次から始まる。1年生の後記にはセミナーへの導入のための講座がシリーズで開講され、11月頃から各セミナー担当教員との面談が始まり、12月中旬には2年次の配属先が決定する。活動の早いセミナーでは、その年の年末から実質的な活動が始まり、先輩たちに混じって、イベント制作の手伝いををしたり、2年次からフルに活用するパソコンのアプリをひととおり自習しておくなど、前倒しで実質的な教育が始まるようになっている。電子出版セミナーでは、1月、2月の約2ヶ月間をイラストレーターとフォトショップの練習期間に当てており、4月からは、則アプリを応用したグラフィック作品の課題が出される。この10年間、この体制は見事に続いており、今年度も新学期からスムーズにセミナーは始まっている。
 しかし、今年で11年目を迎えたセミナーに新しい、あるいは、さらに深い取り組みをさせたいと考えており、新機軸をぶつけている。それは、写真に対する理解や感性を徹底的に充実させようとする目論見で、世界一の写真家集団マグナムのサイトを徹底的に観察し、考えさせる課題をシリーズでぶつけている。きら星のごとくその名を世にはせた写真家たち、例えば、アンリ・カルティエ・ブレソンやロバートとコーネルのキャッパ兄弟やルネ・ブリ、バート・グリンといった面々の偉大な作品群を縦横に観察しつつ、作品の構成を言葉で説明出来るようにするための課題や、4,5点の写真を並べて、フォトエッセーを書かせてみたり、何故、その写真を選んだのかを口頭でプレゼンさせたりといった訓練を始めている。
 そういう訳で、私も再度、徹底的にマグナムの写真を見続けていた。そして、この歳になるまで気がつかなかった事実にも巡り会った。それは、フランスの画家マティスの晩年の肖像写真についてのことだ。白いインコとおぼしき3羽の鳥が手前の鳥かごの上に乗っており、左側には深々と腰掛けたマティスが、左手で1羽の白いインコを掴み、右手でその鳥のスケッチをしている写真である。マティスの晩年の肖像写真として、あまりにも有名な写真だが、その撮影者がアンリ・カルティエ・ブレソンだとは、今の今まで気がつかなかった。いや、過去にその事実に触れたことはあっても、記憶するまでではなかったのかもしれない。
 マグナムの活動については、NHKがスペシャル番組を創るくらいに、現代においては注目すべき価値があるように感じている。テレビや動く映像、つまり動画文化にどっぷりひたりきっているネット世代にとって、ある一瞬を切り取り、その一瞬が持つ感性と社会的な意味を永遠に固定する表現領域への見直しが必要な、そのようなメディア環境時代だと思っている。
 Magnum Photos

木曜日, 4月 24, 2008

夏日から春の小雨 ゴミの一括だしに思う

一昨日、昨日と、東海地方は25度Cを越す夏日だった。来週から始まるゴールデンウィークは、例年になく暑い日が続きそうで、行楽客には嬉しいお休みとなりそうだ。しかし、昨晩福井に帰ると、シトシト春雨が降り出し、温度は一気に下がってきた。4月になり使用を控えていた足温器のスイッチを右足で蹴り入れ、暖を取っている。
 分別ゴミの問題だが、東京では高温処理施設の可動により、分別による手間や軽費の分散化を食い止める施策から、分別出しではなく、一括出しに変更される地域が増えているという。福井は生真面目性格県だからか、いまだ分別だしだが、一括だしになってくれた方が、手間や気遣いがなくなって、よりゴミを捨てようとという気持ちになりそうだ。はやく福井も一括だしになってもらいたいものだ。
 環境問題も、いまや攻めの時代だ。環境汚染の被害を訴えるより、良き解決策をいち早く打ち出してアピールし、即行で実施していく時代である。企業文化も、自社製品に欠陥があった場合、いち早くディスクローズして世間に注意を促し、リコールによる製品払い戻しや、完全商品との取り替えに果敢に取り組む企業を好意的に見る雰囲気が広がっている。松下の温風暖房機のリコール戦略など、成功例も見受けられる。
 つまり、下手に隠すのではなく、非をいち早く認めて対応策を真剣かつ早急に対応する企業姿勢が、現在では主流になりつつあるのだ。この変化を世の為政者たちは、いかように認識しているのか、非常に興味のあるテーマだ。

日曜日, 4月 20, 2008

五月晴れの日曜日 皐月賞反省記

先日ご紹介したSkinsの整体効果を持つインナーについて。これは効果があります。2日目にして手放せなくなり、3日目にして、肩のこりが著しく軽減されてきたことを体感している。首筋をぐるぐる回し、左右に振ってもポキポキ音がしないほど凝り固まった肩から首筋にかけての筋肉がほぐれてきているのだ。もう、ビックリでR! 金銭の余裕を創って、いやいや、無理してでももう一枚入手しなくてはならないと考えている。それだけではない。お腹のみぞうち当たりが凹んできたような……?? ダイエット効果もあるのかしら?
 今日は競馬の皐月賞があった。昨年の秋口からG1だけは、テレビ中継を逃さないようにしている。先日来の雨模様で、中山競馬場の芝がより一層美しく青々としたグリーンをたたえていたが、走る馬にとっては、重馬場の荒れた走路に騎乗戦略を悩ませる結果となったようだ。勝ったのはキャプテントゥーレ、川田将雅騎手。親父さんも調教師をしている。勝因について解説者は、他の騎手が展開を考えて序盤の入りを慎重に行ったのに対して、彼とトーレは最初からハナ(先頭)を奪いに積極的に出ていき、そのまま逃げ勝った。一度もハナを奪われなくして勝利したG1は近年まれに見る好騎乗だったと言っていた。
 G1の場合、私は自分の勘を頼りに、三連単を組んでいる。1週間前から各スポーツ紙をあさり、出走馬の動向をチェックし、TM(トラックマン)たちの感想や、怪しげな疑り、あるいは突拍子もない解説にニヤニヤしながら予習をする。週半ばには枠順馬番が決定し、馬券に必要な馬、勝利の確率の高い馬、いらない馬を選び出す作業をする。このプロセスは、配当に繋がるか繋がらないかの大事なプロセスだが、実は未知の勝負に対する推理を働かせる行為であり、この推理がなかなか面白く、楽しい。
 皆さんもご存じのように、競馬新聞というのは、過去のレース状況を克明に記載してあり、何走をも前からの成績や走破時計を知ることが出来る。調教のプロセスも逐次時計となって教えてくれる。そのデータを元に、信用できそうなTMの解説記事、予測記事を参照しながら、自説を導き出すのだが、このプロセスが科学実験の仮説造りに似ていて、たまらないのだ。私の場合、前日深夜頃に固まったプランが良いようだ。ところが、翌日の午前中には読まなくてもよいスポーツ紙に目を通してしまい、またまた、新しい馬券を創ってしまうのである。そして、これが外れるのだ。
 今回は、ここにその惨敗のプロセスを記録して、後々の戒めとしたい。
 前夜の馬券:9=6>1,2,3,10,14,17,18(三連単2頭軸マルチで42点買い)
 本日の馬券:1=17>2,3,6,9,10,14,18(三連単2頭軸マルチで42点買い)
 そして、結果は、6→1→9だった。前日に作成した買い目でやっていれば、8万なにがしの配当にありつけたかと思うと、悔しくなる。情けない。この状況が昨年末の有馬記念から続いている。先週の桜花賞でも同じだった。我が前日深夜馬券は700万馬券をかすっていた。18番を入れておけばパーフェクトだったのに。もう一歩だったのに。
 同じアドレナリン分泌でも、勝ったときと負けたときでは、体内循環の経路が違うらしく、「悔しさアドレナリン」はしばらくするとお金を失うという恐怖感となり、次のG1まで体内に深く残留する。この繰り返しを絶つには勝しかないのか。あるいは、やめるしかないのかもしれないが、世の多くに人々は、再度挑戦の道を選ぶようだ。だから競馬はすたれない。
 それにしても今年の皐月賞を制した川田騎手の思い切りの良い先行策は清々しかった。他の有力騎手たちがこぞって慎重策に出たのに対し、自分の馬を信じ、回りに振り回されることなく我が道を選択した信念に、敬意を払いたい。さて、いつツケを払えるのであろうか? あぁー。

金曜日, 4月 18, 2008

エコライフは安心感のある食事から

今週から大学の授業が本格的に始まり、バタバタした日々が戻ってきた。水曜日の午後まで大学で過ごし、夕方から深夜に駆けて福井に戻り、木金土日と福井で次週の準備、授業の資料造りをしている。もっとも、パワーポイント全盛時代なので、すでに講義の核となるコンテンツはデータ化されており、今年度向けに微調整ですむのだが、あれこれ調整していると、ついつい授業の内容が膨らんでしまい、前年度のプレゼン枚数から増えてしまう。最近の傾向としては、かみ砕いた表現、レベルを下げた表現に作り替える必要に迫られており、どうしたものかと悩むところ大。今回は、神社の鳥居に飾られているしめ縄の起源についてのプレゼンを加えてしまった。
 茨城の友人から「着ているだけで整体を受けたのと同じ効果が得られる魔法のインナーがある。是非、あなたも取り寄せて試してご覧なさい」と熱心に勧められ、教えられたアドレスを頼りにネットで注文してから4日目、そのインナーはオーストラリアからフェデックス(FedEx)で届いた。さっそくTシャツタイプのインナーを装着してみたところ、何か良いのだ。なんでもアスリートの体調管理用に開発されているインナーなのだが、私のような歳のものにも効果があり、友人は手放せないそうだ。2日目であるが、確かに肩のこりが軽減してきた感じがして、少々ビックリ! 少々お値段ははるが、数回整体やマッサージに通う手間と経費を考えたら、こちらに軍配が上がりそうだ。ちょいと、填りそうな雰囲気になってきた。興味のある方は、以下のアドレスから試してみては!!
 Skins.net
 大学のある四日市にいるときはすべて外食となる。すると途端に便秘気味になり、浮腫んでくる。ストレス性コレステロール値の上昇感を体感する。だから、福井にいるときはその反動を修正するべく、小食となり、野菜と雑穀米中心のメニューとなる。伝統的な和食を維持している限り大丈夫だという安心感がある。雑穀米は、かめばかむほど味が出てきて、最近は普通の白米ごまん以上に美味しく感じるから不思議だ。美味しさと安心感。これが有るからこそ、福井に戻ってくるのだろう。

木曜日, 4月 03, 2008

これは重宝! マスター流豆板醤ソース焼き

今日は、2ヶ月ぶりにやずやの発芽12雑穀入りのごはんを創った。やはり身体によいものを調理して食すると、気分が違うのだ。副食は、大野の水菜と薄揚げの炊き合わせに豚肉ロースのスライスをショウガ焼きならぬ、豆板醤ソース焼きを創った。さらに、豆板醤ソース焼きの突き合わせには、レタスと刻みキャベツ、トマトのサラダ。
 この豆板醤ソース、実に重宝している。私の場合、オイスター・ソース2、豆板醤ソース1、日本酒1、ミリン1の割合で合わせ調味料を創っておき、薄くサラダ油を引いたプライパンにショウガ焼き用に売られている豚ロース肉をおき、火が通った段階でかの合わせ調味料をかけて馴染ませ、少々焼き付くくらいに火を通して出来上がり。これが、実に美味。
 先月の健康診断で、コレステロール値の改善が観られたとの所見があってからというもの、少々お肉も良いだろうと、このところ1週間に1回は豚肉料理の日を創っている。肩ロースの固まりを春タマネギ、ニンジン、セロリなどと一緒にコンソメスープで蒸し煮したものや、今日紹介する豆板醤ソース焼きなど、ちょっと調理に凝れば、至福の味が楽しめる。
 さて、来週から授業開始。今日から授業の準備に入っている。メディアコミュニケーション学科の環境情報学概論は、この3年間私がプログラムを作成しているが、実質的にはメディアコミュニケーション学科概論となってきた。今年度も学科の先生方の協力と理解の元に、知恵と体力を振り絞って、ヤ・ル・ゾォ!

   アマゾン・プライムのラインアップ構成、なかなか気が利いていると思います。このお盆の時期、見放題のラインアップに、「戦争と人間=3部作品」や「永遠の0」が出てきていましたが、それよりも良かったと思ったのは、「空人」です。エンターテイメント性は希薄ですが、これぞ名画といった作品...